クロスバイクでサイクリングを楽しむには、自転車本体を買っただけでは少し不十分です。
自転車に取り付ける必要があるアイテム、用意しておいた方がいいアイテムがいくつかあります。
今回は自分の経験を踏まえて”基本アイテム5選”をご紹介させていただきます。
②前照灯(フロントライト)
③反射板、尾灯(テールライト)
④鍵
⑤空気入れ(フロアポンプ)
自転車で道路を走る上での正しい交通ルールに関係するアイテムもあるので、しっかり確認していきましょう!
~自転車の正しい交通ルールはこちら~
警音器(ベル)
ちりんちりんと警音を鳴らすベルです。
最初から付属して販売されているスポーツ自転車もありますが、そうでない場合は自分で購入して取り付ける必要があります。
東京都の条例ではベルの取り付けが義務化されていますが、都道府県によってはそうでないところもあるようですね。自分の住んでいる地域の条例を確認してみましょう。
ただし!
道路交通法第54条で『警音鳴らせ』の交通標識があるところでは、警音器(ベル)を鳴らさなければ違反となるので、条例の有無にかかわらず必要ということです。
むやみに警音器を鳴らしたり、歩行者に向けて警音器を鳴らす行為は、道路交通法第54条違反となるので注意してください。
僕が購入したのは、キャットアイの『OH-2400』という真鍮製のベルです。
値段も安価ですし、小さいのでクロスバイクに付けても目立ちません。
同じ規格の取り付けベルトを使用する製品を持っていれば、ベルト1本で複数の製品をまとめて取り付けられるのも魅力です。
僕はフロントライトと一緒にベルを取り付けています。ハンドル回りがベルトでゴチャゴチャせずに済むので素敵な仕様ですね。
前照灯(フロントライト)
自転車の前方を明るく照らすライトです。
道路交通法第52条で『夜間、道路を通行するときは、灯火をつけなければならない』と定められています。夜間走行では必須アイテムということですね。
都道府県によって”灯火”の条件は定められているそうです。例えば東京都では以下の通り。
●夜間、前方10mの距離にある交通上の障害物を確認することができる光度を有すること
僕が購入したのは、キャットアイの『VOLT200』という充電式のフロントライトです。
電源を押すごとに点灯モードをハイ・ローの2段階に、電源ボタンを素早く2回押すことで点滅モールに、計3つのモードを切り替えることができます。
ただし、夜間は必ず点灯モードで走りましょう。それが道路交通法上のルールです。点滅モードはあくまでも補助灯として使用してください。
反射板、尾灯(テールライト)
後方からの視認性を上げるためのアイテムです。
夜間の道路、トンネル内、濃霧の中など、50m先まで明瞭に見通せない暗い場所を走るときは、反射板または尾灯(テールライト)を取り付けなければいけません。
反射板は最初から付いていることが多いですが、夜間を走行するときにより安全なのは自ら光を発するテールライトです。
僕が購入したのは、キャットアイの『オムニ5』という乾電池式のテールライトです。
点灯モードに加えて2パターンの点滅モードに切り替えることができます。非常に明るいので後方からの視認性も抜群です。
取り付け用にベルトとクリップが付属しているので、シートポスト、シートステー、サドルバッグのクリップホルダーに簡単に取り付けることができます。
このテールライトでひとつ注意点があります。
多くのテールライトは点灯モードと点滅モードを切り替えることができますが、尾灯として使えるのは点灯のみと定められています。
そのため、テールライトを点滅させて走る場合は、反射板もしくは点灯させたテールライトを一緒に装備しなければいけません。
鍵
クロスバイクやロードバイクなど、高価なスポーツ自転車には盗難のリスクがつきまといます。
とくにロードバイクは高価な上に車体重量も軽いため、盗まれてしまう危険性がとても高いという話を聞きました。
ロードバイク専門の窃盗団もいるらしいです。おそろしい。
盗難対策として重要なのが鍵です。
鍵にも、ケーブルロック、チェーンロック、U字ロックなどさまざまな形状のものがあり、当然のことですが頑丈で壊れにくいほど盗まれにくくなります。
頑丈な分、鍵自体が大きく重くなってしまう傾向にあるのがもどかしいところ。
自分のサイクリングスタイル、自転車から目を離す可能性のある時間に応じて、使用する鍵をチョイスしましょう。
僕は20~30分くらい駐輪する可能性があると想定して、大きめのチェーンロックを購入。
シンプルな黒いチェーンロックです。
頑丈ですし、4桁のダイヤル式なので短時間ではまず突破されないでしょう!値段は3,000円ほどでした。
その後、あまりにも重すぎるという理由で、knog(ノグ)の『PARTY COIL』という鍵を新たに購入しました。
軽いので取り回しが便利ですし、クロスバイクのステムに巻き付けておいても邪魔になりません。
空気入れ(フロアポンプ)
クロスバイクやロードバイクなどのスポーツ自転車は、空気を入れるところ(バルブ)の形状が仏式になっているため、専用の空気入れが必要になります。
スポーツ自転車の細いタイヤは、乗らなくても少しずつ空気が抜けてしまうので、サイクリングに出発する前には必ず最適な空気圧になっているかチェックをしましょう。
空気が入っていない状態で乗っていると、パンクの原因にもなってしまいます。
頻繁に空気を入れる必要のあるスポーツ自転車の空気入れは、空気圧がわかるメーターが付いたものがオススメです。
空気入れのレビュー記事もありますので、購入の参考にしてください。
おわりに
クロスバイクを購入するときに、合わせてそろえたいアイテム5選を紹介させていただきました。
もしもわからなければ、自転車を購入するときに店員さんに遠慮せず聞いてみましょう。快適なライドに必要なものを親切に教えてくれると思います。
それにしても、自転車を買って、それでおわりではないんですね。必要なもの、欲しくなるものが結構たくさんあって、そのたびにお金がかかります。
そこは、「そういうもんだ!仕方ない!」と潔く割り切りましょう。簡単に壊れるものではないと思いますが、大切に使っていくことにします。
ルールを守った最適なアイテムを装備することは、サイクリングの楽しさにも直結しますよね。
これからも必要なものがあれば、お財布と相談してなるべくケチらず、快適なクロスバイク生活を満喫していこうと思います!
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