サイクリストの聖地!しまなみ海道と淡路島を走る旅(2日目)【愛媛県大三島⇒愛媛県今治駅】

『道の駅 多々羅しまなみ公園』サイクリストの聖地の記念碑 自転車ライド

長いドライブの末、尾道市にたどり着いた1日目は、向島、因島、生口島を走り、大三島の民宿に泊まりました。

美味しい夜ご飯を食べて、バッチリ睡眠をとったところで、体力は全回復。

今日走るのは大三島、伯方島、大島の3つの島。そして、人生で初めての四国に入ります。

しまなみ海道の2日目を楽しんで行きます!

(※前回 サイクリストの聖地!しまなみ海道と淡路島を走る旅(1日目)【広島県尾道駅⇒愛媛県大三島】

 

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大三島を観光サイクリング

朝起きると今日も快晴で気持ちのいい天気です。絶好のサイクリング日和!

美味しい朝食をいただいて、エネルギー補給完了。

クロスバイクのそばで出発の準備をしていると、同じ宿に泊まっていた関西弁のおばちゃんに声をかけていただきました。

「この自転車、速いんでしょ?」「今日はどこに行くの?」「ほら、あんたも見てみな!」

家族旅行かな?小さな男の子は恥ずかしがって近寄ってくれませんでしたが、ほっこりしました。自転車で旅をしていると、普段より少しだけ、知らない人と話す機会が増えるなぁ。

 

時刻は8時ちょうど。クロスバイクにまたがり民宿を出発。最初の目的地である『道の駅 多々羅しまなみ公園』に向かいます。

多々羅大橋までの道のりをそのまま戻りますが、昨夜は暗くてわからなかったきれいな景色に出会えて、感動。

海の向こうには生口島が浮かんでいて、「あの島から走ってきたんだよなぁ」と感慨深い気持ちになります。

 

約2kmの道のりを、身体の調子を確かめながらペダルを回します。足もお尻も痛くない。

余談ですが、日本横断ライドで使っていた”パット付インナーパンツ”は、しまなみ海道では着用していません。

途中で洗濯できる環境があるか不明だったし、1日の走行距離が100km以内だったらなくても大丈夫だろうという判断です。

 

到着した『道の駅 多々羅しまなみ公園』にはサイクリストにとって『超』が付くほど有名な場所があります。

それが、こちら!

『道の駅 多々羅しまなみ公園』サイクリストの聖地の記念碑

サイクリストの聖地!そして、その記念碑です。

この記念碑は、しまなみ海道が『サイクリストの聖地』として、多くの人々に愛されることを願い建てられました。

上の大きな石は自転車のサドルを、2つの穴は自転車の写真をイメージしているそうです。

『道の駅 多々羅しまなみ公園』サイクリストの聖地

記念碑からちょっと離れると、こんな感じの公園になっています。

なんだ!?公園内で銀色の未確認生物を発見!…と思ったら、変わった形の人型サイクルスタンドでした。驚かされたぜ!

せっかくなんで、僕の自転車も持ってもらうことにしました。

人型サイクルスタンド

片手で持ち上げてくれるとは、なかなかの力持ちっぷり。

自転車を持ってもらう手の部分は、柔らかいスポンジ?素材になっているのでフレームが傷つく心配はありません。存分に持ってもらいましょう。

 

サイクリストの聖地を後にすると、多々羅大橋がきれいに見えるポイントを発見。

『道の駅 多々羅しまなみ公園』から見る多々羅大橋

快晴なのも相まって、最高の眺めです。こうして見ると、多々羅大橋は立派ですね。さすが、広島県と愛媛県の県を結ぶ橋。

 

ちなみに、ここ『道の駅 多々羅しまなみ公園』では、幻の高級後”マハタ”を食べられる食堂があります。マハタは市場にはほとんど流通していないため、知名度は低いもののとても美味しいお魚だそうです。

朝ご飯を食べた直後だったのでスルーしましたが、タイミングが合えば食べてみたかった。

 

次なる目的地は、大三島を観光するなら外せないスポット『大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)』です。約6.2kmを楽しくサイクリングだ!

国道317号の海岸線を再び民宿がある方面に引き返し、県道21号に合流したら後はひたすら真っすぐ走ります。

急勾配ではないですが、若干上り坂が続きます。1泊するための衣類や洗面用品、パンク修理道具などをリュックサックと大型サドルバックに詰めているので自転車が重く、緩い坂道でも結構キツく感じる。

上り切った後はお待ちかねのダウンヒル!交通量も少ないので、安心して駆け下りることができます。うーん、爽快。

 

そして、下り坂の終点に大山祇神社がありました。

愛媛県大三島の大山祇神社

大山祇神社の主祭神である『大山積大神(オオヤマヅミノオオカミ)』は、地神・海神兼備の大霊神として日本の国土全体を守護しています。

そのため、平安時代より日本で唯一『日本総鎮守』の称号を与えられた神社なのです。

また、大山積大神は戦の神としても崇敬されていて、さまざまな武将が数多くの武器や武具を奉納していることでも有名です。

 

日本全体を守ってくれている神さまが、まさか大三島にいらっしゃるとは!

気を引き締めて、参拝させていただきます。

大山祇神社の駐輪場

神社内には、とても立派な駐輪場があって少し感動。中央にあるのが柵なのかサイクルラックなのか分からなかったので、壁に立てかけさせてもらいます。

境内に入ると、存在感たっぷりの大きな木が見えてきました。

大山祇神社の大楠

大山祇神社の御神木である大楠です。推定樹齢2600年ともいわれている大楠からは、なにかパワーのようなものを感じます。

本殿に向かい参拝させていただいた後に、御朱印をいただきました。

この旅で3つ目の御朱印をいただき大満足。それにしても、自転車と御朱印めぐりって相性抜群の趣味だと改めて思いました!

 

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美味しいソフトクリーム2連発

まだまだ観光し足りないですが、次の島をめざしましょう。

本当なら同じ道は極力走りたくないのですが、地図アプリで確認したところ、来た道を戻るのが1番よさそう。そう思って走り出しましたが5分で後悔。

そうだよ、結構な距離を駆け下りて来たんだった!

 

気持ちよかった坂道が、一転して牙をむく。しかし、そんなに急勾配でもないのにペダルが重い。リュックサック&大型サドルバックで重量が増しているせい?

そんな僕を横目に見ながら、颯爽と追い抜いていくクロスバイクの若者5人組。そのうちの2人は女の子。なにあれ、めっちゃ楽しそう!うらやましい。

 

40分くらい走って、再び『道の駅 多々羅しまなみ公園』に到着。嬉しいことに太陽さんさんの晴天なので、汗がドバドバ流れてきます。少し休憩しよう。

道の駅多々羅しまなみ公園のでこたんソフトクリーム

果汁100%デコポンを使用した『でこたんソフトクリーム』です!ほどよい酸味が疲れた体に染み渡る。想像以上にみかんの味が強くて濃厚ですが、後味はさっぱりしています。

めちゃくちゃ美味しい。もうひとつ食べたいくらいですが我慢。

 

多々羅しまなみ公園を出発して、国道317号をブルーラインに沿って走ります。交通量が少ない上に道幅も広いので、とても気持ちのいい道が続きます。

大三島の国道317号

『前略、僕は日本のどこかにいます』

思わず、青春18きっぷポスターのキャッチコピーを思い浮かべてしまいました。海の先にあるのは次の目的地である『伯方島』の一部分。

上り坂を走っていると大三島と伯方島に架かる『大三島橋』が見えてきました。

大三島橋

しまなみ海道に架かる橋はどれもきれいで特別な感じがする。

 

大三島橋を渡るために坂道を上っていると、『鼻栗瀬戸が一望できる 鼻栗展望台』という案内看板を発見。看板が示す先は、両脇に草木が生い茂る激坂。

一瞬だけ躊躇しましたが、せっかくだし行ってみよう。

鼻栗瀬戸展望台

あんまり人が来ないところなのかな?草木が生え放題、伸び放題。夏らしくて素敵です。

隠れてしまってわかりにくいですが、写真右上に見えるのがこれから渡る大三島橋。

この橋の下を流れる海峡を『鼻栗瀬戸』と呼ぶそうです。大三島と伯方島の間の急流で、激しい潮の流れが起きる船乗り泣かせの難所となっています。

可愛らしい名前なのに、なんとも恐ろしい。

 

それでは、大三島橋を渡っていきましょう!

大三島橋

照り付ける日差しが夏を感じさせてくれる。

ちなみに、しまなみ海道に架かる橋の通行料金は自転車50円…なのですが、2019年3月31日まで『しまなみサイクリングフリー』と称して自転車通行料金が無料になっています。

お得なこの期間に走らない理由がないですね!

 

そして、伯方島に到着。この島のブルーラインは短く、大三島橋から次の橋まで走行距離が3.5kmくらいしかありません。

普通に走ったらあっという間に通過してしまうので、『道の駅 博多S・Cパーク マリンオアシスはかた』に立ち寄って、少し長めの休憩を取ることにしました。

道の駅 博多S・Cパーク ”マリンオアシスはかた”

大勢のロードバイク乗りの方がいて、とても賑わっていました。

伯方島と言えば、やはり”伯方の塩”ですよね!伯方の塩ラーメンを食べたかったのですが、残念ながら朝ご飯を食べすぎて、そこまでの食欲はなかった。

伯方の塩ソフトクリーム

その代わりに、伯方の塩ソフトクリーム!絶妙な塩味がソフトクリームの甘さを引き立てていて、とても美味しい!みるみるうちに胃袋の中に吸い込まれていき、ペロリと完食。

博多S・Cパークの奥には伯方ビーチという小さい海水浴場があって、子供連れのご家族が夏の海を楽しんでいました。

 

時刻は11時30分。この後の計画に支障が出ないように、そろそろ出発しましょう!

次はいよいよ、しまなみ海道の旅で最後の島となる『大島』です。

 

亀老山展望公園をめざして林道ヒルクライム

民宿を出発してから早くも4時間が経過した正午。気持ちのいい汗をかきながら、『伯方・大島大橋』を渡ります。

伯方・大島大橋

真っすぐ、大島まで続いています。

伯方・大島大橋

柵の向こうには、瀬戸内海に浮かぶ島が見えます。大小さまざまな島が浮かぶ光景はとても幻想的な眺めです。RPGの世界に迷い込んだよう。

大島から見える伯方・大島大橋

伯方・大島大橋を渡り切ったところで記念撮影。空の青色と海の青色を隔たるように存在する島と橋。きれいな景色です。

 

ブルーラインに沿って、県道49号を走ります。

大島の海岸線

海岸線を走るのは本当に気持ちいい。しばらく走って、国道317号に入ります。今治市までのブルーラインは大島を縦断するように続いています。

しまなみ海道を走ったら、ぜひとも行ってみたいと思っていた場所がこの大島にありました。

そこまでの道のりは約7km。多少のアップダウンはありますが、広くて走りやすい道が続きます。炎天下なので、水分補給をしっかりしてペダルを回します。

 

30分くらい走ると、目的地への入口が見えてきました。国道317号を左折して、細い道に入っていきます。

林道・亀老山線の始点

林道・亀老山線の始点!そうです、目的地はこのヒルクライムを上った先にある『亀老山(きろうさん)展望公園』なのです。

標高307.8mの亀老山展望公園からは瀬戸内海の島々を一望でき、その絶景はしまなみ海道随一とも言われているそう。

これは行くしかないでしょう!

 

勢いよく走り出しましたが、この林道がなかなかの難敵。あとで調べたら平均斜度は8%とのことでした。

お昼を過ぎた1番熱い時間帯ということもあってか、思うようにペダルが回らない。滝のように流れる汗。失われていく水分。

約半分を上ったところに、唐突に現れた看板に目と心を奪われました。

亀老山展望公園の藻塩アイスの看板

『頑張れ!!』

これは、明らかに自転車で上るサイクリストに向けられた言葉。たかだか看板の一文字に勇気をもらうとは!

そして、藻塩アイス!?これを食べるためにも、絶対に展望公園まで行くしかない!

 

気合いを入れなおしペダルを回します…が、ダメでした。足が釣りそうになり、乗っているのが辛くなってしまったので仕方なく自転車をおります。

残り1.5kmとはいえ、自転車を押して上り坂を歩くのはかなりキツイ。しかもこの炎天下。

思い返せば、渋峠では今日以上の気温の中、20km近くある山道を歩いたっけ。我ながら、なんというか…言葉も出ない。

 

そして、なんとか亀老山展望公園に到着。サイクルラックに自転車を掛けて、ヨタヨタしながら展望台に向かうと全身の疲れが吹き飛ぶ絶景が待っていました。

亀老山展望公園からの景色

思わずため息が出ました。

亀老山展望公園からの景色

空と雲と海がまじり合って、ひとつになっている。その中に浮かぶ島々はまるで空に浮かんでいるようです。

こんな絶景があるのか。本当に来てよかった。

写真は最低限の枚数だけ撮り、あとは目と心に焼きつけよう!

 

ひとしきり景色を堪能した後、本日3つ目のアイスクリーム。

亀老山展望公園の藻塩アイス

これがウワサの藻塩アイス。パラパラとかかっているのが藻塩のようです。もちろんアイスクリーム自体にも練り込まれていて美味しい。

お土産屋さんでは汗拭き用に今治タオルを購入。300円という破格の安さで買えましたが、新品なので水分を吸い取らない!

 

さて、亀老山展望公園を大満喫したところで、そろそろ山を下りましょう。

しまなみ海道の旅も、終わりが近づいてきています。

 

完結・しまなみ海道の旅

ダウンヒルを楽しむために山に上る人も多いみたいですが、それも納得の爽快感。風が気持ちよくて、全身の汗が一瞬で乾いてしまいます。

亀老山を下り、国道317号に戻ります。ブルーラインに沿って、今治駅をめざしましょう。

ほぼ平坦の道を走っていると、海が見えてきました。もう橋はすぐそこです。海沿いに『道の駅 よしうみいきいき館』があったので、休憩がてら立ち寄ることにしました。

『道の駅 よしうみいきいき館』から見える来島海峡大橋

よしうみいきいき館からは『来島海峡大橋』が見えます。来島海峡第1大橋、第2大橋、第3大橋により構成された世界初の3連吊り橋だそうです。

大島と四国を結ぶ来島海峡大橋は、なんと全長4,105mもあり、これまでで断トツに1番長い橋。心して渡りましょう。

来島海峡大橋

多くのサイクリストの方とすれ違いながら、無事に来島大橋を渡り切ることができました。来た道を振り返って写真をパシャリ。

 

初の四国、初の愛媛県に上陸です。愛媛県の空気感を堪能しながら、約7kmのサイクリングを楽しみ、今治駅に到着しました。

今治駅

1泊2日のしまなみ海道の旅、これにて完結です!

初日は大渋滞に巻き込まれて泣いたのも、今となってはいい思い出。しまなみ海道を走れて本当によかった。

道は走りやすい上にブルーラインのおかげで迷わない。観光スポットへの案内看板も多く設置されていて親切。適度なアップダウンもあるので、飽きずに走れます。

また、何度も言いますが景色は最高にきれいで一見の価値あり!普段の生活では見られない景色、空気を感じることができて心の底からリフレッシュできました。

グルメ、スイーツが充実しているのも嬉しいところです。

1日目に走った島は、本当にただ通過するだけになってしまったので、また改めてしまなみ海道を走りたいと思います。

ひとつひとつの島に魅力があるので、もう少しゆっくり走って回るのもいいかもしれません。

 

さて、せっかくなので今治駅周辺を少し探索してみました。

今治城

今治城です。別名は吹揚城(吹上城)とも言うそうです。

海を活用した海城であることから、日本三大水城のひとつになっているそうです。水城とは海のすぐそばにあり堀に海水が流れ込んでいる城のことらしい。

 

今治城近くの公園で見つけた人型サイクルスタンド。

今治城近くの人型サイクルスタンド

陽気な恰好をしていて、今までで見た中で1番好きなスタンドです。

 

スクリューのモニュメントを発見。

巨大スクリューのモニュメント

近寄ってみると、圧巻の大きさ!写真におさまりません。

この巨大スクリューは造船や海運業が集中している海事都市として知られる今治市のモニュメントとして、地元企業が寄贈したそうです。

 

見足りないところですが、そろそろ切り上げて今治駅まで戻ります。

さて、車が止めてある尾道駅周辺までどうやって行くか?

自転車で走るのはさすがにキツイので、今回は『しまなみサイクルエクスプレス』を利用してみました!(※しまなみサイクルエクスプレスHP

これは、尾道駅と今治駅を結ぶ高速バスで、なんとバス内に自転車を持ち込めるサイクリストご用達のバスなのです。

自転車を載せる場合は予約が必要ですが、片道2,250円で利用できるのも財布に優しい。

 

自転車の積載方法は、前輪を外して専用ラックに引っ掛ける方法と輪行袋に入れる方法の2パターン。

HPで紹介されていたのがすべてロードバイクの画像だったので、クロスバイクの僕は無難に輪行袋に入れておこう。

今治駅前のバス停に行くと、すでに前輪を外したロードバイクの方が数名いらっしゃいました。そして、バスが到着。ちょっとドキドキするので、最後に乗り込もうと列を譲ります。

 

バスの中は自転車が載せられるように改造…いや、改造というほど大袈裟ではなく、載せられるような工夫がされていると言った方が合っています。

そして、輪行袋に入れて正解だった。バスの通路は狭いので、重いクロスバイクを運ぶのは少し苦労しそう。

 

16時43分、しまなみサイクルエクスプレスが今治駅を出発しました。

バスの中は寒いくらい冷房が効いていて快適の一言。窓から見える景色も夕日に染まりつつあり、旅の終わりを感じさせてくれます。

しまなみ海道の旅の思い出を振り返りながら物思いにふけっていましたが、気が付けば夢の中。目を覚ますとそこは、出発地点である尾道駅でした。

毎度のことながら、文明の利器は恐ろしく楽で速い。有効活用することによって、サイクリングは何倍も楽しくなることを再確認しました。

 

とにかく腹ペコだ。そういえば、今日はお昼ご飯をまともに食べていなかった。

尾道ラーメン 味麺

尾道駅のすぐそばにある『尾道ラーメン 味麺』で尾道ラーメンとカレーのセットを注文。

めちゃくちゃ美味しい。

腹ごしらえも済んだので、次の目的地に向けて尾道市を出発します。

尾道駅周辺の景色

ありがとう、しまなみ海道!最高に楽しい旅になりました。

夏休みの旅は3日目に続きます!

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