冬サイクリングを楽しむための防寒対策!食べ物、装備品をご紹介

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早いもので2020年も3月に入り、少しずつ暖かくなりつつあります。サイクリングが楽しい季節が近づいてきていますね。

僕は寒いのがとても苦手なので、冬になるとどうしても自転車に乗る回数が減りがちです。

そんなことではいかん!と自分を鼓舞して、寒さ対策をしながら今冬を乗り切りました。

 

今回は冬のサイクリングを快適にする方法と、僕が購入した冬用装備についてご紹介です!

拙い経験に基づいた話ですが、なにかしらの役に立てば幸いです。

 

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”寒い”を知ることからはじめよう

温かい防寒具を着れば、冬のサイクリングは快適になるのか?いや、それでは根本的な解決にはならないのではないか!

”温かさ”を知るためにも、まずは”寒さ”について学んでいきましょう。

 

①寒さと体の冷え

寒くて体が冷えたとき、人間の体内ではいったいどのようなことが起きているのか?

 

体が冷えると血管が収縮する。血管が狭くなると、血液の流れが悪くなります。

これが”冷え”の原因です。

血流が悪くなることで、全身のいたるところに網状に分布している毛細血管まで温かい血液が流れなくなってしまい、結果として体が冷えてしまうのです。

 

なるほど、人間の体を温めていたのは血液だったのか!

体を温めたり、半身浴をしたり、マッサージを受けたりして血行がよくなると体がポカポカするのは、血管が広がり、体の隅々まで温かい血液が行き届いていたからなんですね。

 

さらに、人間は体が冷えると優先的に内蔵を温めようとするため、血液が体の中心に集まるそうです。

そうすると体の末端となる手足に十分な血液が届かず、ますます冷えが加速してしまいます。

 

②体を温めるための方法

『体が冷えるのは血流が悪くなっているから』

これがわかればあとは簡単!体を温めるためには、血流を良くしてあげればいいんですね。

 

血流を良くするために有効なのは『筋肉を活発に動かす』という方法です。

筋肉を動かして新陳代謝を高めることで、血流が良くなり、より多くの熱を生み出すことができるようになるのです。

寒い中で体や手足が震えるという反応も、体温が下がったときに筋肉を動かすことで熱を発生させるという生理現象なんですね。

 

環境に応じた服を着て、生み出した熱を逃がさないようにするのも重要です。

どこを温めるのが効率的か?優先すべきなのは、とくに熱が逃げやすい首、手、足などの末端部分。そして、体の中心である胴体です。

 

ただし、『体は温かければ温かいほどいい』という単純な話でもありません。

体温が高くなりすぎると、体は最適な温度を求めて発汗をはじめます。汗をかいた状態で寒い中にいるとどんどん熱が奪われていき、結果としてより一層の冷えにつながるのです。

 

回避する方法は、自分の体温や状況によって着る服を調整すること。

面倒と思わず、最適な服を着たり脱いだりして常にベストな体温を維持することが大切です。

 

体を温める食べ物・飲み物

食べ物には、『体を温めるもの』と『体を冷やすもの』があるのをご存知ですか?日常生活を振り返ってみると、「ああ、そういえば…」と思い当たる節もあるでしょう。

体を温める食べ物を積極的に摂取することによって、冷えにくい体を作ることができるのだそうです。食事の力は偉大ですね。

 

◆体を温める食べ物

冬が旬の食べ物、寒冷地で育つ、地中で育つ、暖色系、水分が少ない、発酵食品

 

◆体を冷やす食べ物

夏が旬の食べ物、南国で育つ、地上で育つ、寒色系、水分が多い

 

調べながらこの記事を書いていて、「うまくできているな」と感心してしまいました。

冬が旬、そして寒いところで育つ食べ物は体を温めてくれる効果がある。夏が旬、そして暑いところで育つ食べ物は体を冷やしてくれる効果がある。

もの凄く合理的じゃないですか!これは偶然?必然?おもしろいものですね。

 

◆体を温めてくれる飲み物

高い効果が期待できるのは、製造過程で発酵しているお茶類です。具体的には紅茶、プーアル茶、ウーロン茶などでしょう。

ホットで飲めば効果倍増。体の冷えを体内から和らげてくれます。

温かいココアもいいみたいです。ココアに含まれるポリフェノールは血管拡張作用があり、血流を良くしてくれます。

 

冷えた体にはこれ!という代表的な飲み物である『しょうが湯』も効果抜群。生姜に含まれている辛み成分『ショウガオール』が体をポカポカと温めてくれます。

温かい飲み物のいいところは、その即効性でしょう。グイグイと飲んだ先から温かくなっていくので、保温性のあるボトルなどがあれば活用していきたいところですね。

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冬ライドの防寒具

冷たい冬の外気から体を保温するためには、運動で生み出した熱を体の外へ逃がさないようにするためには、優れた防寒具が必要です。

しょうが湯をガブ飲みしながら全速力でペダルを回しても、素っ裸で走っていたら体は冷えていく一方ですからね。

ここでは、僕が購入した冬用ライドの防寒具をご紹介したいと思います。

 

余談ですが、ご存知の通り、スポーツ自転車のウェア用品はとにかく高い!専門のショップでそろえようとすると、これでもかってくらい高価な値札がぶら下がっているものです。

高いものには高いだけの理由があるのはわかります。しかし、僕のお財布事情も12月のように寒いのです。

なので今回は『安くてよさそうなものを買おう』という趣旨で選定。安物買いの銭失いにはならないように、しっかりリサーチして購入しました。

 

①ネックウォーマー

体温が逃げやすい末端部分の代表格である”首”を保温するためのアイテムです。

僕が購入したのはこちら。

おたふく手袋の商品『発熱防風 保温ネックウォーマー』です。

このネックウォーマーはよくあるただの”筒状”ではなく、首回りにフィットするようにデザインされているので着け心地は抜群。

ずり落ちることなく、快適なライドをおこなうことができます。

 

前面が風を通さない素材になっているのも芸が細かいところ。首元に冷たい風が吹き込まないだけでも、体は相当温まります。

これだけの効果をもちながら、1,000円くらいで買えるお値段も魅力的です。

鼻のあたりから首元までスッポリとかぶれる『ハーフフェイスウォーマー』という商品もありましたが、メガネが曇ることを懸念してこちらのネックウォーマーを買いました。

 

②アンダーシャツ

アンダーシャツは保温の基本となる重要なアイテムです。

おたふく手袋の商品『パワーストレッチ クルーネックシャツ』を購入しました。

身長171cm、体重61kgの僕はMサイズをチョイス。

実際に来てみると想像以上にピッタリしていましたが、よく伸び縮みする素材なので窮屈な感じは一切しません。

シャツの内側は裏起毛になっているので保温性脳は抜群。着た瞬間から温かい。そして、吸汗速乾性にも優れた素材を使用しているようです。

僕が着用して走ったときはそこまで汗をかかなかったので気になりませんでしたが、”汗が気にならない”ということは、やはり吸汗速乾性が優れている証拠なのでしょう。

 

価格は1,000円というこれまたリーズナブルなお値段。

以前、パールイズミのアンダーシャツを5,000円以上のお金を払って購入しましたが、性能はまったく見劣りしません。少なくとも僕レベルでは感じられませんでした。

あくまでも消耗品ということを考えたら、値段が安いおたふく手袋に軍配が上がるのでは?

 

③アンダータイツ

おたふく手袋商品の第3弾『パワーストレッチ ロングタイツ』です。

ここまで来ると、なんだかおたふく手袋の回し者みたいになっていますね。でも、安価で性能のいい商品なので使っているサイクリストは多いと思います。

 

僕はMサイズを購入しましたが、かなりタイトに作られている印象です。しかし、アンダーシャツと同じように伸縮性のある素材で作られているので窮屈さはありません。

ペダリングの邪魔にもなりませんし、保温性も折り紙付きです。

 

これまた、5,000円くらいで購入したパールイズミのアンダータイツと遜色ないので、今後はリーズナブルなおたふく手袋商品のお世話になると思います。

 

④ウインドブレーカー

何気にはじめての購入となります。

サンテックのウインドブレーカーです。

自転車旅では荷物軽量化のためレインウェアを持参してウインドブレーカーとして使っていましたが、晴天の下、日帰りサイクリングでレインウェアを着るのはさすがに恥ずかしい。

 

はじめて買うものなので比較ができませんが、防風性はなかなかに優れているという印象。冷たい風からしっかりと体を守ってくれます。

ただし通気性は皆無なので、ある程度走って体が温まったら、汗をかく前にジッパーを下ろして外気を取り込むか脱ぐか、体温調整が必要になるでしょう。

Mサイズを買いましたが大きすぎず小さすぎず、走っている最中に風でバタつくということもありませんでした。

軽くて薄い生地なので、折り畳めばジャージのポケットにも楽々収納できます。

 

Amazon’s Choice商品なので、評価が高くリーズナブルなことは証明済。お値段も手頃なので悪くない商品だと思います。

ちなみに色は視認性を高めるためにイエローにしました。

 

⑤グローブ

ハンドリングに直結する重要部位である”手”を寒さから守るための必須アイテム。

生地の薄いグローブしか持っていなかったので冬用のグローブを購入しました。

Mサイズをチョイスしましたが、着けてみるとほんの少し小さいか?よく言えばジャストフィットしていますが、指を曲げ伸ばしたときにゴワゴワする。

 

使用した感覚としては、しっかり防寒してくれますし、ハンドルやシフトレバーの操作には影響がなさそうなので問題なく使えました。

とはいえ、グローブに関しては店頭で着け心地を確認しながら選ぶのが無難かもしれません。

 

おわりに

冬の寒さ対策について、今持っている知識をお伝えさせていただきましたが、こんなものはまだまだ序の口です。初歩の初歩とも言えるでしょう。

自分自身、12月は温かい沖縄を走っていましたし、1~2月は自転車にまったく乗れなかったので本当の”真冬”は走れていないのです。

 

おそらく…というか十中八九、真冬は上記装備でもまったく足りないほど寒いと思います。

下り坂が続くダウンヒルは極寒の一言ですからね。

 

僕自身、寒くなると出不精になるので戒めのためにも今回の記事を書きましたが、気付けば春を感じはじめる季節になってしまいました。

完全にタイミングが遅かった…ですが、季節は廻りますからね。

今から冬に備えて、寒さ対策についての知識をガンガン取り込んでいこうと思います!

コメント

  1. なまこ より:

    寒さ対策はほんと、難しいですね。
    あれこれ試したり出費したりもしましたが、なにより必要なのは寒い中、自転車で外へ出るのだという強い意思と勇気!と痛感します。

    あんまり意思も勇気もなかったので冬場は走行距離が他シーズンの半分くらいになりましたw

    自分が他に使っていた防寒グッズとしては耳当てとシューズカバーあたりでしょうか。出費のわりに出番が少なかったのが勿体ないですが。
    おたふく手袋のインナーは安いですね!これは次の冬だけでなく、夏用にも準備しておきたいかも。

    コロナの影響で色んなイベントが中止になり、富士ヒルもなんだか雲行きがあやしいところですが、春からまた元気に走りだしましょう!

    • にしき にしき より:

      自分のスタイルに合う合わないもありますし、なまこさんのように色々試すのが正解だと思います!
      そう、そして意思と勇気!寒いのが苦手な自分はその言葉を胸に刻んでおきます。半分とは言え走っているじゃないですか!僕は・・・へへへ(笑)
      来冬はシューズカバーあたりの購入を検討してみます。耳当てはなんとなく聴こえが悪くような気がして付けず嫌いしてます。
      富士ヒル、心配ですよね。コロナの影響でエントリー開始が延期になっていました。ハルヒルもどうなるんだろう。
      暖かい春は花粉という見えない敵がいますが、楽しんで走っていきましょう~!

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