スポーツ自転車に乗っている皆さま、愛車をどこに保管していますか？
風雨にさらされる屋外に放置していると、自転車はあっという間に錆びてしまうのではっきり言ってオススメできません。
チェーンや変速機が錆びてしまったらスポーツ自転車本来の性能を発揮できませんし、ペダルを回すたびに変な音をさせていたらカッコ悪いですからね！
●屋内に自転車を保管するスペースなんてないよ…という人
せっかく買った自転車の置き場所に悩んでいる人たちに向けて、今回は自転車を縦に置くことができるスタンドをご紹介します。
自転車を縦に置くことで、かなりの省スペース化を実現することができます。
実際に僕も狭い玄関にクロスバイクを縦置きに保管しています。元から狭い玄関がさらに狭くはなりましたが、日常生活に問題はありません。
このように僕が使用した感想、体験談も交えて、縦置きスタンドの良いところ、悪いところを包み隠さずお話ししていきます！
目次
ミノウラ DS-800AKI ディスプレイスタンド
僕が購入したのは世界初の自転車トレーナーメーカーといわれている『ミノウラ』のディスプレイスタンド『DS-800AKI』です。
シンプルな黒色のフレームがなかなかカッコいいスタンドです。自転車のタイヤが接地するパーツは赤くなっているので、視覚的に使い方がわかりますね。
スタンドのサイズをメジャーで測ってみました。
横：約57cm
高さ：約112cm
奥行は、もっとも出っ張っているのが中央に立っているポールの”くの字”に曲がった部分なので、そこから手前まで計測して約65km。床に面した一文字のポール部分からだと約52cm。
僕が実際に測ったものなので100％正確ではないかもしれませんが、購入してご自宅に設置するときの参考にしてください。
価格は１万円ちょっとなので、「高くて手が出せない…！」というほどではないリーズナブルな設定なのが嬉しいところです。
普通に使っていたらまず壊れるようなものでもないですし、あるとないでは保管のしやすさに雲泥の差が出ますので１台あっても損はしないと思います。
ミノウラ ディスプレイスタンド『DS-800AKI』
実際にクロスバイクを乗せてみた
ディスプレイスタンド『DS-800AKI』に、愛車のクロスバイクを乗せてみましょう！
うおー！立った立った！ROMA3が立ちましたよ！想像以上にいい感じです。
前輪は赤いフックに引っかけて固定します。
フックはラバー素材でコーティングされているので、ホイールを傷つける心配はありません。滑り止めの役割もあり、引っかけたときに安定感を生んでいます。
後輪は、赤いプラスチック製のパーツ３点で固定します。
近くで見てみるとこんな感じです。
後輪がこの赤いパーツ３点にしっかり接地していないと、グラグラと不安定な状態になってしまうので注意が必要です。
赤いパーツはネジで固定されているので、うまく３点が設置しない場合は、ネジを緩めて赤いパーツを前後にスライドさせることで最適なポジションに調整することができます。
ディスプレイスタンド『DS-800AKI』は、縦置きのみならず横置きにも対応しているので、ほぼ使わないと思いますが紹介しておきましょう。
横置きバージョン。いかがでしょう？
ディスプレイスタンドというだけあって、ROMA3のカッコよさが際立つようですね！
前輪をスタンドに収めることもできます。
よくよく見ると、赤いパーツの１点がタイヤに接地していないので、少しクロスバイクが傾いてしまっていますね。これは悪い使い方です！真似しないでください。
縦置き、横置きを見比べてみると、保管に使うスぺ―スの違いを感じていただけると思います。縦置きの方が圧倒的に省スペース！
これなら、室内での保管ができそうじゃありませんか？
購入からの開封、そして組立て
僕はAmazonで購入しましたが、このような段ボールに入って届きます。
結構大きくて重いので、取り扱いには注意してください。
それでは、さっそく開封してみましょう！
箱から出してみると、バラバラになった４つのパーツと部品・工具類が出てきました。思ったよりも内容物がシンプルな印象。
これを説明書を見ながら組み立てていきます。そりゃあ！
はい！あっという間に完成しました。難しくないので、不器用な僕でも15分くらいで組み立てることができました。
付属している六角レンチ以外に特別な道具は必要ありませんが、ボルトを締め込むときにナットを固定するとやりやすいのでペンチがあると便利かもしれません。
使ってみた感想・レビュー
良いところ
①組み立てが簡単
こういった組み立て作業が苦手な僕ですが、パーツの種類も少ないですし、説明書の記載もていねいでわかりやすいので、簡単に組み立てることができました。
「組み立てるのはちょっと…」
なんていう苦手意識を持っている人もいるかもしれませんが、そこはご安心ください！
②縦置きの安定感が抜群
はじめてクロスバイクを縦置きしたときは中央のポールが思ったよりもグラグラして、「これは大丈夫なのか？」と不安になりましたが、まったく問題ありません。
もう長いこと使っているのですが、体やリュックサックなんかを結構ガシガシと自転車にぶつけてしまうことがあるんですよね。しかし、倒れる気配は一切なし！
中央のポールはあえて”遊び”があるように設計されているため少し揺れますが、スタンド自体がふらついたことは今までありません。見た目以上にしっかり自立しています。
③省スペースで自転車を保管できる
縦置きスタンドの最大のメリットは、言わずもがな、これですね！前述した通り、縦置きと横置きとでは自転車を保管するのに必要なスペースに大きな差が出ます。
「室内に自転車を保管するスペースなんてないよ…」
そんな人でも、縦置きならどうでしょう？
かなり狭いところでも保管場所になるので、室内だけではなく、例えば『外にある小さな物置』『玄関』なんかでも保管できるようになるかもしれませんね！
気になったところ
①スタンドの大きさ以上に場所が必要
もちろん縦置きすれば自転車の省スペース化になるのですが、実際に使ってみるとスタンドの大きさ以上に場所が必要だということが判明しました。
前輪を中央ポールのフックに引っかけるためには、その奥の空間に少しゆとりが必要なのです。そのため、壁にベタづけする形で置くことができません。
なんとなくイメージ湧きます？ただ、別にそれだけっちゃそれだけのこと！少し気になった程度の話なのでスタンド設置の参考にしてください。
②横置きは不安定な気がする
縦置きを目当てにこの商品を購入しているのでいいんですが、横置きは結構グラグラします。もちろん倒れる心配はないと思いますが、どうにも不安定でした。
使用感と保管場所について
使ってみた感想ですが、最初の２～３回は自転車をスタンドに収めるのに少し苦労しましたが、すぐにコツをつかむことができました。
流れを説明すると、まずは後輪を軸にして前輪を持ち上げる。自転車を持ち上げて、後輪を赤い３つのパーツに着地させる。そして、前輪をフックにかけて完了です。
あっという間に慣れるので、すぐに快適な縦置きスタンドライフを満喫することができます。
自転車の保管場所ですが、僕は玄関を利用しています。
狭い玄関なのでサドルが靴を履くスペースに若干はみ出していますが、問題なく保管することができています。
自転車を避けながら出入りするのは気を遣いますが、乗りたいときに玄関からすぐ外に出せるのでこれはこれでアリかな？…というかベストな選択でしょう！
縦置きにしてみて感じたのは、「自転車って思っている以上に大きいんだな」ということです。
あまり背の高いものが部屋の中にあると、なんとなく視覚的に圧迫感があるので、そういう意味でも玄関に置けるだけのスペースがあって本当によかった。
おわりに
今回は、縦置きディスプレイスタンド『DS-800AKI』をご紹介させていただきました。
自転車の室内保管、狭いスペースでの保管を検討している人は、ぜひとも縦置きスタンドの購入を検討してみるとよろしいかと思います。
購入時に少し心配だったのは、ロードバイクよりも重量のあるクロスバイクを、ずっと縦置きしていると自転車に無理な荷重がかからないか？ということです。
これに関しては、現在は年単位の長期に渡って使用していますが、まったく問題なさそうです。少なくとも目に見える不具合や、乗り心地の変化はありません。
冷静に考えれば、保管していてダメージが蓄積されるスタンドなんて売られていないですよね。
使用していて、またなにか報告できるようなことがあれば記事にさせていただきます！
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