SPDペダル初心者が500kmを走ってきた。改めて感じた3点のメリットと立ちゴケ対処方法

先日、慣れないビンディングペダルで日本横断&佐渡島を走ってきたにしきです!

4泊5日の旅で走行距離はトータル498.35kmでした。

今回は、ビンディングペダル初心者が何日もかけて長距離を走ったときの感想や注意点などをお話したいと思います。

クロスバイクにビンディングペダルを付けてみたい!という人の参考になれば幸いです。

改めて感じたメリット・デメリット

ビンディングペダルを取り付けて、約30km走ったときの感想をおさらいしてみます。

・劇的な変化は感じなかった。

・スピードは1~2km速くなったかな?

・足はむしろ疲れた。

・ビンディング着脱の緊張。

・立ちゴケによる怪我や自転車故障のリスクが増えた。

・クロスバイクが気軽なものではなくなってしまった感じ。

このように、メリットを感じるどころか、デメリットが増えたような印象さえ受けました。

ちょうど日本横断をする直前に取り付けたので、「この慣れないペダルで長距離を走るのか!?」と不安や後悔を感じたものです。

それでも計画通り旅立つしかない!…ということで、日本横断&佐渡島を走ってきましたが、トータルで500km近く走ったとき、ビンディングペダルはどうだったのか?

改めて感じたメリットとデメリットを洗い出してみます。

~メリット~

はっきり言って、メリット感じまくりです!

ビンディングペダルにしていなかったら、日本横断も途中でリタイアしていたかもしれません。それほど、ロングライドをサポートしてくれました。

①足への負担や疲労感の軽減

これまでの経験上、通常のペダルで100kmを越えて走り続けると膝やアキレス腱が痛みはじめてきます。そして、無理をすれば翌日にも痛みが残るほどのダメージを受けていました。

しかし、ビンディングペダルでは足への痛みを感じることなく、約500kmを走ることができました。もちろん、多少の筋肉痛にはなりましたが、翌日のライドに大きな影響を受けるほどではありません。

走っていて、「そういえば、足が痛くないぞ?」と気付いたときは、こんなにも違うものなのか!と衝撃的でした。

②ヒルクライムが楽になる

ビンディングペダルにすることで、使える筋肉が増えます。具体的にどの筋肉と言われると専門知識がないもので答えられないのですが、とにかく増えます!

そのため、坂を走っているときに足が疲れたら、意識して疲労していない筋肉を使うように走ることができるのです。

わかりやすく言うと、ペダルを踏みこむように回す漕ぎ方で疲れたら、ペダルを引き戻るように回す漕ぎ方にシフトする…といった感じです。

完全に独学ですが、初心者でも多少はヒルクライムが楽に走れるようになりました。

③ペダルから足がずり落ちる心配がない

日本横断ライドの初日は豪雨だったので、これが地味にメリットでした。

ペダルと足が固定されているので、雨で滑ってペダルから足を踏み外す心配もなく、ペダルを回すことに集中できます。

もちろん、立ちゴケのリスクと諸刃の剣ですが、慣れてしまうとすごく楽でした。

~デメリット~

①ビンディング着脱の緊張

30km走ったときから比べたらだいぶ慣れましたが、まだまだ緊張します。

信号機の多い道路では、頻繁に着脱をしなければいけないので結構な手間になります。

②立ちゴケによる怪我や自転車故障のリスク

30km走る中で1回、500km走る中で4回の立ちゴケをしました。怪我は軽い打撲とすり傷、自転車の故障は幸いなことにありませんでした。

もっと大きな怪我になったり、自転車が壊れてしまう可能性もあったので本当に運がよかったと思っています。

慣れてくれば、これらのデメリットも”デメリット”として感じなくなるでしょう。

でも、ビンディングペダルでスポーツ自転車を安全に楽しむのであれば、デメリットとして感じなくなったとしても、”特性”として頭に入れておかなければいけないと思います。

人間、慣れて油断しているときが1番危ないものです(´・∀・`)

30km走った時点で感じていた、『クロスバイクが気軽なものではなくなってしまった』という不安感は、いい意味で消え去りました。

むしろ、「もっと遠くまで走れるようになった!」という喜びの方が勝っています。

ビンディングペダルの神髄『引き足』とは?

ビンディングペダルのメリットの大半は、ペダルと足を固定することで使えるようになる『引き足』によるものです。

では、引き足とは?

以前、『引き足とはペダルを引っ張る力のこと。ビンディングペダルでは、踏み込むときだけではなく、ペダルを引き上げる力も推進力として使えるようになります』と説明しました。

しかし、これ、間違ってはいないと思うのですが、正確でもないと思うようになりました。

500km近く走って感じたことは、推進力になるほど力を入れてペダルを引き上げるのは疲れて長続きしないということ。

ペダルを回しにくいったらありゃしませんでした。

そして、いろいろ調べた結果、『太ももを上げるようにペダルを回す』という方法がとてもしっくりきて、よかったです。

踏み込んで、引き上げる!というペダリングではなく、太ももを高く上げるように意識してペダルをクルクル回すイメージ。

日本横断ライドでも足の負担がかなり軽減されたので、一定の効果は見込めると思います。

調べた中では、『ペダルを時計に見立てて、11時から2時までは踏み足を意識して、引き足は5時から8時まで』というような説明もありましたが、自分は走っている最中に意識できませんでした。

太ももを高く上げる!これだけ。うん、シンプルでいいじゃないですか(人゚∀゚*)

ビンディングペダルのペダリングについては、これからも発見があるたびに報告させてもらいますね!

にしきの立ちゴケ歴史と回避方法

さて、次はビンディングペダルとは切っても切れない関係にある『立ちゴケ』のお話をしましょう。

まずは、僕がしてしまった通算5回の立ちゴケを振り返ってみます。

<1回目>

交差点を左折しようとする車があったので、左折を待ってから直進しようとスピードを落とそうとしていました。

しかし、予想以上に車が左折するスピードが遅く、急ブレーキをかけてスピードを落とす形になってしまいました。

咄嗟に右足を地面に着けてバランスを取ろうとした瞬間、「そうだ!ビンディングペダルだった!」と思い出しましたが、時すでに遅し。

ペダルに固定されている足はもちろん出ずに、そのまま立ちゴケ。

<2回目>

葛西臨海公園にて、園内マップを見ているときに横着して右足のビンディングを外していませんでした。

ルート確認後、180度方向転換しようとしたら、バランスを崩して右側からバタンです。

<3回目>

周囲を眺めながら走っていたら、柵で道幅が狭くなっていることに気づきませんでした。

器用な人なら自転車に乗ったまま通過できそうなくらいの微妙な幅だったので、走り抜けてやる!と1度は思ったんですが直前でビビり、思わず急ブレーキ!そのまま立ちゴケです。

<4回目>

信号待ちで車が渋滞していたので、左足のビンディングを外して着地。

右足のビンディングを外そうとしたときに、前方の様子を見たくて、左足で地面を蹴り少し進もうとした瞬間、バランスを崩し転倒。

<5回目>

写真を撮るために止まろうとして、ビンディングを外そうとしたらヒルクライムの疲労のせいでうまく外せず、もたもたしていたら速度が0に…。そのまま、右側からバタンです。

過去のブログ記事からそのまま引っ張ってきただけで申し訳ないのですが、これがにしきの立ちゴケの歴史です。

これを見て、「やっぱりビンディングペダルって危ないんだ…」と感じた人も少なからずいると思いますが、ちょっと待ってください!

僕も伊達に5回もコケていませんよ!ここで、立ちゴケする可能性を大幅に減らす回避方法をお話したいと思います!

まず、僕がこの5回の立ちゴケを振り返ってみたときに、コケた原因が2つあることに気づきました。

①スピードが0だった。(または、0に限りなく近い徐行だった)

②両足のビンディングを外していなかった。(片方のビンディングを付けたままにしていた)

なにを当たり前のことを言っているんだ?と思うかもしれませんが、立ちゴケの原因はいたって単純なんです。

そして、これらを分析して導き出した回避方法が、『スピードを落としはじめたら両足のビンディングを外す』です!

大層な前振りをしたわりには、またまた当たり前で単純なことを言っているのですが、これって結構怠けてしまう部分だと思うんですねよ。

赤信号が見えて、スピードを落としはじめたらその時点で両足のビンディングを外す。

信号待ちなんか、左足だけ外して縁石に足をのせて待機しているのが楽じゃないですか?でも、それをしない。スピードが0のときは、徹底して両足のビンディングを外しておく。

スタートするときも同じです。

最初のひと漕ぎでビンディングを付けようとせず、ある程度スピードが出てから片足ずつ付けます。ビンディング着脱に慣れないうちは、それでも十分だと思います。

この部分を横着しないで愚直に取り組んでいけば、立ちゴケの可能性は大幅に減ると思います。事実、僕も意識しはじめてから立ちゴケは1度もありません。

ただし、道路を走っていると咄嗟に急ブレーキをせざるを得ないケースも多々あります。ビンディングを外す間もなく、一瞬でスピードが0に!

こういう場合はどうすればいいのか?立ちゴケするしかないのか?

ご安心ください。自分も何度か経験がありますが、ビンディングの着脱自体に慣れてくると、咄嗟にスピードが0になったときでも、ササっと外せるようになります。

コツとしては、急ブレーキに動揺せず、落ち着いてバランスをとりながら外すことです。

落ち着いてさえいれば、スピードが0でも倒れないようにバランスをとって、ビンディングを外す時間くらいは稼げますからね。

SPDビンディングシューズの履き&歩き心地

最後に、SPDビンディングシューズの履き心地、そして歩き心地をお話します。

シマノ CT5

これですね。僕が購入したのは『シマノ SHーCT5』というシューズです。

シマノ CT5の靴底

靴底にはビンディングペダルにはめ込むクリートという金属が付いています。

見た目は普通のスニーカーですが、履いた感じはどうか?はい、完全に履きやすい普通のスニーカーでございます。

サイズを間違えなければ、足にフィットする作りになっているので違和感なし。

ただし、長時間乗っていると靴紐が少し緩んできてしまうかな?という印象です。自分はあまり気にしませんが、タイトでカチっとした履き心地が好みの人は向かないかも。

でも、まったりしたロングライドでは、そんなにキツキツに履く必要もないと思います。

歩き心地はどうでしょう?最初の印象は『思ったより歩きにくい』でした。

靴底のクリートがヘコんでいるところに付いているので、そこまで地面と干渉しないだろうと考えていましたが、ガリガリ干渉します。

そりゃそうですよね。地面は常にフラットとは限らないし、砂利や石もあります。歩くときはクリートをガリガリいわせながら歩くようなイメージです。

まぁ、これも慣れです!そういうもんだと思えば、気にならなくなります。

僕は、このSPDビンディングシューズで峠を20km以上歩いた経験がありますが、ソール(靴底)が固くてしっかりしているので、足裏が痛くなるようなことはありませんでした(そのときの話はまた後日ブログ記事でお話しますね)。

ただし、気を付けなければいけないのは、クリートが干渉しているということは地面にもダメージを与えているということ!

傷つけてはいけない床や地面を傷つけてしまった!ということがないように、意識したい部分ですね。

自分はそういうときのために、軽量の折り畳みシューズを買ってリュックに入れておこうかなと考えています。

総合的に見て、SPDビンディングシューズは履きやすく、歩きやすいものだと思って間違いありません。観光もバリバリできます!

これから購入を検討している人の参考になればと思います。

おわりに

いかがだったでしょうか?

クロスバイクにビンディングペダルを取り付けたいという人の役に立つ内容になっていれば嬉しいです(d゚ω゚d)

ビンディングペダルを取り付ける前から巡航速度はあまり意識していなかったので、速度が上がったか?と聞かれると回答が難しい。

多分1~2kmは速くなっていると思うのですが、どうにもはっきりしません。

それよりも、やはりビンディングペダルはロングライドで力を発揮すると思っています。

個人的には、「1日に150km走りたい!3日間かけて300km以上走破したい!…だけど、途中で足が痛くなっちゃうんだよね」というような悩みを持っている人にオススメです。

足に負担がかからずに遠くまで走れるということは、さらに世界が広がるということ。

確かに、ビンディング着脱の手間や立ちゴケの恐怖はありますが、それを跳ねのけてチャレンジしてみる価値はあると思いました。

取り付けを検討している人は、安全第一を徹底してくださいね。怪我してしまったら、せっかくの楽しいサイクリングも台無しです。

また、ビンディングペダルについて何かあればこのブログで取り上げたいと思います。

それでは!

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