御朱印ライド!クロスバイクで小江戸川越七福神を巡る(埼玉県川越市)

小江戸川越七福神の地図 自転車ライド

2018年1月某日。

新年1発目のライドは縁起のよいものにしたい!ということで、埼玉県川越市の『小江戸川越七福神』を巡ってきました。

 

12月の終盤にインフルエンザ発症。

治ったと思ったら続けざまに風邪をひいてしまい、年末年始を寝たきりで過ごしたので、リハビリも兼ねて自転車でひとっ走りしてきます!

 

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七福神ってなに?

そもそも『七福神』って知っていますか?

僕も言葉としては知っていたのですが、詳しいことはあまりわかっていませんでした。そこで、出発前に調べてみたので興味のある人はどうぞ!

七福神とは?

七福神信仰は、『七難即滅、七福即生』という『世の中の七つの大難はたちまち消滅し、七つの福が生まれる』という考えから生まれました。

七福とは、”寿命” ”有福” ”人望” ”清廉” ”威光” ”愛敬” ”大量”だそうです。そして七福それぞれを代表する神様が七福神なのです。

なんとなくわかりました?

 

縁起のいい神様が7人集まって、7つの災難を吹き飛ばしてくれるということですね!

まさに新年1発目のライドにふさわしい。それでは自転車にまたがり、出発しましょ~う!

 

小江戸・川越に向けて出発

まずは、小江戸川越七福神の第1番であり、毘沙門天の祀られている『妙善寺(みょうぜんじ)』に向かうことにしました。

出発地点から、今回のライドの舞台である『埼玉県川越市』までは約10km

楽勝だろう!

そんな風に余裕ぶっていましたが、年末年始の寝たきりによる運動不足がたたり、結構しんどい。

 

そして、なにより寒い!年明け1月の気温を舐めていました。

パールイズミの冬用アンダーウェアやインナータイツを履いていたのですが、その上に着ているのが普通のサイクルジャージ1枚ではさすがに厳しかったか。

 

リュクサックの中から防寒用に持ってきたモンベルのサイクルレインジャケットを羽織り、なんとか寒さをしのぎます。

こりゃいいや!冷たい風を遮断してくれるだけで、かなりの保温効果が生まれます。雨が降ったときのために買ったレインウェアですが、ウインドブレーカーとしても使えそうですね。

ふと思ったんですが、ロードバイクに乗っている人ってめっちゃ薄着だけど寒くないのかな?

 

僕がクロスバイクを購入したは去年(2017年)の2月ごろでした。

その頃、なんやかんやと忙しく自転車に乗れない日々が続き、初ライドの次に乗ったのが4月の春先だったんですよね。

クロスバイクではじめてのサイクリング!帰宅は最初の試練です
初心者サイクリストが、納車されたばかりのクロスバイクで初ライドを楽しみました。約30kmの道のり、走りはじめる前は走破できるのかとても不安でしたが、ペダルを漕いでいるうちに不安は楽しみに変わりました。

本格的な冬ライドの経験がほとんどないのですが、「すべてのライドが力になる!」ということで、今回の寒さもしっかりと自分の成長につなげていきましょう。

 

のんびり走っていると、1時間ほどで妙善寺の近くに到着。

どこにあるのかな?とあたりを見回し探していると、なにやら大勢の人たちが同じ方向に歩いていきます。もしやと思って、クロスバイクで追ってみるとビンゴ!

 

妙善寺を発見しました!

妙善寺(小江戸川越七福神)

こんなに人が集まるものなのか!?と驚いていると、どうやら小江戸川越七福神を巡る街歩きツアーが開催されているみたいです。

妙善寺にもスタンプ台が設置されていたので、スタンプラリーのようなものなのでしょう。

 

僕は、御朱印をもらうべく列に並び参拝。無事に御朱印をいただくことができました。

川越さつまいも地蔵尊

妙善寺境内には『川越さつまいも地蔵尊』という可愛らしいお地蔵さまがいました。川越と言ったらさつまいもですもんね!

新年早々ということもあり参拝客の方が多く、妙善寺の写真を撮ることは叶いませんでしたが仕方ありません。

 

ちなみに、小江戸川越七福神を快適に巡れるよう、各地にこのような案内板が設置されています。

小江戸川越七福神の案内板

最寄りの『川越駅』『本川越駅』までの、そして、次に巡るべき寺院までの所要時間、地図が書いてあります。これは徒歩での時間でしょう。

それにしても親切ですね!川越の七福神巡りがなぜ人気なのか?その秘密の一端がわかったような気がします。これは巡りたくなるわ!

目的は果たした!次に向かうことにしよう。

 

新年の気分を高めていこう

それでは、第2番『天然寺(てんねんじ)』に向かいま~…っと走ってたら着いちゃった!

天然寺(小江戸川越七福神)

妙善寺から天然寺までは1kmも離れていないので、自転車で5分くらいのご近所さん。

そういえば、案内板にも『天然寺まで約11分』って書いてあったもんな。

天然寺(小江戸川越七福神)

天然寺には『願掛観音』という、願いを叶えてくれる観音様がおりました。

ちゃっかり僕もお参りさせてもらいましたが、願いを叶えるためには”気持ちを強く持って努力すること”が大切なんだとか…。

まさにその通りですね。僕も努力を怠らない人間になる!これを新年の目標にします!

 

これは、なんだろう?

天然寺の水琴窟

小江戸川越七つの音風景『水琴窟』と書かれています。

説明を読んでみると、地面の底の空洞に溜まった水に水滴が落ちると、その音が反響して琴のような音色が響く…というもののようです。

 

筒に耳を近づけてみると、とてもきれいで澄み切った音が聞こえてきました。

水琴窟は小江戸七福神のすべての寺院にあり、その音色は7か所で違うそうです。耳で”音風景”を楽しむのもいいですね!

水の音色に心癒されたところで、お次は第3番『喜多院(きたいん)』に向かって走り出しましょう~!

 

天然寺から喜多院までは約1.5kmなので、すいーっと走れば10分くらいで着きます。

喜多院(小江戸川越七福神)

喜多院と言えば、毎年1月3日におこなわれる『だるま市』や、知る人ぞ知る埼玉県郷土かるたの札にもなっている『五百羅漢』が有名ですよね。

 

それでは、境内を回ってみましょう~!

喜多院(小江戸川越七福神)

おなじみの立て看板発見。とりあえず、写真に収めておこう。

 

喜多院は他の寺院よりも規模が大きく、おそらく知名度も高いので参拝客の数が多いですね。参拝を済ませてから御朱印をいただきにいくと、長者の列ができていました。

それでも、書置きではなく直筆なのは嬉しい。

 

受け取りまで30分くらいかかるとのことなので、その間に境内にある五百羅漢を見に行こう!

喜多院の五百羅漢

ずらりと並ぶ500体以上の羅漢様!

さすが、日本三大五百羅漢のひとつと呼ばれているだけありますね。ちなみに”羅漢”というのは仏教で供養尊敬を受けるに値する人のことだそうです。

喜多院の五百羅漢

驚くべきことに1体1体の表情やしぐさが違うので、じっくり見ていると結構おもしろい。

ウロウロしていると、変わった羅漢様も見受けられました。

喜多院の五百羅漢

人懐っこい犬と戯れている羅漢様。

喜多院の五百羅漢

うずくまって寝ているのかな?泣いているのかな?

まさに、埼玉県郷土かるたが詠っている『羅漢様 笑顔泣き顔 勢ぞろい』ですね!

 

羅漢様の中で、ひとりは自分に似ている羅漢様がいるという言い伝えもあるそうなので、訪れた際には探してみてはいかがでしょうか?

 

感銘を受けた成田山のおみくじ

次の目的地は、第4番『成田山(なりたさん)』ですが、喜多院から距離500mのところにあります。一瞬で着きました。

成田山(小江戸川越七福神)

成田山に祀られている七福神は”恵比寿天”です。

駅名やビールのブランドにもなっていますし、七福神の中でもっとも有名な神様といっても差し支えないでしょう。大きな鯛を小脇に抱えているビジュアルも印象的です。

 

本堂というのかな?素人目に見ても立派で美しい。

成田山(小江戸川越七福神)

本日4回目の参拝をしたあと、御朱印をいただきに社務所に向かいました。

 

そして、成田山では記念すべき2018年のおみくじを引きました!

結果は!成田山では、吉は大吉の次によいそうです。そして、そのおみくじに書いてあった言葉がとてもよかったので一部抜粋して紹介します!

知ったふりして迷うより、まずは一から学ぶこと。今日という日は残りの人生の中で一番若いのですから

 

どうです?なにか感じませんか?

僕は32歳という微妙な心境の年齢なので、ビシビシと感じてしまいました。

年老いていくことを恐れても仕方ありません。人生で1番若い””こそ、やりたいことを積極的にチャレンジしていこうと強く思いました。

 

さて、小江戸川越七福神巡りもいよいよ後半戦に突入です。

最初の方こそ、「なんとなく、こっちな気がする…」というアバウトな感覚で走っていましたが、道中で頼もしい味方をゲットしていました。

小江戸川越七福神の地図

ポケットに入れていたのでボロボロになっていますが、お気になさらず。

小江戸川越七福神の地図

裏面が小江戸川越七福神の地図になっています。

かなり小さいのでブログ上で詳細を確認するのは難しいと思いますが、なんとなくの位置関係と雰囲気だけでも伝われば幸いです。

この地図があるので、迷うことなく最短を走っていけてます。

 

第5番は『連馨寺(れんけいじ)』という字面と響きがきれいなお寺です。

蓮馨寺(小江戸川越七福神)

成田山からは約1kmなので、クロスバイクで5分くらい走ると到着です。

 

駐輪場がなかった…見当たらなかったので、邪魔にならないところに寝かせておこう。

蓮馨寺(小江戸川越七福神)

キックスタンドを取り外して随分経ちますが、こういうときに少し不便を感じます。。

立てかけるか、寝かせるかすればOKとはいえ、寺社仏閣のような場所だとそれすらも遠慮がちになってしまいますからね。

クロスバイクにキックスタンドを取り付けてみた!特徴やメリット
クロスバイクにキックスタンドを取り付けてみました。自転車を自立させることができるようになると、駐車する場所に困らないので本当に便利です。しかし、メリットと同じようにデメリットも存在します。

 

それでは、参拝していきましょう!

蓮馨寺(小江戸川越七福神)

連馨寺は『おびんづる様』という真っ赤な仏様が有名です。おびんづる様を撫でると、撫でた部分がよくなるそうです。

写真は撮り忘れ…いや、ご自分の目で見てほしく、あえて載せなかったのです!

 

小江戸の街並みを楽しむ

第6番は『見立寺(けんりゅうじ)』です。

連馨寺から1kmも離れていないのですが、川越市の歴史を感じる街並みを見ながら走ることができました。

見立寺(小江戸川越七福神)

祀られている七福神は”布袋尊”ですね。

いつも笑顔を絶やさず人々に接していて『笑う門には福来る』で有名な神様です。

 

これまでと同じように、参拝して御朱印をもらいます。

見立寺(小江戸川越七福神)

御朱印をもらうこと自体も初心者のため最初はドキドキしていたのですが、今日1日でかなり慣れることができました。

朝に比べて気温は上がりましたが、自転車を走らせる距離が短いため、依然として体は温まりません。蛍光イエローのレインウェアは場違いに明るいですが、着ないわけにはいかない。

 

いよいよ、次で最後だ!第7番『妙昌寺(みょうしょうじ)』です。

ここも見立寺から1kmくらいのところにあるので約5分で着きました。小江戸川越七福神は、徒歩でも十分に巡れる距離にあるのでいいですね。

妙昌寺(小江戸川越七福神)

最後の七福神は、7人の中で唯一女性の”弁財天”が祀られています。

妙昌寺(小江戸川越七福神)

参拝客の方がたくさんいました。僕も参拝しながら、これまで走ってきた道のり、巡った七福神に思いを馳せましょう。

 

御朱印をもらいにいくと、いつも書いている人が急用で不在のため、書置きになってしまうとのことでした。

書置きとは?文字通り、あらかじめ紙に書いてある御朱印をもらうこと…です。

今回のような場合だったり、御朱印をもらいに来る人が多い時期だったり、特別仕様のデザインだったり、そういうときに書置きが多いのです。

 

なんとなく、やはり”直筆”の方が嬉しい気持ちもありますが、こればかりは仕方ありませんね。直筆でも書置きでも同じ御朱印。同じ神様です。

御朱印をいただき、家に帰ったらていねいに御朱印帳に貼り付けておこう!

 

さて、長くなりましたが『小江戸川越七福神』をすべて巡りました!達成感がすごい!

年明け早々、縁起のいい気分になりましたので、この調子で楽しく自転車ライフを満喫していくぞ~!なんて思いながら、帰路につきました。

お疲れさまでした~!

 

おわりに

クロスバイクで7か所の寺院を巡るという初めての試みでしたが、無事に成功しました。

集めた御朱印も7つ並ぶと壮観です!

小江戸川越七福神の御朱印

今日1日で、行き帰りも含めて約30km走りました。病み上がりからの復帰ライドとしては、ちょうどいい距離だったと思います。

 

寺院同士の距離も近いので、普段は自転車に乗らない人でも簡単に回ることができると思うので、初心者の方にオススメです。

ご興味のある方は、自転車にまたがりペダルを漕ぎだしてみてください!よい運気のようなものをもらえますよ。

 

最近は短い距離のライドが続いているので、そろそろ自転車旅をしたいと思っています。

企画・実行したら、また記事にしますね~!

コメント

  1. PALCOM より:

    いつも読ませていただいてます。

    奥秩父の三峰神社御朱印ライドはどうでしょうか?

    • にしき にしき より:

      読んでいただき、そして情報までいただき誠にありがとうございます!
      さっそく調べてみました。三峰神社までの道のり、けっこうキツそうなヒルクライムですね(´゚∀゚`)
      自然の中を走れるので間違いなく気持ちよさそう。
      近々走りに行ってみますので、また記事にしたら読んでやってください!

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