北海道自転車旅をはじめてから、実に4日が経ちました。
毎日、同じ”道”を走っていますが、それぞれの日に特徴があり、飽きずに走れています。
さて、佳境となる5日目。
走行計画では、この旅の最終目的地である稚内市『宗谷岬(そうやみさき)』にたどり着く日……ということになっています。
はたしてどうなる!無事、日本の最北端を訪れることができるのか?
出発の刻、迫る。
~前回のライドはこちら~
目次
天塩町のマンホールカードを求めて
朝起きると、外から”イヤな音”がさっそく耳に入ります。
まさかと思い、窓から屋外を覗いてみるとまさかの雨!ザーザーぶりで、あがる予報も気配もまったくなく、北海道自転車旅はじまって初の”雨天ライド”を覚悟せざるをえません。
よりにもよって、今日ふられるとは……ついていない。
さて、本日の走行計画はこちらです。
地図の紫色矢印『⑤』ですね。
天塩町を出発して、約63km先にある稚内市をめざします。さらにそこから、最終目的地である日本の最北端・宗谷岬まで約30km走る。
そして、稚内市に予約してある宿まで戻って5日目は終了という計画。
これにより、北海道縦断が完結する!……とともに、僕が住んでいる千葉県から日本最北端まで、自転車で走った軌跡が”1本の線でつながる”という記念すべき日!
詳しくはこちらをご覧ください。
さらに、今日は楽しみにしていた『サロベツ原野』を走る日なんですよね。
北海道の道北、豊富町と幌延町の海岸線に広がる湿地。国際的にも重要な湿地『ラムサール条約湿地』として登録されている、自然豊かな場所です。
見渡すかぎりの空や水平線、一直線に伸びる道路、緑などの自然はもちろん、巨大な風車が立ち並ぶ『オトンルイ風力発電所』や『北緯45度モニュメント』など、見どころ満載。
そんな重要な日に雨とは、なんてこった!
嘆きたくなる気持ちがわきあがりますが、自然現象はどうしようもできません。自転車は”全天候型”のアクティビティ。素直にあきらめよう。
逆にいえば、大雨のサロベツ原野を走るのってかなり貴重?何事もプラスに考えます。
時刻は8時45分。出発が迫ってきました。
宿のおばさまに心配されながらも、「安全第一でがんばってきます!」と決意を表明。濡れた体や自転車を拭くのに使いなさいと、オレンジ色のタオルをもらいました。
ありがたいです!使い道、無限大ですね。
目立つ色だったので、リュックサック右肩のベルトに結びつけて、薄暗い雨の中での視認性をあげておこう。交通事故の防止になるはず。
ほんの少しだけ雨足が弱まったのを見計らい、外に出ます。
いざ、日本の最北端にむけて走っていこう!
灰色の雲の下、ペダルを回します。ゴーゴー!
朝起きたときよりも、かなり小降りになっていたのはうれしい。
5日目は、普段と比べて出発時間を1時間くらい遅くしています。天気が悪いから……という理由だけではなく、ある目的のために9時前出発をあらかじめ予定していたのです。
その目的がこちら!
そう!趣味で集めているマンホールカードをゲットしたかったんですよね。
配布場所は、宿から900mのところにある『天塩町役場』で、平日の配布時間が9時からだったため調整して出発したというわけです。
本日の僕は、雨が降っているため蛍光イエローのレインウェアを着ています。
もちろん、濡れた体は拭いて入りましたが、いきなりヘルメットをかぶった黄色い男があらわれたので、町役場の人もさぞかし驚いたことでしょう。いや、考えすぎか。
他にも2か所、配布場所を調べていたのですが、時間があわずに断念。
さすがにこれ以上、稚内市への旅立ちを先延ばしにするわけにもいきませんからね。
蝦夷の三絶!てしお仮面に会いに行こう
しかし、最後にここだけは寄り道しておこう。
『道の駅 てしお』
その町の特徴や名産物がわかる道の駅。ここまで、進路上にあるところはできるかぎり立ち寄るようにしていました。
天塩町役場からわずか数百メートルの距離にあったため、訪れることにします。
建物内には、特産品を販売しているアンテナショップがありました。
残念ながらレストランは営業時間外。ここでは『しじみラーメン』や『ホッキ貝カレー』が食べられるようです。
スタンプ台を見つけたので押しておこう!……と思ったのですが、リュックサックにはレインカバーを装着しているため、トラベルノートを取り出すのが容易ではありません。
いいや、とりあえず台紙に押してあとで貼りつけよう。
天塩町のマスコットキャラクター『てしお仮面』も紹介しておきます。
かつて”蝦夷の三絶”と呼ばれた絶品グルメ、天塩町の”しじみ”をモチーフにしているようですね。突き出した人差し指は、「天塩のしじみは天下一品!」をあらわしているらしい。
いいですね!きらいじゃないです、このセンス。牛の表情もいい味出しています。
建物の入口脇に、ガンダムの『ドム』がデザインされているマンホールを発見!
背景には、昨日行った天塩川河川公園と利尻富士が描かれていますね。
残念ながらカード化はされておらず、ここでしか見ることのできないレアもの。
ガンダム作品をモチーフにしたデザインは、バンダイナムコグループが手がける『ガンダムマンホールプロジェクト』の一環らしいです。
ポスターが貼ってありました。
なかなか壮大なプロジェクトなんですね。ひそかに流行りつつある”マンホールブーム”の到来を予感させるには十分なものでした。
よし、これで思い残すことはありません。天塩町を旅立とう!
降りしきる雨の中、ふたたびロードバイクにまたがり、ペダルを回しはじめました。
長さ日本4位の天塩川を超える
時刻は9時30分を過ぎたところ。
山手裏通を進み、突きあたりのT字路に青い案内標識を発見しました。
どちらに行っても稚内には着くようですね。
右に曲がると昨日お世話になった国道232号に合流するようですが、僕はサロベツ原野を経由したいので左折します。
道なりに進むと、北海道道106号・稚内天塩線にのりました。
稚内市までは残り67kmです。
4日間、毎日100km以上を走っているとなんだか短く感じます。しかし、最終的にはその先の『宗谷岬』まで行きますので油断は禁物。
空は灰色の雲で覆いつくされており、とめどなく冷たい雨粒が落ちてきます。
しばらく進むと『天塩河口大橋』にやってきました。
その名のとおり、天塩川の河口に架かる橋です。渡っていきましょう。
天塩川は256km続いており、川の長さランキング全国第4位。
ちなみに、ベスト3は下記のとおり。
2位:利根川(322km)
3位:石狩川(268km)
僕だけかもしれませんが、1~3位と4位の知名度……というか”名前を聞いたことある感”に大きな差があるような気がしました。
今回の旅で宿泊したため知りましたが、それまでは、「天に塩。てん……しお?」と読み方すらままならなかったです。
いやはや、自転車で学べることは多い。
そして、振り返ると1~4位の川沿いを”すべて走ったこと”に気がつきます。
正確には、長野県だったので信濃川(新潟県での呼び方)から名前が変わり『千曲川』でしたが、まぁ、いいことにしましょう!
妙な自己満足感をたずさえながら、天塩川を越えていきました。
そして、橋を渡り切ったところで新しい町に入ります。
『幌延町(ほろのべちょう)』
カントリーサインは、利尻富士、サロベツ原野に咲く草花、そして……トナカイ?ほほう、いちばん大きく描かれているくらいだし有名なんでしょう。
それにしても、やはりカントリーサインはすてきですね。
発見すると、「新しいところに来たぞー!」感が生まれますし、なによりその町の特徴がわかるのがおもしろい。
北海道が発祥みたいですが、他の都府県でも展開してほしいものです。
白抜き文字で『利尻礼文サロベツ国立公園』と書かれた看板が立っています。
調べによると、利尻島、礼文島、サロベツ原野の3エリアからなる”日本最北の国立公園”なんだそうです。ものすごい規模だ。
ここがサロベツ原野の入口……ということでしょうか?ドキドキしてきた!
弱まっていた雨が、ふたたび強くなってきました。なにやら風も出てきたぞ。
車道の側溝には水がたまり、走りにくかったため歩道に逃げます。しかし、路面状態はあまりよくないのでどちらを選んでも大変なことに違いはありません。
デジカメを使うときはレンズについた雨粒を拭いてあげる必要があり、地味に手間が増えます。そのままでも臨場感があっていいかもしれませんが、なるべくならクリアに撮りたい。
この道路をGoogleマップで見ると、日本海オロロンラインとは別に『萌える天北オロロンルート』という名称が出てきました。
なんだろう?
調べてみると、増毛町、留萌市、小平町、苫前町、羽幌町、初山別村、遠別町、天塩町、幌延町の9市町村が縦に連なるルートだそうです。
このルートには、厳しくも美しい自然の中で営まれてきた、北の地に生きる人たちの”暮らしぶり”を観てもらいたいという思いが詰まっている……とのことでした。
はからずも、端から端まで走破する形になりましたね!
こういう気持ちが込められた道路を走ったということを、あとになってからでも知ることができてよかったです。
サロベツ原野とオトンルイの風車群
4kmほど進むと、早くも『オトンルイ風力発電所』の風車群が見えてきました。
実は天塩河口大橋からも見えたので”近い”ということはわかっていたのですが、走ってみると思った以上にあっという間の到着でした。
支柱の高さは74m、プロペラも含めたピークは99mにまで達する風車が28基、3.1kmにわたって一直線に並んでいるさまは圧巻です。
風力発電は”風”という自然のエネルギーを利用する発電方式。風の力の多くを電気に変換できるなど、発電効率が高いのが特徴です。
どうにかいい構図で撮影できるようにがんばって、パシャリ。
幌延町は季節を問わず十分な風を得ることができ、広い土地や送電設備が整っているなど、日本トップクラスの”風力発電に適した地域”なんだそうです。
その発電量は、幌延町で1年間に使用される電気量の実に2倍と知りました。え?すべてオトンルイ風力発電でまかなっているの?なんともすさまじい。
惜しむらくは、やはり晴れた青空をバックにこの光景を目にしたかった!おそらく、受ける印象が全然違うと思う。
しかし、それは贅沢というもの。
残念なことにこの風車群、近年中の解体が決まっているそうです。さらなる安定運用のため、小型化した風車を導入予定と聞きました。
オトンルイ(浜にある道)に一直線に立ち並ぶ風車……という、この光景を近い将来見ることができなくなってしまうのです。
天気がどうあろうと、解体前にこの場所に自転車とともに来られて、本当によかった!
僕が北海道を旅した2022年当時は、翌年2023年に取り壊しが開始されると聞いていました。
しかし、なんやかんやと事情があり2025年4月まで延期されたそうです。
写真だけではこの感動を伝えきれない。百聞は一見にしかず。まだまだ時間的猶予、チャンスはありますので、興味がある人はぜひ訪れてみてください!
道路を挟んだむかいには『サロベツ原野駐車公園』があります。
車でお越しの方は、ここに駐車するのがいいでしょう。トイレもあるので安心です。
天気がいい日は、きれいに利尻富士が見えるそうですよ。
今日は車での見学者はおらず、ライダーさん、装備からして確実に旅をしている人たちが、この駐車公園にバイクを止めて、風車群を撮影していました。
直線がひたすら続くサロベツ原野は、とくにライダーさんにとっては聖地ですもんね。
最後、振りむきざまにロードバイクを入れて写真を撮りました。
電柱やら電線やら、側道を指す矢印やらいろいろ映りこんでいますが……まぁ、いいでしょう!細かいことは気にしない。
風雨が強くて、ベストなアングルを模索する余裕がないのです。自分の中に”ここに来た証”を立てられれば、それでいいのだ。
よし!名残惜しいですが、先に進もう!
北半球ど真ん中にやってきた!
雨と風がいっそう強烈になってきました。
ひたすら一直線だった道道106号に別れ道があらわれました。
右折した先は道道972号。
看板に書かれているとおり、15km先には日本唯一の『トナカイ牧場』があるそうです。カントリーサインにも大きく描かれていましたね。
この牧場では本物のトナカイに触れたり、エサをあげたり、冬期にはトナカイのひっぱるソリに乗れるようです。
お土産屋、レストランも充実していて、その中でもトナカイ肉のソーセージが有名だとHPで拝見しました。
右折したい気持ちを抑えて、直進します。
側道には水がたまり、気持ちのいい走行は困難です。華麗に避けつつ進みましょう。
自転車と雨水の相性は最悪で、交通事故のリスクが高まるのはもちろん、チェーンオイルが流れ落ちてしまいますし、水気はサビの原因にもなります。
本来は雨天ライドはなるべく避けた方がいいのでしょうが、何日も走る自転車旅では往々にして遭遇してしまいます。いさぎよく、「仕方ない」とあきらめるのも肝心です。
ほどなくして、木製の妙な形をしたモニュメントを見つけました。
『北緯45度通過点 北半球ど真中』
ほほう。なにがすごいのか、いまいちわかっていませんが……ど真ん中なのはおめでたい。
そして、有名な『北緯45度モニュメント』もありました。
今までの人生で”北緯”を気にしたことがなかったので、よくよく調べてみることにします。
まず、地球を北と南(上下)にちょうど半分に分けた横の線を”赤道(せきどう)”といいます。赤道によってわけられた地球の北半分を”北半球”といい、南半分を”南半球”と呼びます。
そして、緯度とは地球上にある地点の北南の位置をあらわす座標。
赤道が緯度0度、北の最果て・北極点が”北緯90度”となっており、このモニュメントは赤道と北極点のちょうど中間(45度)、つまり北半球のど真ん中を示しているものなのです。
ちなみに、南の最果て・南極点は”南緯90度”ですね。
ここまで調べてようやく、「すごい場所に来たんだな!」という感覚がわきあがります。
それにしても、恥ずかしながら中学生レベルの知識ですよね。
はるか昔、授業で学んだ記憶はあるのですが、忘れていた……というよりも、僕が生きる上で北緯やら南緯やらなんて気にすることもないので、ピンときていませんでした。
自転車旅で、中学校授業の振り返りができるとは思わなかったぜ。賢くなった!
北緯45度モニュメントの台座には、赤いラインが引いてありました。
これが、実際の北緯45度線か!可視化されると、わかりやすくていいですね。
海へと続いています。なんだか、地球という惑星を感じることができました。
激しい風雨の中を走る
再出発。
そこから200mくらい走ると、「あれ?こんなところにトンネル?」と思わずつぶやき、立ち止まってしまいました。
これはいったい?
看板には『浜里パーキングシェルター 全長140m』とあります。
「シェルター?なにから身を守るんだろう?」
群馬県と長野県の県境にある渋峠を上ったときには『退避壕』がありましたが、あちらは活火山なのでわかりやすい。
噴火したときに、噴石や火砕流から身を守るためのものですね。
調べてみると、パーキングシェルターは北海道にしかないもので、猛烈な”吹雪”からドライバーを守るための施設らしいです。
そうだ。真夏に走っているから忘れていましたが、ここは北海道。それも、かぎりなく最果てに近い北の大地。真冬には想像もつかないくらい雪が降るのでしょう。
中に進んでみると、外光がさしこむトンネル、覆道のような雰囲気です。
名前のとおり、吹雪で走行に危険が生じた場合、または不能に陥った場合は、ここに車を停車して休憩できるようです。
しかし、長い長い道道106号という道路、そのほんの140mという局所にシェルターがあって、役に立つものなのだろうか?そもそもの交通量を考えたら十分なのかな?
そんな自問自答が起こります。新しい発見物はやはり刺激がありますね。
雨から逃れられたのも、ほんの一瞬のこと。
シェルターを抜けると、ふたたび灰色の雲が広がる空の下。
風雨は激しさを増すばかりで、いっこうにおさまる気配はありません。
自転車も服も水びたしです。
しかし、リュックサックにはレインカバーを被せていますし、サドルバッグは防水インナーバッグと二重になっています。
さらに、荷物はそれぞれジップロックにいれているため、水が入り込む余地はありません。完璧な雨対策のため中身が濡れる心配がないのは救いですね。
極端に水はけの悪い場所があるのか、道路にもどんどん雨水がたまっていきます。
浅い川でも走っている気分です。
僕のロードバイクにフェンダー(泥よけ)はついていませんが、後輪が跳ねあげた水や泥は大型サドルバッグが防いでくれるため背中を汚すことはありません。
もちろんサドルバッグ自体は汚れますが、それは仕方ない。一石二鳥のアイテムといえます。
そして、ふと目の端に捉えた看板に、思わず立ち止まって見入ってしまいます。
『津波浸水予想地域 これより先』
道道106号の左側って、本当にすぐそこがもう海なんですよね。
雨だけでなく、風がものすごく強くなってきたこともあり、ふいに出てきた”津波”というワードにドキリとしてしまいます。
正確にいえば、津波は地震が原因で引き起こされる”波の自然災害”であり、風が原因となるのは”高波”なんですが、高波も十分こわいし、「今、地震が来たら……」と、津波も心配になります。
冗談みたいな話ですが、かなり本気で恐怖しました。しかし、前に進むしかありません。
強風になぎ倒されそうになるのを必死でバランスをとりながらこらえて、少しずつ稚内までの距離を縮めていきます。
自転車集団の背中をめがけて
タイミングよく、青い案内標識が出現。
残り51km!
なんでだろう?こんなに一生懸命走っているのに、「全然距離が減らない!?」という感覚に陥ります。普段の1kmが、今日は数倍に感じるぜ……。
しかし、交通量が少ないため余裕をもって走れるのはうれしいポイントです。
サロベツ原野の美しくも厳しい自然を、体の芯まで、骨の髄まで堪能しながらサイクリングできるのは、本当に幸せなことだと思います。
それにしても……というか、当たり前なのかもしれませんが、道路には街路灯がひとつもありませんね。これ、夜になったら真っ暗になりません?
マイナスな意味ではなくて、晴天の夜にここに来たら、どれほどの星空が見えるのだろう?
自転車で訪れるのは熊の恐怖的な意味で少しためらいがありますが、ぜひ眺めてみたい気持ちになります。
そんな中、新しい町に入りました!
建物やお店があるわけではないため、ここまでの道のりとなにも変わらないのですが、やはりテンションは上がりますよね。
ここからは『豊富町(とよとみちょう)』です。文字がかすれ、色あせた看板からは、最果てに近づいている感がただよってきます。
笑顔で温泉につかる牛、夏にオレンジ色の花を咲かせるエゾカンゾウ、サロベツ原野のむこうに見える利尻富士というデザイン。
すてきな風景ですね。
それにしても、ここら辺のカントリーサインには利尻富士がつきものになってきています。それだけ象徴的な山なのでしょう。
見渡すかぎりの原野が広がっています。
雨がどんどん強くなり、視界不良と呼べるくらいにまで達した中、まぼろしか?少し先に自転車で走る集団が目に入りました。
あれ?もしかして、昨日『道の駅 おびら鰊番屋』で見かけた人たちかな?
この嵐の中、自分以外に自転車で走っている人たちがいる!こんなに勇気づけられることはありません。その背中を見ながら、勝手に元気をもらいます。
こちらの巡航速度とほとんど変わらないみたいで、集団との距離は縮みもしませんが、離れもしません。微妙な間合いを維持しながら、進んでいきます。
北海道自転車旅、5日目にして初のサイクリスト間交流ができるのか!?そして、無事に宗谷岬にたどり着くことができるのか!?
次回、佳境です。ご期待ください!
~次回のライドはこちら~
コメント