スポーツ自転車に付き物のトラブルと言えば?多くのサイクリストが、『パンク』と答えることでしょう。
それくらいメジャーで走行に支障をきたすトラブルなので、距離にかかわらずパンク修理道具の持参は必須だと言えます。
僕自身もクロスバイクを納車してから、すぐに購入したパンク修理道具の数々。これを毎回リュックサックに入れて走るの?軽快ではなさすぎる!
そこで購入したのが、トピークのサドルバッグ『Aero Wedge Pack(エアロウェッジパック)Mサイズ』でした。
超が付くほど有名なサドルバッグですが、今回はこちらのアイテムを紹介していきます。
目次
Aero Wedge Pack(エアロウェッジパック)
こちらが、トピークの『Aero Wedge Pack(エアロウェッジパック)Mサイズ』です。
名前の通り、空気の流れを意識した流線形のエアロフォルムになっています。自転車に取り付けるためのストラップは3本。
サドルバッグ背面には、テールライトを取り付けるためのクリップホルダーがあります。反射テープも付いているので、夜間での視認性も多少は上がります。
ジッパーを開けて、中を見ていきましょう。
フタが縦に開くので、誤って荷物を落としにくい親切設計になっています。見た目以上に奥行があり、フタの内側には小さなポケットが付いているのも嬉しいところ。
サドルバッグ中央部にあるジッパーは、解放すると容量を増やせる『エクスパンド機構』。
このように、ちょこっとバッグの長さが伸びるようになっています。
具体的な容量は通常時が0.98L、エクスパンド機構を使うと1.31L、容量が0.67L増えるわけですね。
商品をザックリ確認したところで、公式データを見ていきましょう。
『Aero Wedge Pack(エアロウェッジパック)Mサイズ』
◆長さ200×幅110×高さ110mm
◆容量0.98~1.31L
◆重量130g
どのくらい荷物を収納できるの?
バックの容量は『リットル』単位で表されますが、いまいちピンとこないのが正直なところ。
では、実際にどのくらいの荷物を入れることができるのか?試してみました!
僕が常時入れているのが、こちらのアイテムです。
・タイヤチューブ×2
・タイヤレバー
・アーレンキー
・携帯ポンプ
これらをサドルバックに入れると、こんな感じになります。
きれいに収まりました。ギュウギュウに詰め込まれているように見えますが、奥の方には多少の隙間があるので、小さいものなら入れることができそうです。
それでは、この状態でエクスパンド機構を使ってみましょう。
購入して以来、はじめて使ってみましたが想像以上に伸びますね。かなりの余裕が生まれたようなので、もう少し荷物を追加してみます。
・タイヤパッチ
・iPhoneSE
・塩分タブレット×5
これで目いっぱいです。もちろん、きちんとフタも閉まります。取り出してみると、「これだけの荷物を収納することができるのか」と改めて驚きます。
パンク修理道具以外いろいろな荷物を入れることができるので、利便性はとても高いですね。
自転車への取り付け
荷物の収納能力がわかったところで、今度はロードバイクに取り付けてみましょう。
まずは、サドル裏のバーにストラップを通してバックルをパチンとはめていきます。バーの隙間は狭いので、片方ずつ確実に取り付けていきましょう。
そして、シートポストにストラップを巻き付ければ取り付け完了です。
エアロフォルムによる収まりのよさが、カッコよさにつながっています。主張しすぎていないので、ロードバイクのデザインを損ないません。
背面から見るとこのような感じになります。
クリップホルダーはしっかりしているので、よほどのことがない限りライトが外れることはないと思います。
ちなみに、僕が使っているライトはこちら。キャットアイの『オムニ5』です。
使ってみた感想・レビュー
良いところ
大きすぎず小さすぎず、絶妙なサイズ感なので、ロードバイクに取り付けても乗り心地に影響はありません。少なくとも、僕は感じませんでした。
ジッパーの開閉も引っかかることなくスムーズです。
防水仕様ではありませんがバッグ自体の生地が厚いので、にわか雨程度なら物ともしない力強さも魅力です。
個人的には、テールライトを取り付けられるのが嬉しいところ。値段もリーズナブルなのでコストパフォーマンスにも優れています。
最低限のパンク修理道具はもちろん、エクスパンド機構により相当量の荷物を収納することができるので、近~中距離の日帰りサイクリングには必須アイテムだと思います。
気になったところ
特にありません!
強いて言うのであれば、荷物のバランスを考えて入れないと、取り付けたときにサドルバッグが傾いてしまいます。
大した話ではないのですが、僕はきちんと水平に取り付けたいタイプなもので、最初のころは気になることもありました。
もちろん、ストラップで調整することもできるのでご安心ください。
あと、とても限定的で仕方のないことなのですが、僕の乗っている『Bianchi Oltre(オルトレ)XR3』は、カーボン製のロードバイクでカラーリングはマットブラック。
実はこのロードバイク、すり傷…とまではいかないんですが、”あと”が付きやすいという気になる特徴があるんです。
シートポストも例外ではなく、サドルバックのバックルが接触している部分が”あと”になってしまいました。
気にしすぎと言えばそうなんですが、納車したばかりで「傷ひとつ付けたくない!」という人は注意が必要です。
対策については、また別記事にまとめたいと思いますので、そちらを参考にしてください。
ちなみに僕は、最初は気にしていましたが、いい意味で「味が出てきた」と思うようになり、今ではあまり気にしていません。
経年劣化について
このサドルバッグを購入して約2年が経ちましたが、使用に伴う経年劣化はどの程度のものなのか?改めて手に取り、マジマジと観察してみました。
結論を言うと、外装・内装共に大きな損傷はなく、ストラップやバックルも摩耗しているところはありませんでした。
僕の場合は、パンク修理道具を入れている=トラブル時にしか使わなかったこと、自転車旅では大容量サドルバッグを使っていたこともあって劣化が少なかったのかもしれません。
普通に取り付けていればどこかに接触するということがないため、サドルバッグ自体はあまり劣化せず、長い間お世話になることができると思います。
おわりに
スポーツ自転車初心者で、サドルバッグの購入を検討しているのであれば、トピークの『Aero Wedge Pack(エアロウェッジパック)Mサイズ』をオススメします!
ちなみに、同型のサイズラインナップとしてMサイズの他に、マイクロサイズ、Sサイズ、Lサイズがあります。
自転車の世界には『大は小を兼ねない』という言葉があるそうなので、自分が入れたいものの総容量を見定めて、適切なサイズのバッグを購入しましょう。
ちなみに、エクスパンド機構があるのはMサイズ、Lサイズのみとなっています。
ひさしぶりの商品レビューとなりましたが、サイクリストの必需品とも言えるサドルバッグをご紹介させていただきました。
サドルバッグ購入の参考になればうれしいです。
今回の記事を皮切りに、自分の使用しているアイテムを紹介していきたいと思っています。
「こんなところを重点的に知りたい!」
「もっと写真が見たい!」
そんな要望があれば、お気軽にご連絡ください!読んでいただき、ありがとうございました。
コメント
長さ約22センチくらいの簡易ポンプをいれたいのですが、Mサイズで最大に伸ばしても入りますか?
コメントありがとうございます!
身の回りで似たようなものはないかと探したところ、長さ20cmで細長い筒状の照明スイッチがあったので、サドルバッグMサイズを最大に伸ばして試してみました。
結果は20cmでギリギリ入る。それ以上だとジッパーが閉まらない・・・でした。
なので、Mさんがお持ちの22cm簡易ポンプを入れるには小さいかと思います。トピークのサドルバッグでしたら、Lサイズ(2700円+税)が最大の長さ23cmなのですっぽり収まるのではないでしょうか?
参考にしてくださいね!また何かあればお気軽にどうぞ!