日光東照宮まで130kmのサイクリング!注意点や体への影響をリポート【栃木県日光市】

栃木県日光市の霧降大橋とロードバイク 自転車ライド

2019年3月某日。

早いもので、ロードバイクを購入してから約4か月が経ちました。

そろそろ、ロードバイクで100km超えのロングライドに挑戦するか!

いろいろと考えた結果、自宅がある千葉県から『栃木県日光市』まで、約130kmを走ることにしました!

 

今回は僕が体験したロングライドの雰囲気や注意点を、なるべく身近に感じてもらえるような記事を書いてみました。

長距離を走ってみたいけど、ちょっとこわい

足が痛くなりそう

走り切れるのかな?

そんな悩みをもつ僕と同じ初心者サイクリストの皆さん。この記事をとおして、一緒にロングライドに出かけましょう!

 

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目的地と持ち物

今回のロングライドの目的地は、栃木県日光市です。

元々、自称・ヒルクライマーの僕は、日光市街と中禅寺湖を結ぶ観光道路『いろは坂』を走ってみたいと思っていて、「いつかは必ず!」という想いを胸に秘めていました。

 

いい機会だから走ってみよう!……と意気込んだのですが、時期は3月。観光協会に電話してみると、道中にまだ雪が残っているとのことで、自転車で上るのは難しそうでした。

そこで、方向転換。

これまた以前から訪れてみたかった『日光東照宮』を参拝する”御朱印ライド”に決定!

 

今回のロングライドは、車で移動する友人と日光市で合流して、宿で一泊。そのまま友人の車に自転車を載せて、帰りは送ってもらうという段取りになっています。

通常であれば、東武日光駅から輪行で帰ることになっていたのかな?それはそれでおもしろいのですが、今回は友人に甘えます。

そのため、とにかく注力するのは往路の130kmのみ!

 

さて、お次は持ち物ですが、着替えやヘルメットなどの基本的なものは省略します。

・鍵
・パンク修理道具(携帯ポンプ、タイヤレバー、予備チューブ)
・アーレンキー
・輪行道具(輪行袋、エンド金具、フレームカバー、スプロケットカバー)
・モバイルバッテリー
・レインウェア
・マリンシューズ
・日焼け止めクリーム
・常備薬

こんなところかな?

 

とにかく鍵は必須。きちんと地球ロックしておかないと、おちおちコンビニやトイレにもいけませんからね。

今回は日光東照宮を参拝するので、なおさら重要となります。

 

輪行道具もあった方がいいでしょう。

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万が一のトラブルで自走できなくなってしまったら、電車などの公共交通機関を利用して帰るしかありませんからね。

そういう意味でも、ロングライドや自転車旅を楽しむ場合は必ずマスターしておきましょう!

 

~輪行についてはこちら~

クロスバイクで輪行しよう!基本と注意点について
輪行とは?自転車を分解してコンパクトにし、専用の袋に入れて公共交通機関を利用すること。輪行を覚えるとサイクリングの自由度が上がり、さらに世界が広がります!メリット・デメリット、必要なもの、手順を解説します。

 

現在地や走行ルートを調べることができるスマートフォンは、サイクリストとして……いや、現代人としての超必須アイテム。

僕は道に迷ったときにしか使わないため案外電池の持ちはいい方ですが、念のためモバイルバッテリーを持参しています。

 

天気予報を見たかぎり、雨の心配はなさそう。しかし、ウインドブレーカーと兼用しているレインウェアを防寒具として持参します。

3月はまだ寒いですからね。

それに日光東照宮の標高は約634m。あのスカイツリーとほとんど同じ高さにあるので、当然暖かくはないでしょう。健康的なライドのためにも寒さ対策は大切です。

 

SPD-SLシューズはとにかく歩きにくいので、今回のように観光がセットになっている場合は、履き替え用のシューズを持参すると快適です。

個人的におすすめなのは、軽くてかさばらないマリンシューズ。

 

とくにロングライドをするときは、日焼け止めクリームも持参しています。

太陽光を浴びるのは気持ちいいものですが、紫外線は体に悪影響があります。肌老化の原因の実に80%が紫外線とまでいわれていますからね。

 

~紫外線対策はこちら~

紫外線から体を守ろう!人体への悪影響とサイクリングの日焼け対策
紫外線とはなにか?人体にどんな影響をあたえるのか?まとめてみました。真夏のサイクリング、太陽光の降りそそぐ中を走るのはとても気持ちがいいですが、肌の老化や日焼けを防ぐためにも紫外線対策は必須です。

 

出発は6時!日光に向けてペダルをひと漕ぎ

朝5時に起床して身支度を整え、6時に家を出ます。

天気はあいにくの曇り空。しかし、天気予報を信じるなら雨は降らなそうなので一安心。

 

3月の早朝ということもあって、とにかく寒い!気温は……2℃!?

愛用している『おたふく手袋』の冬用アンダーシャツにサイクルジャージという格好ですが、これでは寒すぎる!

ここ数日間、あたたかい日が続いていたから油断していた。

 

防寒具として準備したレインウェアは、大型サドルバッグの奥の奥。

取り出すのがめんどうくさい。走っていれば体温も上昇するだろう!のん気に出発です。

 

まずは、江戸川サイクリングロードに合流し、そのまま北上。距離は少し遠くなりますが、信号もなく、安定したスピードを出せる道を走った方が快適です。

江戸川サイクリングロードの菜の花

菜の花が咲き乱れています。灰色の雲の下、あざやかな黄色が映えるね~!

 

第1のチェックポイントとして、千葉県野田市の『関宿城』をめざします。

江戸川サイクリングロードで関宿城まで走ってきました(千葉県野田市)
サイクリストでにぎわう江戸川サイクリングロードを走ってみました。目的地は北上した先にある千葉県野田市の関宿城。なにやら博物館もあるようなので見学してみよう。ここで知ることになる”利根川治水の歴史”はとても驚きでした!

過去に走ったことがある道のりなので、すいすい進む。気持ちがいい。

 

関宿城まで続く江戸川サイクリングロードですが、1か所だけぶつ切りになっているところがあるので注意が必要。

野田市方面、江戸川サイクリングロードのぶつ切りポイント

それがこちら。

完全に道が途切れています。迂回路はなし……いや、少なくとも僕には発見できなかった。どうしてこうなったんだろう?

かなり交通量が多いので車が途切れるのを気長に待ち、100%の安全を確信したときに横断!

 

約1時間30分が経ち、ようやく関宿城までやってきました。

日光市まで向かう道中の関宿城

きれいなトイレとサイクルラックがあるため、休憩場所としても重宝されています。

ロードバイク乗りの方がいましたが、お互い無言でスルー。こういうときに、「今日はどこまで走るんですか?」と気さくに話しかけたい。

でも、なんかそれができない独特の空気感ってありません?僕の性格の問題かな?

 

休憩していたら、体が冷えてきた。

ペダルをくるくる回している最中はいいのですが、止まっていると耐えがたい寒さに襲われます。横着せずにレインウェアを着ることにしよう。

 

さて、日光市まで残り約100km!

走行経験があるのはここまで。この先は、未知の道。ダジャレのようになってしまいましたが、はじめての景色に期待しながら再スタートです。

 

交通量の多い国道4号を走る

関宿城を出発して、利根川に架かる『境大橋』を渡ります。

千葉県と茨城県をつなぐ境大橋

茨城県に入ります。

橋を渡った先には『道の駅 さかい』がありました。ここの建物は蔵造り風になっていて、江戸時代の河岸周辺の風景をイメージしているのだそうです。

道の駅はロングライドや自転車旅の心強い味方!今回は寄りませんが、場所を把握できたのは大きな収穫ですね。

 

そのまま国道354号沿いのサイクリングロードを走ります。

今回のルートは、国道354号から国道4号に合流して北上。そして、事前に調べたポイントを左折して、あとは日光市までなんやかんや走る……という大雑把なものです。

ガーミンにも、あえて走行ルートは入れませんでした。制限時間があるわけでもないので、まったり走ろうかなと思います。

 

約5kmほど進むと、目の前に大きな立体道路があらわれました。おそらくこれが『国道4号』だろう。念のためGoogleマップで確認。うん、間違いなさそう。

立体交差をくぐり、右折します。よし!気合いを入れて走りますか!

栃木県日光市までの道のり、国道4号

想像以上の交通量!

大型トラックが、自分の真横をものすごいスピードで通りすぎていきます。風圧を肌で感じる。本当におっかないけど、ここを走るしかない。

 

路側帯も広く設けられていて、路面状態もそこまで悪くない。しかし、砂利や石、割れたガラスの破片、大きめの落下物があるため、気は抜けません。

レインウェアを着ていてよかった。蛍光に近い黄色なので、車からの視認性は高まるはず。

こういう道路であんまりトロトロ走っていると余計に危ない気がする。ある程度スピードを出しつつ、慎重に、集中してペダルを回します。

 

あらかじめ調べておいた、国道4号の左折ポイント。

どれだけ走っても見えてこない。あれ?目印を見落としたかな?嫌な予感がする。

Googleマップを開いて確認すると、驚愕の事実が発覚。国道4号は2本あり、今まさに走っている道路のさらに先にある国道4号が、走行ルートとして予定していたものだったです。

①国道4号のルートミス(日光市ライド)

もう少し国道354号を走り、右折して国道4号という流れを想定していました。

境大橋から国道4号の道のりを振り返ってみれば、「思ったより近かったな」と考えたんですよね。その違和感をスルーしてしあったのが敗因。

 

いや!負けたわけではない!むしろ、早く気がつけたので傷は浅い。

リカバリー余裕です。国道4号沿いにあった『カフェ・ルート66 ROY’s cafe』というアメリカンな風貌のカフェの手前に道があったので、迷わず左折。

栃木県日光市までの道のり、国道4号を逸れた道

大通りから一転して市街地を突き進みます。

 

めざすはもうひとつの国道4号!

かなり入り組んでいそうなので、こまめにGoogleマップを見ながら走ります。

 

しばらくして、どうにか4号に合流。

偶然にも、追い求めていた”当初の左折ポイント”にドンピシャでたどり着きました!

なんとかリカバリー成功してよかったです。

 

走行距離56kmで足に違和感?

左折ポイントの目印にしていたのは『セブンイレブン 野木友沼小学校前店』です。いつも間にか、栃木県に入っていました。気がつかなかった。

そして、ここで本日2回目の休憩。

 

広い駐車場の隅っこで、買ったあんパンをモグモグ。うーん、沁みるねぇ。

それにしても、いつからか『補給食=あんパン』というイメージがあるのですが、なにから影響を受けたんだろう?ついつい買ってしまう。

 

時刻は9時30分。

出発から約3時間30分が経ちました。走行距離は56km。結構走ったつもりだったけど、まだ56kmなの!?

この時点で、右足のふくらはぎにいやな違和感。これ、無理したらつるやつだ。1回でもつると回復までに相当な時間がかかるので、それだけは避けたい!

 

こういうときの対処法は、ギアは軽めに!休憩は多めに!そして、水分&塩分補給を怠らない!……ということですね。

シューズとペダルが固定されているビンディングならではですが、走りながら、時々立ち上がってふくらはぎを伸ばすようにストレッチするのも効果的。

 

そして、休憩をおえてセブンイレブンを出発。

法音寺の脇を抜けて『思川(おもいがわ)』を渡ります。そして、その思川沿いのサイクリングロードをひたすら北上します。

思川沿いのサイクリングロード

目視できませんが、前方には思川があるはず。

 

思川沿いのサイクリングロード、路面状態はさほどよくありませんが、車の心配をしなくてもいいので車道より断然走りやすい。

思川沿いのサイクリングロード

それに、「右側に川がある!」ということを意識すれば、道に迷うこともない。

しばらくは、この道を進んでいけばよさそうなので、ふくらはぎの痛みを気にしつつも快適なサイクリングを楽しみます。

 

しかし、その快適な道も長くは続かず、目の前に”まさか”の光景が広がります。

思川沿いのサイクリングロードの砂利道

出たな、砂利道!たまにあるから、油断ならないんだよな。

パンクのおそれもあるため、ロードバイクからおりて押して歩きます。SPD-SLシューズのクリートがガリガリ削れている気がする。

そんなに長くなかったのが、不幸中の幸いでした。やれやれ。

 

思川沿いを18kmくらい走ったところ。

コンビニ『ファミリーマート栃木大光寺店』があったので休憩します。

栃木県日光市までの道のり、ファミリーマート栃木大光寺店

せっかくなので、愛車を記念撮影。

写真だとわかりにくいですが、ロードバイクと柵をチェーンロックで固定しています。いわゆる『地球ロック』というもの。

盗難防止のために、自転車から離れるときは必須ですね。

 

ストレッチしながら走ったおかげで、ふくらはぎの調子はだいぶ回復し、つりそうな感じはなくなりました。とりあえず一安心です。

さらに約20km走ったところで、お世話になった思川とお別れしました。

 

走行時間は5時間を超えたところ。走行距離は約80kmです。

出発時刻が早かったため、まだまだ午前中。そして、残りの距離は約50km!

順調です。この分だと、思ったより早く着きそうだな~!

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『まちの駅 新・鹿沼宿』で昼食を

思川を渡り、栃木県道2号から国道352号に乗ります。すると、早速うれしい文字。

国道352号、日光市までの案内標識

日光 鹿沼

青い案内標識に目的地の名前が出てくると、「ゴールが近づいてきた~!」という気持ちよさがあふれますね。

まだまだ距離はあっても、自分のひと漕ぎひと漕ぎで前に進んでいると実感できます。

 

走っている最中に、下校していた女子中学生2人組から、「こんにちは~」とあいさつをしてもらいました。

謎のチャリンコ野郎に驚いて、思わずあいさつが飛び出たのかもしれない。蛍光イエローのレインウェアを着ていたので、悪目立ちしたのかな?

とっさのことでしたが、こちらも爽やかに「こんにちは!」と返します。

見知らぬ土地で、見知らぬ人とあいさつを交わす。とても新鮮なことです。自転車に乗っていると、そんなことがちょこちょこあるからおもしろい。

 

出発から6時間が経過。時刻は12時をまわりました。

お腹が減ってきたので、どこかで腹ごしらえをするか……と思っていたら、タイミングよく『まちの駅 新・鹿沼宿』を発見!立ち寄ることにしました。

まちの駅 新・鹿沼宿

中に入ってみると”まちの駅”というだけあって、町の人たちの憩いの場になっています。

お、屋台があるぞ!

まちの駅 新・鹿沼宿の屋台村

昼ご飯はここで食べよう。

空はだいぶ明るくなっていて、朝の寒さがうそのようにあたたかくなっていました。気持ちのいい天気だし、外で食べるのもいいですよね。

 

そして、チョイスしたのがこちら。

絶品かぬま和牛バーガー

絶品かぬま和牛バーガー

お値段780円。絶品を自称しているだけあって、とてもおいしい!ボリュームもあるので食べごたえがあり、大満足でした。

 

栃木県鹿沼市は、別名『木のまち』と呼ばれており、鹿沼杉の産地としても有名。

まちの駅 新・鹿沼宿のチェーンソーカービング『芭蕉と曾良像』

芭蕉と曾良 象

そのため、チェーンソーだけを使って、1本の丸太から木彫り彫刻を削り出すアート作品。いわゆる『チェーンソーカービング』も、木のまち・鹿沼市で盛んな伝統文化です。

 

食後に缶コーヒーを飲んで、ひと息つきます。

さて、まちの駅を存分に楽しめたので、そろそろ出発しましょうか!

 

新・鹿沼宿の目の前を通る国道121号をしばらく走ったあと、左折して県道164号に入ります。

車通りの少ない田舎道。

太陽が眩しくて気持ちがいい。あ、午前中は曇ってたから日焼け止め使ってないや。せっかく持ってきたので、次の休憩にでも塗っておこう。

 

そして、ここでついにロードバイクではじめての”100kmライド”を達成!

クロスバイクに乗りはじめたころは、「100km?無理無理!30kmでも走れるかどうか……」という感じでした。

しかし、それから約2年。100kmくらい楽勝になりつつあります。

成長したのか、距離感が崩壊したのか、どちらでしょう?おそらく両方ですね。

 

東武日光線を電車が走っていく。なんだか癒される光景です。

東武日光線の電車

この線路を走っていけば、日光市にたどり着くのかな?

 

なんてことを考えていると、「あんたが走るのはこっちだよ!」とでもいわんばかりのタイミングで看板が出現しました。

鹿沼市の県道164号

粛々と走らさせていただきます。それにしても、本当に車通りが少ない。今日がたまたまなのかな?走りやすくていいけど。

 

新・鹿沼宿から10kmくらい走ると、T字路にぶつかるのでそこを右折。

今度は県道149号を走ります。

鹿沼市の県道149号

写真ではわかりにくいですが、若干の上り坂になっています。日光市は標高が高い。平坦区間はここらへんでおわりなのかもしれません。

 

ここからの熱い戦いを想定して、着こんでいたレインウェアを脱ぎ去ります。

いざ、ヒルクライム!……と気合いを入れてみたものの、短い坂だったのですぐに上り切りました。本番はこの先にあるのでしょうか?

 

世界一の並木道『日光杉並木街道』を走る

千葉県、茨城県、そして栃木県という3県をまたぎ、ついに日光市に入りました!

栃木県道70号の日光市の看板

日光東照宮まで残り約30kmです。ここまでの道中は順調そのもの。

序盤に右足のふくらはぎをつりそうになるというアクシデントもありましたが、うまく対処して危機回避することができました。

しかし、やはり100km以上走ると疲れてきますね。両腕、両足ともに重く感じます。

 

県道70号をしばらく走ったあと、脇道に逸れると、ついにヒルクライムがやってきました。

日光市室瀬の上り坂

遠目から見てもわかるくらい、勾配がきつそうな林道。

平坦な道のりが続いていたので、ひさしぶりの上り坂はしんどい!勾配は11~12%です。

今度こそ、熱い戦いになりそうだ……!

しかし、500mくらいで上り切ってしまったので拍子抜けでした。

 

坂を上り切った先は、国道121号。緑豊かな杉並木を走ります。

栃木県、国道121号の杉並木

交通量は少ないため、ゆっくり満喫できます。

木々が日光を遮ってくれるおかげで、ひんやりと涼しい。なんだか、静ひつな空気を感じる。

杉の木は1本1本がとても大きく、太く、力強い。大地を突き破って根をはる様子は圧巻です。写真に収めておけばよかった!

 

しかし、走れど走れど杉並木はおわらず。これは一体?ただごとじゃないぞ!

調べてみると、日光東照宮へと続く『日光街道』『例幣使(れいへいし)街道』『会津西街道』の3街道。それぞれの道路両脇には杉の木が植えられていて、その総延長はなんと37km!

この『日光杉並木街道』は、ギネスに”世界一長い並木道”として世界認定されているそうです。ちなみに、写真の国道121号は『例幣使街道』とのこと。勉強になるなぁ。

 

長い長い杉並木を抜けると、今市の町にやってきました。

公衆トイレがあったので休憩がてら立ち寄ります。あたりを見回すと、片隅に湧き水が飲めるところがありました。

今市のいまいちの水

ふむ。何十回、何百回といわれていると思いますが、僕も叫ばせていただきましょう。

どっちだよ!

 

ここまで、約123kmを走ってきました。体の調子はどうか?

実はこの時点でかなりしんどく、体が悲鳴をあげていました。体幹で体を支えられなくなり、両腕、上半身に疲労が蓄積されています。

 

そして、とくにひどかったのが、左足の膝、右足のアキレス腱です。走れないほどではないのですが、あきらかにダメージを受けています。

痛みの原因は、ロードバイクのフィッティングが合っていないのか?それとも、たんにペダルの漕ぎ方が悪いのか?

とにかく改善の余地あり。それがわかっただけでも、今回のロングライドは成功です。

 

しかし、日光東照宮に到着しても、この疲労感、この足で参拝するのは厳しいかもしれない……ということで、急きょ予定変更!

今日は宿に直行させていただきます。

ここからなら日光東照宮に行くのも、宿に行くのも、そんなに距離は変わりません。車で日光にむかっている友人と合流して、翌日一緒に参拝するのも悪くないでしょう。

 

ひとり旅のいいところは、臨機応変に走行計画を変えられるところですもんね。

宿まで残り10km!油断せず、がんばって走っていきましょう!

 

斜度12%の霧降高原を上る

国道121号・例幣使街道を走り切り、国道119号・日光街道にぶつかります。

道なりに左折していく。

しばらく進んでいくと、旧日光街道の『日光杉並木』があったので通ってみました。

旧日光街道の日光杉並木

アスファルトで舗装されていないため、自転車では……とくに、タイヤの細いロードバイクではとても走りにくい。

先に進めば進むほど、悪路になるため注意が必要。しかし、杉並木のうつくしさには目を見張るものがありました。

 

そして、日光駅目前で『宝殿』と書かれた信号を右折します。まっすぐ走っていれば駅を眺めることもできたのでしょうが、スルーしてしまいました。

大谷川沿いにの大通りにぶつかったら左折。

今回のロングライドもいよいよ佳境。霧降高原のふもとにある『霧降大橋』にやってきました。

栃木県日光市の霧降大橋

流れる大谷川、そびえる山脈。雄大な景色です。しかし、時期的なものなのか、標高が高いせいなのか、緑が少ないため少しだけもの悲しい雰囲気が漂います。

栃木県日光市の霧降大橋とロードバイク

せっかくなので、ロードバイクと共に撮影しておこう。

 

さて、霜降大橋を渡り切る前に入念なストレッチをおこないます。

なせか?今夜宿泊する宿は、霧降高原にむかう道中にある。つまり、疲労困憊のこの状況で、最後の最後にきついヒルクライムが待ち受けているのです。

これは、腕が……いや、足が鳴りますね。

 

霧降高原は、赤薙山(あかなぎさん)斜面に広がる標高約1,200mの高原地帯。

光駅からのアクセスがよく、ヒルクライマーにも人気のスポット。距離は約12km、平均勾配は7.1%と上級者向けの印象です。

僕の場合は4分の1くらい上ったところで宿にたどり着くはずなので、なんとかなるだろう。体力が充実しているときに、ぜひフルで登坂してみたいですね!

 

そんなこんなでスタート。

県道169号・栗山日光線を道なりに進んでいきます。

ほんの少しの平坦区間がおわり、ヒルクライムが本格化。なにこれ、めちゃくちゃつらい!

 

ロングライドの疲労はありますが、それだけじゃありません。単純に勾配がきつすぎる。ガーミンを見ると『勾配12%』と表示されています。

どうりで……!勾配が10%を上回ると、座ってペダルを回すのがとても厳しくなる。しかし、せめて宿までは足を着かないで上りたい。

 

楽しそうに歩いているカップルをしり目に、苦悶の表情を浮かべながらペダルを踏み込みます。

スローペースで1kmほど耐え忍んでいると、なんと信号機が出現。

赤信号!?足は着きたくない。しかし、交通ルールが最優先。仕方ない……

ぶつぶつと言い訳をしながら、わずか1kmで着地。思った以上に乱れている呼吸を整えます。こうなると、くやしいですがナイスタイミングだというしかありません。

横断歩道を渡って再出発。

 

さらに1kmくらいはしったところに、今夜の宿がありました。

思ったよりも短い距離でした。しかし、霧降高原の一端を体験することができてよかったです。名前の由来になっている滝や、見晴らしのいい展望台もあるようなので、また必ず来よう!

 

時刻は16時になるところ。

ワイルド&ネイチャーハウス YAMAの家

お世話になる『ワイルド&ネイチャーハウス YAMAの家』です。

 

友人はまだ到着していなかったため、先にチェックイン。

心地よい疲労感と共に入室。部屋でゴロゴロくつろぎます。この瞬間が至福のときです!

それにしても、杉並木を走ったからか、花粉症の僕は鼻水が止まらなくなりました。しかし、それもいい思い出といえるでしょう。

 

その後、友人と合流。宿のおいしい夕ご飯に感動しながら、少しお酒を飲んで就寝します。

とても充実した1日でした。お疲れさまでした~!

 

日光東照宮を参拝!駐輪場は?

翌日はあいにくの天気。

朝から小雨がぱらついています。昨日じゃなくて本当によかった。運がいい。

日光東照宮

友人と一緒に『日光東照宮』を参拝してきました。

この立派な石碑に刻まれているとおり、正式名称は地名を冠さない『東照宮』なんだそうです。他の東照宮と区別するために、日光東照宮と呼ばれているとのこと。

 

標高634mです!

日光東照宮の標高案内

今回は残念ながら車での参拝でしたが、スカイツリーと同じ高さをロードバイクで駆け上がると思うと、胸が熱くなりますね!

 

サイクリストは気になる、駐輪場の有無。

聞いてみたところ、市営の駐車場が『御土産 御食事 きしの』というお店の裏側にあり、その中に駐輪場も整備されているそうです。

これで、自転車での参拝も安心ですね。

 

参道には、とても巨大な杉の木がそびえ立っていました。

神さまは、まっすぐ空高く伸びる杉の木を目印にして、天界と地上を行き来しているといわれているそうです。

神社に植えられた杉の木には、そういう意味があったのか。

 

有名な『三猿』の彫刻です。

日光東照宮の三猿

子どものころは、世の中の悪いことを聞いたり、言ったり、見たりしないで、よいものだけを取り入れて成長してほしい。

そんな教育的な意味合いが込められているそうです。

 

鳥居をくぐります。

日光東照宮

日本を代表するもっとも美しい門といわれる『陽明門』や、国宝『唐門』を見学して、無事に参拝を済ませることができました。

 

御朱印をいただきい社務所に行くと、待ち時間が30分ほどあったため『奥宮』を見学。

長く急な石造りの階段を上り、ようやくたどり着きます。御祭神である徳川家康の神柩がおさめられている御墓所です。

徳川家康は、今の東京湾に流れていた利根川を、千葉県銚子市から太平洋にそそぐよう流路を変更した『利根川東遷』の話を知って以来、なんとなく好きなんですよね。

 

奥宮を見学して、御朱印をいただき、無事に日光東照宮参拝は完了となりました。

とてもすばらしい自転車旅になりました!

 

ライドデータとまとめ

ロードバイクにまたがり、千葉県から遠路はるばる栃木県日光市まで走りました。

本日のライドデータはこちら。

走行距離 133.29km
所要時間 9時間44分

走行時間 8時間19分(-1時間25分)

 

走行距離に対して、かかった時間から算出した時速は約13.7km。休憩を差し引いた走行時間でみると、時速16.0kmで走っていたようです。

こうして見ると、速くはないですね。クロスバイクとあまり変わらない?

しかし、ロードバイクで初の100km超えを経験することができて、とても満足!

 

体への影響はどうだったのか?

出発から約56km地点までの間に、足がつりそうになりました。

これは、江戸川サイクリングロード、国道4号という走りやすい道を、自分としては結構なスピードを出して爆走したことが原因かな?

重いギアをぐるぐると一生懸命に回しすぎました。

 

ライド後半は疲労が蓄積し、上半身を体の芯ではなく両腕で支えることになり、手首や肘が痛み出しました。

宿泊荷物をリュックサックに入れていたこともあり、肩の負担も軽視できなかったですね。

 

そして、今回でもっとも深刻なダメージを受けたのは、左足の膝と右足のアキレス腱。

走行中も痛かったですが、宿でひと休みしたあとから痛みが増して、階段の上り下りがとてもつらかったです。この症状は3~4日続き、しばらく回復しませんでした。

 

左足の膝は、ビンディングの着脱が原因かな?足を外側にひねって外すのですが、SPD-SLは固定力も強いため、膝に負荷がかかったのかもしれない。

右足のアキレス腱は、サドルの高さなんかも関係していそうですが、それ以上にペダリングが悪かったと自己分析しています。

1日のライドでこの状況だと、連泊する自転車旅には対応できないぞ!分析して、改善の余地がありそうですね!

 

なんにせよ、次につながるよい経験ができました

目的地を決めて、走行計画を立て、長距離を走り切る楽しみ。喜び。そして、感動は、これはもう、実際に走った人にしかわからない。

この記事を読んで、「ロングライドに出かけてみよう!」と思っていただければ、とてもうれしく思います。

ロングライドの定義は人それぞれ。10kmでも50kmでも、もちろん100km以上でもかまいません。自分だけのロングライドを楽しんでみてください!

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