細々と続けているブログですが、今年で丸4年目になりました。いつも読んでいただいている皆さま、本当にありがとうございます!
時が経つのは早い。
そう思うのと同時に、なんやかんやよく継続しているなと自分のことながら思います。
クロスバイク、ロードバイクによるサイクリングの楽しさや魅力を自分なりに表現して、このブログで発信しているつもりですが、少しマンネリになってきた。
今後もブログは継続していくとして、もっと多くの人をスポーツ自転車の世界に引きずり込む手段はないだろうか?
そこで思いついたのが、“電子書籍の出版”です。
今回は僕の自転車likeを広く伝えるためにおこなった取り組みについてお話ししたいと思います。若干の宣伝も兼ねているのはご容赦ください。
電子書籍を出版しました
はい。そんなわけで、電子書籍を出版しました。
電子書籍とは?
僕自身はあまり触れてこなかったのですが、結構昔からあるサービスなのでご存知の人も多いと思います。スマートフォンやタブレットなどの端末などで閲覧できる電子の本です。
本のデータは基本的にインターネット経由でダウンロードすることになります。そのため、どこにいても好きなタイミングで目当ての本をゲットし、読めるようになるのが最大の特徴ですね。
端末の中には何冊もの本のデータを蓄積することができるので、紙媒体とは違い、端末がひとつあればそれだけで複数の本を読むことが可能です。
たくさんの本を持ち歩くのは大変なので、この点は非常に嬉しいポイントだと思います。
電子書籍についてはこんなところでしょう。僕が持っているザックリとした知識なので、もっと詳しく知りたい人は調べてみてください。
僕自身、実は紙の本の方が好きだったりするのですが、電子書籍のメリットも多くあるので、併用して利用しているような状況です。
僕が最大のメリットと感じたのは『Kindle Unlimited』の存在。
これはAmazonがおこなっている電子書籍のサービスで、月額980円を払うことにより、特定の書籍や雑誌が読み放題になるのです。
自転車に関する書籍、エッセイ、マンガ、雑誌なんかも多数あり、読み物が嫌いじゃなければ確実に元が取れると思います。
なんだか、電子書籍、Kindle Unlimitedの回し者のようになってしまいましたが、本題はここから。
僕が目をつけたkindle、最大の特徴は、素人でも簡単に電子書籍を出版することができる点です。しかも、出版にかかるお金は無料。これ、すごくないですか?
僕は昔から、「自分の本を出版できたらどんなに素敵だろう!」と考えており、自分のサイクリング体験談を“本”として世に出すことを夢想していました。
そのたび、自費出版ではお金がかかるし在庫が山になるのが目に見えている。
どこかの敏腕編集者が、「このブログ、最高ですね!書籍化しましょう!」なんて持ちかけてくれるうまい話があるわけない。あったらそれは詐欺だ。そんな結論に達していました。
しかし、たまたま電子書籍の存在を知り、出版のハードルが高くないという話を聞いたときに、「これだ!」と閃いたのです。
これなら僕でも、作家?著者?とにかく、自分の本を販売している人になれる!とワクワクしながら思いました。
そして、その勢いで今回紹介する電子書籍『初心者にしきの自転車旅』を出版することに相成ったわけです。
出版した理由と想い
電子書籍を出版した嬉しさもあり、つい記事にしてしまいましたが、ここは自転車ブログです。
出版方法や注意点を説明するつもりはありませんので、ご安心ください。
非常に簡単ではあるんですが、結構すったもんだした部分もあるので、気になる人はメールやコメントをいただければ懇切丁寧に回答させていただきます。
ここでは、自転車旅を題材にした”電子書籍を出版した理由と想い”について、お話ししていきましょう。少しお付き合いください。
②電子書籍でお金を稼ぎたい
①自転車旅の魅力を伝えたい
最大の理由は、ブログと同じです。少しでも多くの人に、僕の体験談を通じて自転車の魅力を知ってほしいと思ったからです。
もちろんブログでも発信しているのですが、媒体の特性なのか、読まれる記事はハウツー系やレビュー系の記事が多く、それに比べてサイクリング記事が読まれる頻度は少し寂しい。
ブログと電子書籍、発信する媒体が変われば読み手も変化するかな?なんて気持ちから、電子書籍に着目したというわけです。
メインテーマを“サイクリング”ではなく“自転車旅”に絞ったのは、僕自身が自転車を趣味とするようになって、「人生を変えられた!」と強く思うようになった要因が自転車旅だったからです。
僕は自転車で本当にいろいろなところを走りました。
もちろん、もっとたくさんの場所を走っている人は星の数ほどいるのでしょうが、僕自身、自転車にハマっていなければ決して訪れなかった場所を走った。
これは本当にすごいことだと思っています。人間的な成長に繋がったという自信もあります。
それほどまでに自転車での旅は魅力的で楽しい。人生すら変えてしまうパワーがある。このことを多くの人に伝えたかったので、電子書籍ではあえて自転車旅のみにフォーカスしたのです。
Amazonで”自転車旅”というキーワードで検索した結果、僕のような個人が出している電子書籍は”日本一周”のような規模の大きいものしかありませんでした。
もっとよく調べればあったのかもしれませんが、僕には見つけられなかったです。このこともあり、「もっとスケールの小さい旅の話を提供したい」と考えました。
読んでくれた人が、「これなら自分も旅に出られるんじゃないかな?」と思えるような、いい意味で旅に出るのハードルを下げる本を出したい。
これらが、自分の体験談を電子書籍にして出版したいと思った大きな理由です。
②電子書籍でお金を稼ぎたい
こう聞くと、「いいこと言っていたのに、結局お金かよ!」と思う人がいるかもしれませんが、少し補足説明させてください。
ここまで話してきた電子書籍ですが、Amazonで商品として販売するわけですから、売れれば当然、僕の懐にお金が入ってくる仕組みになっているんです。
具体的な話は割愛しますが、大まかにいうと、設定した販売価格の70%の金額、そして、Kindle Unlimitedで無料ダウンロードされて読まれた場合には1ページにつき約0.5円。
これらが電子書籍販売の収益となります。
ここに目をつけたわけですが、なにもお金そのものが欲しいわけではなく『自転車旅はお金になる』という実績が欲しかったのです。
この実績があれば、僕のおこなう自転車旅は”個人の趣味”から一種の”副業”になり、旅に出るということはある意味では”取材行為”になると考えました。
これによるメリットはなにか?遠慮せずに堂々と自転車旅に出かけられる!ということです!
このブログではあまりプライベートな話をしていませんでしたが、僕にも家族はいて、連休にひとりで自転車旅をおこなうのに気が引けてしまうお年頃なんですよね。
なんとなく、言いたいことわかりました?
そうです!要するに自転車旅をおこなう言い訳が欲しい!そのための電子書籍による集積化というわけなんですよ。
これを読んでいる年端もいかぬちびっ子チャリダー諸君。大人になるとはこういうことなんだぜ!今のうちに好きなだけ自転車で走っておくといい。
話が大きくそれそうなので、このあたりで切り上げましょう。とにかく、これらの理由から電子書籍の出版に踏み切りました。
ブログ記事との違いは?
電子書籍『初心者にしきの自転車旅』は、ブログ記事の内容をベースにして、大幅な加筆修正をおこなっています。
最初は正直なところ、「ブログ記事を流用すれば手間もかからず出版できるであろう!」なんて考えていたのですが、いざ作業に取りかかるとそういうわけにもいかない。
というのも、ブログ記事や撮影した写真を見返していたら、伊豆大島を走った当時の記憶が鮮明によみがえってきたのです。
ブログでは省略してしまったこと、もっと詳しく語りたいことがたくさん現れて、そこから文章の再考と加筆修正がはじまりました。
具体的にどれくらい増えたのかというと、ブログが2記事で約9,000文字なのに対して、電子書籍は前書き、本文、後書き、プロフィールなどをすべて含めて約20,500文字となりました。
単純に2倍以上になっていますね。
通常の小説が約10万文字と言われているので、その5分の1程度の文章量ですが、電子書籍として空き時間にサクッと読むのにはちょうどいいボリューム感になっていると思います。
また、写真を一切載せていないというのもブログとの大きな違いです。
写真があった方が臨場感が増し、情景を思い浮かべやすくなるとは思ったのですが、それに頼りすぎると文章がおろそかになる。そう考えました。
あくまで電子”書籍”なので、文章で勝負したい!…と素人がいっちょ前に思い、写真を載せないという判断をしました。
さて、これはどうなんでしょうね?挿絵として、少しくらい載せた方がいいのだろうか?今後の検討課題ということにしておきましょう。
おわりに
そんなわけで、今回は僕が出版した電子書籍の紹介や想いについて語りました。
これで僕も著者?になったわけですか…。そう考えると、感慨深いものがありますね。電子書籍が爆売れしたら、次は紙の本にして書店に平積みしてもらいましょう。
ちなみに、タイトルの『Vol.1』からもわかるように、これまでにおこなった自転車旅の記録をすべて電子書籍にする予定です。
月1冊くらいのペースで出版できればいいかな?なんて考えています。
自転車旅に興味がある人は、ぜひ読んでみてください。前述した通り、Kindle Unlimitedなら無料でダウンロードすることができます。
読んでいただき、「自分にも書けそう!」なんて思ったら、チャレンジしてみてください。いろいろな人の自転車旅のドラマを知ることで、僕自身の活力にもなります。
それでは、これからも”自転車”をいろいろな形、角度から楽しんでいくとしましょう!
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