関東最東端の銚子市まで走ってきました(その1)【茨城県取手市⇒千葉県銚子市】

利根川サイクリングロードから見る茨城県神栖市の空 自転車ライド

茨城県つくば市から水戸市までサイクリングをした友人と、またまたクロスバイクで自転車旅に出かけることにしました。

今回の目的地は、関東最東端である千葉県銚子市の『犬吠埼』です。

 

調子に乗って、これまでの最長走行距離を大きく上回るライド計画を立ててしまいましたが、果たして無事に着くのだろうか?

男ふたりと自転車2台、冒険がはじまる!

 

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片道90kmの旅に出発

関東の最東端に行こう!

という目的は後付けで、本当の理由は”サイクリングロードを走ってみたい”というものでした。

 

これまでは市街地を走ったり、荒れた道を走ったりしていたので、自転車のために整備された道というものをほとんど走ったことがありませんでした。

そこで今回は、茨城県取手市を出発して『利根川サイクリングロード』を走ります。利根川沿いをひたすら進めば千葉県銚子市にたどり着くはずなので、そこで一泊するという計画です。

 

取手市から銚子市までの距離を調べてみると、なんと約90kmでした。

これまでの最長走行距離は、前回の『茨城県つくば市~水戸市ライド』の片道70kmなので、今回のライドでは約20kmも記録を更新することになります。

片道50kmの自転車旅!クロスバイクではじめての一泊旅行(その1)【茨城県つくば市⇒水戸市】
クロスバイクではじめての自転車旅に出かけました。茨城県つくば市から水戸市までの片道50kmのサイクリングです。自由気ままに走っていると、坂道、あぜ道、砂利道、いろいろな道走ることになりもはや冒険でした。

 

これ、完走できるのか?

不安が頭をよぎりますが、前回の坂道、砂利道、あぜ道、なんでもござれの冒険ライドとは違い、整備されたサイクリングロードを走るのみ。

道に迷う心配もないので、むしろ楽に走れるのでは?出発する前は、そんな風に考えていました。

 

そして、迎える当日。

友人との待ち合わせは取手駅です。コインパーキングに車を止めて、荷台からクロスバイクを引っ張り出します。今日もよろしく頼む!

談笑もそこそこに、13時に取手駅を出発します。

本当は余裕をもって11時には出発しようという計画だったのですが、諸事情により出発する時間が遅くなってしまいました。順調に走っても6時間かかる道のりなので、このタイムロスは痛い。

 

今回もスマートフォンの地図アプリには頼らないで目的地をめざします。

自分たちに厳しい冒険ライドですが、利根川にさえたどり着けば、あとは川沿いのサイクリングロードを爆走するだけなので気持ちは楽です。

利根川はこっちかな?

なんとなくの方向感覚を頼りに10分くらい走っていると、無事に利根川サイクリングロードに合流することができました。

 

道がデコボコしていないので、クロスバイクから伝わる衝撃が少なく体に優しい。

信号がないので、止まることなく一定のスピードを維持できるのも嬉しい。気分よく走っているときの赤信号によるストップ&ゴーって結構ストレスですからね。

 

ほとんど初となるサイクリングロード、めちゃくちゃ快適じゃないですか!

雄大に流れる利根川はとても美しく、のどかな自然の景色で癒されながら走ることができます。

 

6時間かかる道のりですが、「もっと早く着きそうだな!」というなんの根拠もない自信が湧き上がってきました。

利根川サイクリングロードを走るROMA3

利根川と記念撮影。

サイクリングロードというくらいですし、スポーツ自転車がたくさん走っているイメージでしたが全然見かけませんでした。

少し寂しいですが、悠々とサイクリングを楽しむことができますね。

 

きれいな景色も見飽きます

利根川サイクリングロードを走りはじめて1時間が経過したところで、ある異変に気づきました。

周囲の景色が・・・変わらない!?

右側に流れるのは我らが利根川。そして左側には茨城県の美しき田んぼ。その景色が延々と続き、走っても走っても変わることがありません。

なんと変化に乏しい道のりなんだ!

利根川サイクリングロード

感動していた景色も見慣れてしまうと退屈なものですね。

 

同じような場所を2時間も走っていると、小さな出来事でも敏感に反応するようになります。

田んぼの中に建っている大きなお家、おもしろい名前の会社、レンコン農家の方々、釣り人、空を飛んでいる飛行機。

河川敷に放牧されている牛、休憩所のトイレの屋根に巣を作っているツバメ。

 

なんてことのない光景ですが、自転車に乗りながらだと妙に目にとまる。普段は見逃してしまうようなことに気付きを与えてくれる。

これも”サイクリングの魅力”ではないでしょうか?

 

極めつけは、休憩で川のほとりを歩いているときに発見した白骨化したお魚さん

目の端に映り、「なんだろう?」と凝視してみると、標本のようにきれいな状態の”魚の骸骨”があり、とても驚きました。

ジャンプして岸に乗り上げたのか、釣り上げられて放置されたのか。とにかく、同じ景色ばかりで退屈していたところに最高の刺激を与えてくれました。

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自転車の宿敵…その名は”風”

代り映えしない景色、その中で微妙な変化を感じながらペダルを回していると、サイクリングにおける最大の敵が忍び寄ってきました。

そいつの名は”向かい風”です!

 

遮蔽物のないサイクリングロードなので風が強いのは仕方ないのですが、向かい風になるとこんなにもペダルが重くなるんですね。

前に進まない!ペダルを回すのがしんどい!

スピードの出るスポーツ自転車は、風の影響を強く受ける乗り物です。話には聞いていましたが、身をもって体験しました。

 

向かい風が強すぎて、時速12~13kmくらいでしか進めません。

少しでも風の影響を受けないようにと体勢を低くしてみましたが、多少は楽になったかな?程度で劇的な効果はありません。

 

休憩で停車しているときはほとんど風を感じないのに、走りはじめると風が強く吹く。

これが空気抵抗というやつか!?そんなに早く走っているつもりはないですが、そういうことにしておきましょう。

風さん、たまには後ろから吹いておくれ。

 

素敵な景色に出会えました

向かい風に四苦八苦しながら、ペダルを必死に回します。

時計に目をやると、あっという間に5時間が経過していました。どうりで疲れているはずだ。

 

出発してから約65km地点、茨城県神栖市でとてもいい景色に出会うことができました。

利根川サイクリングロードから見る茨城県神栖市の空

落ちてきそうな空。わずかの残る空の青色、夕日の赤と地平線のコントラストが美しい。

 

銚子市まで残り25kmくらい・・・かな?

日が落ちる前になんとか今日の宿までたどり着きたいところ。夜に外灯の少ないサイクリングロードを走るのは危険すぎます。

関東最東端をめざす自転車旅。ここからが正念場です!

 

~次回のライドはこちら~

関東最東端の銚子市まで走ってきました(その2)【茨城県取手市⇒千葉県銚子市】
疲労困憊、体中が痛くなりながらも銚子市をめざして走けます。補給食がなくなり、喉がカラカラになったところでついに目的地にたどり着きました!そして翌日、茨城県取手市に向けて91km目を踏み出します。関東最東端への旅、完結。

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