甲州街道を走ろう!夏休みの自転車ひとり旅【埼玉県某所⇒山梨県甲府市】その2

山梨県甲府市をめざして走り続けるにしき。

出発地から約70km地点の『甲斐の猿橋』では、日差しが強かったこともありバテ気味に。

水分を小まめに補給しつつ、しばらく走ると甲州街道最大の難所が見えてきました!

その名も、笹子峠

甲府に行くためには、甲州街道の新笹子トンネルを走るルートが最短です。

しかし、Googleマップのストリートビューや、サイクリストの方のブログなどで調べたところ、この新笹子トンネルはとにかく危なそう!

全長約3kmあるし、道幅は狭いし、交通量は多いし。

このトンネルを走るのは危険だな…と思って調べていたら、ありました迂回路。

それが、笹子峠です。

距離は約6km、平均斜度は6%くらいあるそうですが、新笹子トンネルができてからあまり使われていないため、交通量は少ないみたいです。

そういうわけで、今回のライドで2か所目となる峠越えが始まったのです!

峠+雨=?

笹子峠に差し掛かり、「よーし、気合い入れて上るぞ!」というときに、まさかの雨が降ってきました。

しかも、すごい豪雨。

もう、本当に、「うそでしょ?」と逆に笑っちゃう感じです。゚(゚^Д^゚)゚。

雨の中、慣れない峠を走るのはかなりキツい!

高い木で覆われた峠道は薄暗くて、幽霊でも出そうな雰囲気で怖い。

ギアを1番軽くして、上体を起こすと楽になると聞いたので、試してみたけどダメでした。

延々と続くように思われる道の先を見てしまうと、精神的にやられる。

雨と疲れの影響もあり、終始下を向いてペダルを漕いでました。

笹子峠には、樹齢1000年を超える”矢立ての杉”と呼ばれる大きな杉の木があるのですが、雨が降っているので残念ながらスルー。

つづら折りを抜けるたびに、「終わりか?終わりなのか?」という淡い期待を抱く僕。

それをあざ笑うかのように続く峠道。熾烈な戦いは続きます。

余談ですが、この笹子峠での戦いで、1,300円くらいしたビアンキ純正のエンドキャップが外れて、紛失しました(ノω・`)

今回のライドで初めて付けたのに…。

写真などの記録を取っていなかったので(そんな余裕なし!)、正確な時間はわかりませんが、なんとか上り切った模様。

そして、目の前に現れたのは、ある意味最大の難所”旧笹子トンネル”です!

旧笹子トンネル

これがその入口。

もうね、しとしと降る雨とあいまって、めちゃくちゃ怖いのよ。

だが、ここを通らないと甲府には行けない。

恐怖を押し殺して、旧笹子トンネルをライド開始!

トンネル内はとてもシーンとしていて、自分の呼吸音とペダルを漕ぐ音だけが響きます。

トンネルの全長250mくらいなので、目線の先には出口が見えている。

それなのに、なかなかたどり着けないような変な感覚。

あ、これは、今、怖いことを考えたらダメなやつだと思い、無心でペダルを漕ぎます。

そして、無事に抜けることができました。

怖かったよぉ…。

トンネルを抜けた先に、道が開けたところがあったのでそこで休憩。

見晴らしがよくて、「こんなに高いところまで自転車で上ってきたんだな」と、思わず感動。

写真を撮り忘れたのが残念です。

サイクリングにはドラマがある

「お疲れさまです~。坂、きつかったですね」

旧笹子トンネルを抜けて休憩していたところ、ひとりのサイクリストの方(以下Aさん)に声をかけていただきました。

もちろん初対面の方なのですが、数時間前から同じルートを、同じくらいの速度で抜きつ抜かれつ走っていたので、お互いちょっと意識していたみたい。

そして笹子峠に入るタイミングもほぼ一緒。

同じ峠を上る者同士、言葉は交わさずとも、「あの人は足をつけずにがんばってるぞ!オレもがんばろう!」だったり、「あの人には負けないぞ!」だったり、お互いのモチベーション維持を助け合う関係になっていたようです。

実際、ひとりで上っていたら、もっと足をつけて休憩していたと思います。

ありがたくも話しかけていただいて、意気投合。

偶然にも、目的地が同じだったので、甲府まで一緒にライドすることに!

いや~、こんな出会いもあるんですねヽ(´・∀・`)ノ

難所の後は気持ちのいいサイクリング

笹子峠を上り切った後は、気持ちのいいダウンヒルです!

雨上がりなので、スピードが出過ぎないように慎重に下りますが、本当に爽快の一言。

キツい思いをして峠を上った後のご褒美って、高いところからのきれいな景色とダウンヒルですよね!

ダウンヒルを駆け下りると、ふたたび国道20号・甲州街道に合流。

あとは、甲府駅まで約20kmを走るだけです。

天が味方したのか、追い風ということもあり、少ない力でスイスイ進みます。

そして、問題なく甲府に到着!

せっかくなので、Aさんと銭湯でひとっ風呂浴びた後、山梨名物ほうとうを食べました。

ほうとう

豚肉が入っていて、ちょっと辛いほうとうをチョイス。

めちゃくちゃ美味しかったです!

Aさんはそのまま電車で輪行して帰るとのことだったので、Aさんが乗っていたランドナーをバラすところを見学させていただき、お別れとなりました。

色々な話ができて、とても楽しかったです。ありがとうございました!

今回の旅で宿泊するのは、甲府で唯一のゲストハウス『バッカス甲府』というところ。

外観、内装共にすごいオシャレなんです!

バッカス(ローマ神話の酒神)の名前の通り、1階にはゲストハウスのオーナーがやっているBARもあり、お酒も楽しめます。

部屋には二段ベッドがふたつあり、計4人が泊まれます。

宿泊部屋とは別に、共同で使えるリビングルームがあり、数人くつろいでいる人がいました。

僕も真似してくつろいでみましたが、なんとも言えない雰囲気だったので早々に退散。

BARで軽くお酒を飲み、就寝しました。

色々な目的の人が集まっているゲストハウスっておもしろいですよね。

また、機会があったら泊まってみたい!

同部屋の人のイビキや寝言が気にならないという人には、安いしオススメです。

旅の終わりは輪行で

サイクリストの朝は早い。

朝6時。埼玉に帰るための準備を始めます。

帰る前にひとっ風呂浴びたかったのですが、部屋に付いているユニットバスを使うと同部屋の人を起こしてしまう。

調べてみたら、約3kmくらいのところに緑が丘温泉という銭湯があるようなので、まずはそこに向かいます。

ぬるめのお湯でしたが、とても気持ちよかったです。

湯船につかっていると地元のおじいさんに話しかけられて、「オレも昔は埼玉にいたんだ」という話で盛り上がりました。

武田信玄公の銅像

銭湯の後は、甲府駅まで走り、武田信玄公の銅像で記念撮影。

武田信玄さん、お会いしたかったです!

舞鶴城跡

そして、舞鶴城跡を見学して、帰路につきました。

甲府駅の前は十分なスペースもあったので、クロスバイクをバラすのも、輪行袋に入れるのも楽にできました。

電車での輪行

ちなみに、こんな感じです。

他の人に迷惑をかけないのが輪行のマナーなので、電車には必ず最前列か最後尾の車両に乗りましょう!

電車での輪行は初めてでしたが、特に問題なく帰ることができました。

それにしても、10時間以上かけて自転車で走った道のりを、電車であっという間に帰るのって、不思議な気分になりますよ(゚∀゚)

電車の窓から景色を眺めながら、車内アナウンスで流れる駅名を聴いて、「あ、ここ走ったな」とひとりで思いをはせる。

普通の電車旅行じゃ絶対に味わえない感覚ですね!

かくして、1泊2日の自転車ひとり旅は幕を閉じたのでした。

今回のライドで、1日で走った距離を90kmから130kmに大幅更新することができました。

そして、電車での輪行も経験することができました。

サイクリストの方との出会いもあり、とても充実した、思い出深い旅になったと思います。

前回の疑問の答え。

自転車はひとりで走っても、当然のように楽しかったです!

今度は、もっと遠くまで走りたいと思います。

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