本州最北端・青森県大間崎をめざして!ロードバイク自転車旅(2日目)

国道4号沿いの白河だるま 自転車ライド

2019年ゴールデンウィーク。

超ロングライド企画『本州最北端・青森県大間崎をめざす自転車旅』の2日目です。

 

初日、千葉県から栃木県那須塩原市まで140km以上を走った影響で満身創痍。

スポーツ自転車歴もうすぐ3年の僕ですが、こんな悪コンディションでスタートするライドははじめての経験です。

 

早くも……7泊8日の行程のまだ2日目なので本当に”早くも”なんですが、体は限界を迎えつつあります。

しかし、気持ちはまったくおとろえていない!

今日は『限界からの成長』をテーマに走っていきたいと思います!

 

~前回のライドはこちら~

本州最北端・青森県大間崎をめざして!ロードバイク自転車旅(1日目)
待ちに待った2019年GW・本州最北端をめざす自転車旅!初日は栃木県那須塩原市まで約130kmを走ります。全体的に上り基調なので苦しめられそうですが、楽しんで走っていこう。しかし、現実は無情。満身創痍になりながらのライドでした。

 

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アキレス腱に優しいペダリングを

旅人の朝は早い。

5時にアラームをかけて、5時半に起床。

……って、寝坊しとるやないか~い!

などという寒い小芝居をしつつも、出発のための準備。とりあえず、気になるコンディションのチェックをおこないます。

 

お尻は?……痛い。

左ひざは?……痛い。

アキレス腱は?……両足ばっちり痛い。

 

ふむ、つまり”絶不調”というやつですね。

しかし、それはあくまで体の話であり、「大間崎まで走る!」という精神テンション、モチベーションに一切の乱れはなく、粛々と出発していきます。

 

早朝のため宿のフロントにご主人はいません。

部屋の鍵を返却して外に出ると、昨夜は気がつきませんでしたがスフィンクスの後頭部になにか書いてあるぞ?

ピラミッド元氣温泉のスフィンクス

『スフィンクスは 智恵と パワーと 富をおくります』

ほほう……!これはありがたい贈り物だ。

 

スフィンクスにロードバイクを立てかけるのも少しバチあたりな気がしますが、せっかくなので記念撮影。

栃木県那須塩原市、ピラミッド元氣温泉

ピラミッド元氣温泉、最後の最後までインパクト大でした。

デートで利用するかは微妙なところですが、男のひとり旅には超オススメですよ!

 

時刻は6時。ロードバイクにまたがり、ペダルに力を込めて走りはじめます。

今日の目的地は宮城県白石市。

地図の””ですね。

約150kmのロングライドですが、那須塩原まで上った分、下り基調が期待できそう。

 

とりあえず、大きな道に出るために直進。

少し走ると『地方競馬教養センター』という施設の脇を通ることになり、そこの学生さんかな?……が、「おはようございます!」と元気にあいさつしてくれました。

ひとりで自転車旅をしていると、そのひと言がとてもうれしい。

こちらも、負けじとあいさつを返します。とても気持ちのいい朝、走り出しになりました。ありがとう!名も知らぬ学生さん。

 

そして、栃木県道55号に出ました。

那須塩原市、栃木県道55号

この道から県道303号に乗り継いでいけば、国道4号に合流できそうです。

那須塩原市の朝は寒く、ガーミンを見ると気温は6℃でした。あまりにも寒かったため、急きょレインウェアを防寒具として着込みます。

 

走りはじめて数分で、アキレス腱がズキズキと痛みはじめます。

これはかなり深刻だぞ。さすがの僕もこの状況で、「なんとかなるだろう!」と走り続けられるほど楽観的ではありません。

 

昨夜いろいろと調べて、自分なりに”原因と対策”を追求したところ、「これだー!」と思う情報をゲットすることができました。

まず、アキレス腱の痛みについて思いあたる原因。

かかとを”さげない”ということを意識しすぎていた

どういうことか?詳しく解説していきましょう!

 

ロードバイク納車のとき、SPD-SLペダル練習のためローラー台に設置されたロードバイクにまたがり、ペダルを回していました。

そのとき、店員さんから、「かかとをさげないように!」というアドバイスをもらったのです。それを意識しすぎたあまり、かかとを”さげない”=かかとを”あげる”と勘違い。

間違った認識でペダリングをした結果、アキレス腱に負荷がかかり続けて、痛めることになってしまったようです。

 

原因から導き出した対策は、大きく2つ。

①足首から下を意識しすぎない
②太ももを高くあげるようにペダリングをする

アキレス腱痛の元凶である”かかとの位置”は、とりあえず気にしない!

その分、太ももを高くあげるように意識すれば、自然と正しいペダリングができるはず。

 

振り返ってみると、クロスバイクで日本横断したときは”太ももを高くあげる”ことを意識したペダリングができていたみたい。

クロスバイクで日本横断!太平洋と日本海を結ぶ旅(2日目)【群馬県高崎市⇒長野県長野市】
最高のサイクリング日和の中、長野県長野市をめざして国道18号を走ります。メインイベントは中山道最大の難所と名高い『碓氷峠』でしょう。ふもとから12km続く峠道に悪戦苦闘しながらも、楽しく走っていきました。

ロードバイクになって気が大きくなっていたようだ。初心忘るべからず。

 

そして、これは念のための3つ目。

ショップでロードバイクのポジションについて相談する

自分の体にあったポジションにセッティングしないと、ロードバイクの真価は発揮されません。それどころか、体に悪影響がある場合もあります。

この自転車旅がおわったら、プロに相談しにいってみます!

 

さて、思考の果てにたどり着いたペアリングはどうだ?

おお、なんとか……走れるぞ!

もちろん、まったく痛まないわけではありません。しかし、対策を意識したペダリングはおどろくほどアキレス腱にやさしい。

まてよ?もしかしたら逆かもしれない。この場合、痛みが少なくなるようにペダルを回すこと、それがすなわち”正しいペダリング”につながったのか?

 

とにかく、治りはしないけれど、悪化もしないというような感じ。

これなら、いける!

そんな確信を抱きながら走っていると、あっという間に13km走破。

無事に国道4号に合流することができました。

 

国道4号をひた走る

国道4号は、路肩の幅が狭く、舗装も荒れているところがあり、お世辞にも走りやすい道とはいえない印象。しかし、長く続いているためもっと快適な区間もあるでしょう。

延々とペダルを回し、1時間30分が経過。

2019GW・大間崎自転車旅、栃木県、国道4号

気温 8℃

少しずつ気温も上がってきました。

今はゆるい上り坂になっていますが、しばらくすれば下り基調がやってくるはず。それまで辛抱しながら走っていきます。

 

出発から約25km。ちょうどいいところに、コンビニ『セブンイレブン 那須高原スマートインター入口店』がありました。

休憩とともに、軽い朝ご飯をとりましょう。

まだまだ走りはじめたばかり。エネルギーを蓄えておかなければ、到底走り切れる距離ではありません。ここぞとばかりに、ドリンクと補給食も買いこみます。

 

補給食とカッコつけていますが、初心者の僕にとっては”小腹がすいたときに食べるおやつ”みたいなもの。

消費カロリーと摂取カロリー、効率のいい補給食の摂り方、ハンガーノックについて、もっと勉強して知識をつける必要がありそうです。

さて、そんなことを思いながら出発。先は長いのだ!

 

セブンイレブンから約7km走ると、栃木県と福島県の県境に到着しました。

栃木県那須町と福島県西郷村の県境

千葉県、栃木県と走り、この自転車旅で3県目の福島県。

今日はこの福島県を横断して、宮城県まで走ろうというのだから我ながらおそろしい。

 

そのあたりから、期待していた下り基調の快適なライドが続きました。

アキレス腱の痛みは相変わらずですが、ペダルにかかる負荷が少なくなったので、少なくとも”悪化”はしていません。

しかし、この先のライドに備えて少しでも回復させたい。

 

道中に9時オープンのドラッグストア『ツルハドラッグ 白河西店』があったので、迷わず立ち寄ることにしました。

店内を物色し、サロンパスを購入!

さっそく駐車場の片隅で患部に貼ります。カッコ悪いですが、今は見てくれる気にしている場合ではありません。これで少しはよくなってほしい。

 

そして、もうひとつ買ったものがドライアイ用の目薬。

僕は常時メガネをかけており、自転車に乗っているときも当然同じです。そのため、目を保護するためのサングラスやアイウェアを装備できません。

そのため、風が強い日に長距離を走っていると、目が乾燥して充血してしまうんですよね。

少し高めの目薬を買ってみましたが、効果抜群!うるおう!

 

自身のメンテナンスをおこないリスタート。走っていると、僕の好きな景色に遭遇。

福島県の阿武隈川

一級河川『阿武隈川』は、福島県の”母なる川”として親しまれているそうです。

海なし県で育ったせいか、昔から川が好きなんですよね。眺めているだけで癒されます。

 

さらに7kmほど走ると、とてつもなく大きい”だるま”が目の前に現れました。

その大きさにおどろきはしたものの、いい感じにスピードが出ていたためスルー。

……いや!それはだめだ!

思いなおしてブレーキ。先を急ぐあまり、見るべきものを素通りするなんて自転車旅ではない!

国道4号沿いの白河だるま

そんなわけで、引き返して写真撮影。

 

どうです?

ロードバイクと並べてみると、その大きさが一目瞭然です!

白河だるまの歴史

白河だるまは寛政の改革で有名な松平定信公の「市民の生活をより元気に」という想いから幸運をもたらす縁起物として誕生しました。

白河だるまは幸運の象徴とされている「鶴亀松竹梅」が顔の中に描写されているのが最大の特徴です。

戻ってきてよかった。

訪れた土地の特産品や名物なんかを肌で感じることも、旅の醍醐味のひとつですからね。

 

さて、出発から4時間が経ちました。

ここまで約60kmを走ってきましたが、まだまだ本日の行程の半分にも達していません。先は長い……長すぎる。

 

国道4号をひた走り、福島県鏡石町あたりでボーナスステージに突入。

福島県岩瀬郡鏡石町の国道4号

どうやら道路の拡張工事がおこなわれているようですね。

脇に車が利用できない道があったので、そこを進む!まるでサイクリングロードのように、気持ちよく走ることができます。

こういうところで、時間を稼ごう。思い切りペダルを踏み込みました。

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青い空を眺めながら福島県を横断

そして、1時間後。

文字にするとたったの4文字ですが、その間にきれいな景色を眺めたり、はじめて訪れる町の空気感を楽しんだり、いろいろありました。

 

しかし、それは基本的にはロードバイクに乗りながらの話。

今回の走行計画はかなりの強行軍のため、あまりのん気にしている余裕がありません。立ち止まって写真を撮る程度で、見学や観光は皆無です。

かぎられた日数、かぎられた時間で目的地をめざすとなると、致し方ないところ。

 

片側4車線の道路を走っていると、須賀川市あたりで二股に分かれていました。

左に進むと引き続き国道4号で、矢印の先には『福島 会津若松』と書かれています。直進すると福島県道17号。行き先は『郡山市街』のようですね。

 

郡山市は、かなり大きな都市だと聞いています。立ち寄りたい気もしますが、あくまで『本州最北端・大間崎』が目的地。浮気心は許されない!

ストイックなようですが、実際はラクをしているだけ。

しかも、のちのち地図で見てみたら、県道17号を進むと郡山市を通過して、結局は国道4号に合流できたみたいです。こういうのは大体あとになってから気がつくよね、うん。

 

空は晴れていて、とても穏やかな天気。

福島県郡山市安積町の国道4号

こういう道、大好きですよ。

福島県郡山市安積町の景色

首を回すと、見えるのは一面の畑。のんびりしていて、気持ちのいい景色です。

 

このあたりの国道4号は路側帯が広く、路面状況もいいので走りやすい。

しかし、国道だけあって交通量はかなりのもの。大型トラックが真横をとおり過ぎるときなど、風圧とともにどうしても恐怖を感じます。

 

それにしても、スピードにのっているときにかぎって信号機が赤になる。

自分の運が悪いのだろうか?

赤信号に引っかかる頻度があまりにも多いので、なるべく止まらないで済むよう工夫しよう。

 

横断歩道の青信号の点灯・点滅などで、車道の信号機が赤になる気配を察知。急いで間に合いそうならがんばってペダルを回す。無理ならゆっくり走って足を休める。

そもそも赤信号が立ちふさがっているのなら、青になるタイミングで通過できるようにスピードを調整する。

ストップ&ゴーの繰り返しって、想像以上に体力を使いますからね。省エネ走行も、ロングライドの大切なテクニックです。

 

時刻は14時40分。

走行距離は約108kmと大台の100kmを超えたところで、福島市に入ります。

福島県福島市の国道4号

ここまで下り坂が多かったため、ずいぶんと休むことができました。

それでも体……とくに足への疲労とダメージは確実に蓄積されています。比喩表現ではなく、本当に爆弾を抱えているようなもの。

少しのミスで爆発しかねない。慎重に……慎重にペダリングをおこないます。

 

本日の宿までGoogleマップで調べてみると、約50km!残り3分の1ですね。

今日は早く休もう。マッサージをして、サロンパスを貼りまくって寝よう。

福島県福島市の国道4号

細かいアップダウンを繰り返していたので、自分の位置を正確に把握できないませんでしたが、こうしてみると結構高いところにいるんですね。

山の切れ間から、福島の町を眺めることができました。

 

必死にペダルを回していると、走っている自然の景色の中に、少しずつ建物やお店が増えていき、気がつけば町中を走っていました。

この”町が現れる感覚”を、僕は自転車旅を通じて体感しました。

町同士がつながっておらず、突然現れる感じ。ドラクエのようなRPGを連想してしまいます。

 

先ほど信号機の話をしましたが、町中は”赤信号に引っかかる率”がおそろしく高い!

絶対数が多いため、もはや工夫ではどうにもなりません。

走ってはとまってを繰り返すので、なかなか前に進まない。プラス、停止するということはイコール”ビンディングを外す”ということ。

僕は左足のビンディングを外して信号待ちをするのですが、着脱の回数が増えれば増えるほど、ひねりが加わる左ひざに負担がかかっていきます。

 

川だー!と思って調べてみると、午前中にも見かけた阿武隈川でした。

福島県福島市の阿武隈川

ここまで続いていたのか。そして、この先も流れているのか。

さすがは”母なる川”です。なにか、とても感慨深いものを感じます。

 

阿武隈川を渡ると、ファミリーマートがあったのでしばし休憩。

そこから10kmほど走ります。

福島県福島市の国道4号

走りやすい国道4号が続いてくれていて、本当に助かります。

 

右には『国道4号』マークとその下に『284.2km』と書かれた小さな案内標識があります。

これはどこからの距離なのか?

そう!江戸時代に整備された『五街道』の起点・東京都中央区日本橋からの距離なんですね。

そもそも国道4号とは、五街道の『奥州街道』と『日光街道』のルートを継承し、青森県青森市まで続く日本最長の一般国道です。

 

江戸時代の街道を今走る。

これは、気持ちが熱くなるというものです!よし、目的地の白石市はこの先か!

残りの力を振り絞り、ラストスパートを駆けます。

 

旅人との出会い、限界を超えて

追い抜いて、追い抜かれて……。

そんなことを繰り返していたのは、いつからだろう。

引き離したかな?

そう思って、道端で大福を食べて休憩していたところ、ふたたび追い抜かれる。

あの人は一体、なにもの!?

 

ロングライドをしていると、こういうことありません?

同じ方面に、同じ道を、同じくらいのペースで走っていると、「またあの人だ!」となることが、ちょくちょくあります。

以前、甲州街道で山梨県甲府市まで走ったときにも、同じ経験をしました。

甲州街道を走ろう!夏休みの自転車ひとり旅(その2)【埼玉県⇒山梨県甲府市】
埼玉県から山梨県甲府市をめざす人生はじめての自転車ひとり旅。甲州街道最大の難所『笹子峠』を四苦八苦しながら上り切り、ついに目的地である甲府駅に到着しました。はじめて見る景色、様々な出会いがあり旅は大成功でした。

山梨県大月市の笹子峠の頂上で意気投合し、甲府駅まで一緒に走ったものです。

 

思い出をひたっていると、背後から忍び寄る人影がひとつ。

こんにちは!どこまで行くんですか?

なんと!抜きつ抜かれつしていた方が、気さくにも話しかけてきてくれました!

 

僕「今日は白石市まで走りますよ!

Aさん「同じですね!よかったら一緒に走りましょう!

思いがけない旅の仲間ができました。

 

これは、いわゆる『ドラフティング』を体験できるかな?

前を走る人のうしろにいると、空気抵抗が軽減されてラクに走れるという例のやつ。

しかし、なんか僕が前を走る感じになっていますね。まぁ、細かいことはいいか!

 

ここまで来る間に僕とロードバイクの”シンクロ率”は大幅に上昇しました。ペダリングはもちろん、ギアの切り替えも多少はうまくなったように思います。

そのきっかけとなったのは、やはり、痛めた足。

なるべく足に負担をかけまいと、路面の状態や勾配の変化をなるべく早くに察知して、瞬時に”もっともラクにペダルを回せるギア”をチョイスする。

面倒くさがらず、リアだけでなくフロントも積極的に変速していきます。

 

自転車旅の2日目、どうやら満身創痍の限界を超えてレベルアップをはたしたようだ。

極限状態での創意工夫こそ、人を成長させる!

ガシガシとペダルを踏み込み、平坦道を疾走します。ヘイ!振り落とされるなよ!

 

なんて脳内小芝居をしていましたが、Aさんは全然余裕な感じ。

信号待ちでいろいろ聞いてみると、偶然にもほぼ同じルートで同じ目的地、青森県大間崎をめざしているらしい!

そして、風貌からして”走れる人”だと思っていましたが、なんと大学でトライアスロン部に所属しているそうです。スゲー!

 

すてきな偶然の出会いに感謝しつつ、ふたりで国道4号を疾走します。

スポーツ自転車に乗りはじめてからほとんど単独で走っているため、とても新鮮。ひとりじゃないっていうのは、なかなかいいもんですね。心強い。

そして、「みっともない走りはできない!」という見栄っぱりが顔を出し、疲労や体の痛みを忘れてペダルがよく回ります。

 

しかし、気持ちよかった平坦道は唐突におわりをむかえます。

上り坂があらわれました。勾配4~6%くらいの坂道が、長く、長く続きます。ここにきてこの上り!白石市までの最後の試練と受けとった!

 

どれくらい走っただろう?

足が重い。呼吸が苦しい。しかし、うしろにはAさんがいる。カッコ悪くて、足を着けるわけにはいきません。ひとりだったら、確実に心が折れているな。

初対面とはいえ、今は一緒に走る仲間がいます。声をかけ合うことでお互いを鼓舞し、約5kmの坂道を足を着くことなく上り切ることができました!

 

そこからは一転してダウンヒル。危なくない程度にスピードを出して、駆け下ります。

宮城県白石市の馬牛沼

宮城県白石市の『馬牛沼』というらしい。

あまりにもきれいだったので、とまってもらい写真撮影。かたむく夕日が輝いています。

起源は古く、その名前の由来は諸説あるそうですが、その中には”馬の首と牛の体をもった異獣が泳ぎ回っていた”というちょっと怖い話もあるそうです。

 

ライドを再開して6kmほど走ると『白石蔵王駅』に到着しました!

白石蔵王駅

僕が予約している宿は『白石駅』付近ですが、Aさんが、「今夜泊まるところを探すため、白石蔵王駅内にある観光協会に行く」というので、お供させてもらったのです。

 

しばらく待っていると、無事に宿を確保で来たみたいです。

あの上り坂はキツかったですね

ひとりで走っていたら、こんなに早く着いてないですよ

国道4号を走っていたら、またどこかで会えるかもしれませんね!

そんなやりとりをしたのち、Aさんとお別れしました。

 

いいですね!こういうの。

名前も知らない人と、一期一会のサイクリング。とても”自転車旅らしい”貴重な体験をさせていただきました。

それでは、僕も自分の宿にむかうとしましょう。

 

白石駅までは約1.5km。ここまでの道のりに比べたら、目と鼻の先!

白石駅

あっという間に到着!

駅舎の上に掲げられている『白石駅』の文字、なんかめちゃくちゃかわいい。

 

写真の左側に写っているのが、今夜宿泊するビジネスホテルです。

ようやくたどり着いた~!

疲労、体の痛み、その中にある確かな達成感、満足感。ほんの少しの万能感。それらをいっぺんに感じられるのがロングライドの楽しいところですね。

 

【本日のライドデータ】

走行距離 158.79km(トータル307.20km)
所要時間 11時間47分

走行時間 10時間15分(-1時間32分)

 

2日目も無事に完走

ビジネスホテルにチェックイン。

ここも、やはり室内保管は難しいとのことなので、案内された駐輪場にとめます。

最低限の防御として地球ロックは必ずしておきます。スロープの手すりにくくりつけたら邪魔になるかな?ホテルの人に確認したら、OKとのこと。ありがたいです。

フロントの目の前だし、盗まれることもあるまい!

 

部屋に到着すると、全身から一気に疲れが噴き出してベッドに倒れこみます。

あ、これ……寝れる

いやいや、寝ている場合じゃない!明日の準備をしなければなりません。

まずはホテル内のコインランドリーで洗濯・乾燥を済ませよう。明日、汗臭いウェアを着ることになったらモチベーションにもかかわりますしね。

 

コインランドリーは、事前に”ホテルにあるか”を確認。なければ”近隣にあるか”を調べます。

昨日・今日とホテル内にあったからいいものの、明日以降は宿から少し離れたコインランドリーまで行く必要があります。

うーん、それはしんどすぎる。どうしよう。まぁ、どうにかなるか。

 

洗濯がおわり、お次は夕ご飯を食べにくりだします。腹ペコだ。

ホテルまでの道中に、白石名物『温麺(うーめん)』のお店を発見。そこに行こう!とテクテク歩いていると、なんとゴールデンウィーク休業!うそでしょ!?

あきらめて周囲を散策してみます。

ひとりで気軽に入れそうなお店がない。個人経営の居酒屋やスナックとか、そういうお店が多い印象です。

 

いや、どこかにはあるんだろう。

しかし、それを探す体力&気力が残っていない。くそう!駅前にあるファミリーマートに駆け込みました。

2日連続でコンビニ飯。それも、自転車旅の思い出……ということにしておこう。

 

ロングライドをしたあとの、コンビニ飯&缶チューハイのコンビは最強すぎる!

疲れた体で1日を振り返りながら、お腹を満たす。お酒を飲む。この”ひとり宴会”の時間が、なんと至福なことか!

日中に大量のカロリーを消費しているので、気兼ねなく飲み食いしてやります。

 

さ、腹ごしらえも済ませたので、あとは寝るだけ。

その前に、サロンパスを貼らなければいけませんね!少しでも足の疲労と痛みを軽減して、明日以降を快適に走りたい。

そのためにできることは、なんでもやろう!という精神です。

 

明日はどんな旅になるんだろう。

すてきな景色が見られるかな?感動があるかな?この足で走り切れるかな?

期待と不安で胸がいっぱいになりながらベッドに入ると、秒速で夢の世界に落ちていきました。

 

~次回のライドはこちら~

本州最北端・青森県大間崎をめざして!ロードバイク自転車旅(3日目)
蔵王エコーラインの魅力に勝てず、国道4号から逸れて走る。繰り返すアップダウンを越えていき、なんとか走るも体は相当ガタが来ています。左ひざ完全故障、ナイトライドでのアクシデント2連続。人生でもっとも過酷なライドとなりました。

コメント

  1. なまこ より:

    二日目はちょっと安心して読めましたw
    連日のロングライドでの全身への負担が心配ですが、これからまた過酷な展開が訪れるのだろうか…

    自分はグループライドで大先輩のローディさんに、「かかとを上げないように」とアドバイスされてましたね。にしきさんの受けたアドバイスと逆のようですが、つまりは「クランク回すたびにかかとを上げ下げしない」ってことなんだろうと思います。

    太ももをあげる引き足主体のペダリングだと足首から下が水平で安定するので、負担が減るってことなんですかね。自分もスムーズなペダリングを意識するようにしてからは、膝や足首が痛むことが減ってきたような気がします。

    アイウェアはぜひ買いましょう。自分もメガネストで、度の入った調光サングラスを使ってます。食事に店内に入ったり、日が暮れてくるとサングラスでなく透明なレンズになってくれるのでおすすめですよ! 眼鏡市場で16000円くらいでした。

    次回も楽しみに待ってます!

    • にしき にしき より:

      いつも読んでいただき、ありがとうございます(^^)/
      2日目はだいぶマイルドな内容でしたね(笑)

      ペダリングに関しては、おっしゃる通りのようです。この辺、正しい知識を持ちつつ実践しながら学んでいく必要がありそう。
      なまこさんのように、走りながらアドバイスをしてくれる先輩がいるのは大きなアドバンテージですね!

      おお、同じメガネニストでしたか!
      かなり視力が悪いので、どうしようかな・・・と悩んでいたのですが、調光サングラスいいですね。なまこさんのお墨付きなら間違いなさそうですし、値段も手ごろ。
      購入を検討してみます!貴重な情報ありがとうございました。

      旅の思い出を振り返りながらブログ記事を書くのは結構楽しい(^O^)
      次回も読んでいただけると嬉しいです~!

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