4日目の後半戦に突入です。
ここまで越えてきた道に比べると、増毛町からの道のりはほとんど平坦道で走りやすい。
そのうえ、進路上にはちょこちょこと道の駅や特徴的なモニュメントが点在しており、飽きずに歩みを進めていくことができます。
しかし、走行距離は”最長”となる4日目。毎日のロングライドで蓄積した疲労もあるため、けっして油断はできません!
最終目的地となる稚内市・宗谷岬、その一歩手前の『天塩町』までがんばろう。
~前回のライドはこちら~
目次
島への始点・羽幌町フェリーターミナル
苫前町から1時間走り、次の町に入りました。
ここからは『羽幌町(はぼろちょう)』です。
カントリーサインはペンギン?違います。
絶滅危惧種の『ウミガラス』という鳥です。北海道では、その鳴き声から『オロロン鳥』とも呼ばれており、今走っている日本海オロロンラインの由来になった鳥なのです。
日本では、天売島で十数羽が”つがい”を作り繁殖しているのみ。そのことから、羽幌町を象徴とするデザインとして描かれています。
ここで少し寄り道。羽幌市街の交差点を左折していきます。
昨日泊まった宿『旅ing人の宿 ぼちぼちいこか増毛館』の宴会で、羽幌町から2つの島に行き来できることを教えてもらいました。
もちろん島に渡る余裕はありませんが、フェリーが発着する港くらい見ておこうと思ったわけです。もしかしたら、いずれ訪れるかもしれませんしね?
『羽幌フェリーターミナル』
すごくきれいな建物ですね。時刻は12時を20分ほど過ぎたところ。海鮮丼ののぼり旗が気になる時間帯。お腹減った。
なんだかいいですね。港は癒されます。
船をつなぎとめるための”もやい杭”を見ると、片足をのせてたそがれたくなりません?
フェリーターミナルの中に入ってみると、いきなり驚かされました。
トドのはく製です。
まじまじ見ると、かわいらしい顔をしている割にけっこう牙が鋭いんですね。迫力あります。
手作り感のある案内マップ。
こういうの大好きです!見ているだけでワクワクしますし、行ってみたくなる。
渡れる島は『焼尻島(やぎしりとう)』と『天売島(てうりとう)』の2か所です。2島とも”島内約12km”と書かれており、ほとんど同じ大きさなのでしょう。
手作りマップ右上に、羽幌町のイメージキャラクター『オロ坊』がひっそりおりました。
オロロン鳥がモデルで、特産品である甘えびの被りものを身に着けているようです。シンプルでなかなかいいデザインだと思います。
外に出ると、ちょうどフェリーが入港するところでした。
海運会社は『羽幌沿海フェリー』というらしく、車やバイクも載せられる大きなフェリーと高速船がそれぞれ1隻ずつあるみたいですね。
今、目の前にあるのは高速船『さんらいなぁ2』です。焼尻島まで約35分、天売島まで約1時間で行くことができるそうです。
ちなみに2島間は約15分で行き来できるので、訪れるのであればダブルで楽しみたいな!
羽幌町の巨大オロロン鳥に見送られて
ふたたび本線に戻ってきます。
しかし、どうやらすぐ近くに道の駅があるようなので、これも立ち寄ってみよう。
案内標識には『道の駅 ほっと♡はぼろ』と書かれており、その下にはさらに大きな文字で『はぼろバラ園』とありました。道の駅を喰う存在感。バラが有名なのかな?
この道の駅はとても特殊で『はぼろ温泉サンセットプラザ』というホテルがメイン施設になっており、その中にある物産展やレストラン、大浴場などを利用できるという形態なのです。
これに気がつかないと、「トイレしかないじゃん。がっかり……」となるので要注意。僕も、まさにそうでした。7階の展望ラウンジからは焼尻&天売島がきれいに見えるそうですよ。
バラ園に入ってみます。
完全に見ごろの時期を逃しているようで、さびしい雰囲気でした。おそらく3~4か月早ければ、バラが一面に咲いていて美しい光景を見れたのかな?
僕の世代でいえば、バラと聞くと漫画『幽☆遊☆白書』の蔵馬というキャラクターを思い浮かべてしまいます。いかがでしょう?
さらに進むと、そこには日本で唯一の海鳥専門施設『北海道海鳥センター』がありました。
ここを見学すれば、海鳥、とくにオロロン鳥のことがよくわかることでしょう。興味は大ありなのですが、じっくり見て回る時間がないのが本当に悔やまれる。
海鳥とは”沖合をふくむ海を生活の中心または一部として利用する鳥”のことです。
地球上には約10,000種の鳥類がいて、そのうち海鳥は約359種だけしか存在しない……と、センターHPに書かれていました。
陸地より海の面積が圧倒的に多い地球なのに、その海を利用する鳥は意外と少なんですね。そのようなことを学べるセンターには、いつの日か再訪したいものです。
相も変わらず国道232号・日本海オロロンラインをひた走ります。
天塩町にむけてペダルを回していこう。
ちなみに、飲食店に入っての昼休憩などはしていません。本当は訪れたところの名物などを食べた方がいいのでしょうが、そのあたりは道の駅の軽食でまかなっています。
僕の自転車旅は”走ること”が第一。食事は余裕があるときに全力で楽しむスタイルなのです。
4.5kmほど走ると、オロロン鳥の巨大モニュメントがありました!
草原の中にたたずみ、直立のままこちらを見つめてくる姿はインパクトがあります。
苫前町のヒグマとは違い、こちらのモニュメントは原寸大ではありません。実際のオロロン鳥は、体長約40cmのかわいらしい大きさ。
ちなみに、ペンギンに似ていますが飛ぶことができるのが特徴です。
アップでも撮影してみました。
『WELCOME サンセット王国 はぼろ』
サンセット、つまり日没。ここでも、夕暮れどきにはきれいな夕日が見られるのでしょう。
実はこのモニュメント、国道232号沿いの南と北に一か所ずつあって、南のものは見逃してしまったんですよね。
通りすぎて、写真を撮る気がなくなるくらい離れてから存在に気がつきました。
引き返そうかな?と迷い諦めたので、ここで見ることができてよかった。ありがとう!
星を浴びる?天体観測の初山別村
ひたすらに直進します。わかりやすい。
信号機がほとんどないので、自主的に立ち止まらないと休憩がとれません。
ありすぎるのもいやだけど、適度にあった方が体力のマネジメントにつながるのだろうか?……と思う今日このごろですが、やはりない方がいいですよね。
真夏の8月とはいえ北海道はやはり涼しい。気温は20℃台後半で、関東と比べて平均5~6℃くらい低いのかな?
しかし、日差しは強いため長時間のサイクリングでは注意が必要。ビシビシと肌を焼いている感覚があるので、日焼け止めは必須です。
地面には、くっきりとうつる僕の影。
普段、自分を撮影することはないので、たまにはこういう形で旅の思い出を残してみよう。
出発してから約5時間が経過して、時刻は13時をまわりました。
走行距離はもうすぐ78kmです。ぼちぼち走ってきたところで、新しい町……ではなく、今度は村にやってきました。
『初山別村(しょさんべつむら)』
カントリーサインに描かれているとおり、日本最北の天文台『しょさんべつ天文台』があることで有名。美しく、ロマンチックなデザインに見応えを感じます。
『「星を浴びる」という体験』
初山別村のHPに天文台も紹介されており、そこのキャッチコピーです。センスあるわ~。これは訪れてみたくなる。満天の星を浴びてみたくなる。
ひさしぶりに目に入った青い案内標識。
稚内市までは、残り113kmですね。
その下には『遠別(えんべつ)』というはじめて聞く地名。あと22km先になるのか。カントリーサインを見逃さないように注意しよう。
ひとつの街に必ずひとつはあるのだろうか?
そう思うくらい出現率の高い道の駅。なにはともあれ、進路上にあれば立ち寄ります。
『道の駅 ☆ロマン街道しょさんべつ』
名前の最初にある”☆”がポイントですね。さすが天体観測の村。
そして、エネルギー補給のためにソフトクリームを購入。今日は初です!
長~い!大ボリューム。牛乳感たっぷりの優しい甘み、濃厚で味わい深い。
しかし、いかんせん溶けるのが速い!気温が高いからなのか、僕が食べるのが遅いのか、ぽたぽたと滴るソフトクリームのしずく。
ベンチを汚してしまいそうになり、「これはまずい!」と、逃げ出すように敷地のすみっこに移動。手をベタベタにしながらも、なんとか完食しました。
真夏に食べるときは注意が必要ですね。しかし、とにかくおいしかった!
たまには、愛車『Bianchi OltreXR3』にも注目してみましょう。
サイクルラックの上で、ゆらゆらと風に吹かれています。
この4日間、起きている時間のほとんどをこの自転車の上で過ごしているので、すでに”一体化”しているといってもいいですね!
ここまで400km以上走っていますが、初日以降はパンクなどのマシントラブルもなく、まさに快適そのもの。とても優秀なロードバイク。最高の相棒です。
最後に、こちらをごらんください。
道の駅施設内にあった案内パネルです。
初山別村のゆるキャラ『しょさまる』の背景に写されている鳥居に注目。こちら、金毘羅神社の”海の中に建つ鳥居”と呼ばれているもの。
金毘羅神社、道の駅から徒歩5分くらいのところにあります。興味がある人は見逃さずにお立ち寄りくださいませ。
僕は、「すごーい!どこにあるんだろう?」と興味がわいたのにもかかわらず、ろくに調べないで出発してしまいました。なんたる失態!
細かいアップダウンを越えていけ
細かいアップダウンが続く区間。
とにかく走ります。
ロングライドや長距離を走る自転車旅”あるある”だと思うのですが、後半に進むにつれて写真を撮る枚数が激減する。ありません?
1日とおして同じような……いや、似たような景色を見ていると、感動に慣れてしまうといいますか。もちろん、体に蓄積された疲労も理由のひとつです。
そんなわけで、速足に感じるかもしれませんが道の駅から約10kmを走り、新たなカントリーサインを発見です。
青い案内標識に出ていた『遠別町(えんべつちょう)』は、初山別村との境界に流れるオタコシベツ川を越えたところからスタートです。
遠別町は”日本最北の米作地帯”で、良質なもち米が生産されています。また、味がよいメロンが栽培されていることでも有名で、それらがカントリーサインのデザインになっていました。
おー!牛が放牧されているぞ。
草を食べたり、寝転がったり、とても自由に過ごしているようにみえます。
この光景だけで、「なんとも北海道っぽいなー!」と喜んでしまう僕は単純ですか?
気がつけば、空は薄い雲に覆われていて灰色が大部分を占めています。
広大な大地を抜ける道路には、あまり車も走っていません。こうなると少し物悲しい。
遠別町の市街に入る直前に、ふたたび道の駅が見えてきました。
先ほどの休憩から1時間も経っていないので、必要ないといえば必要ないのですが、とりあえずさらりと回ることにします。
『道の駅 えんべつ富士見』
「ここから富士山なんて見えるのかな?」
そう思いましたが、どうやら海を渡った先にある利尻島の『利尻富士』が、晴れている日にはきれいに眺められるのが由来みたいですね。
残念ながら今日は見ることが難しそうだ。
隣接している『レストランとんがりかん』の造形が美しかったのでパシャリ。
上がって撮影すればよかったのですが、靴底に”クリート”と呼ばれる留め具のあるSPD-SLシューズに階段は天敵です。
横着させてもらいました。
名前のとおり、屋根の部分がとんがっていますね。愛嬌があっていい感じです。
道の駅から本日の目的地、天塩町の宿まで約20kmとなりました。4日目の旅もおわりが近づいているのを実感します。
市街に入り、すぐのところにある交差点には、右折矢印の先に国道232号のマーク、そして『稚内・天塩方面』という案内がありました。
当然のように看板に従い、走っていきます。
余談ですが、ブログを書くにあたり地図を見ていて、ひとつ発見がありました。
この交差点を右折して国道232号に進むのではなく、左折すると『天塩遠別ワンダーロード』という道に続いていたのです。
Googleマップのストリートビューで見てみると、すぐ左側に海があるきれいな海岸線。これは走ってみたい!そう思わせてくれる道だと感じました。
これから訪れる人は、参考にしてください!
5日目完走!たどり着いた天塩町
出発してから、もうすぐ8時間が経ちます。走行距離は120kmを超えました。
まだまだ走れる!という気持ちはあるものの、連日のライドがボディブローのように蓄積されており体が重い。疲れたというより、重い。
しかし、ペダルを回してさえいれば、必ず目的地に到達できるのが自転車のいいところ。
ついに、天塩町に入りました!
カントリーサインのデザインは3つ。北海道で2番目に長い天塩川、その川で捕れるシジミ、そして乳牛ですね。生の牛を見たばかりなので、妙になごみます。
ここまできたら、もう少し!残り約8kmを走り切り、国道232号を左にそれます。
時刻は16時20分。天塩町の宿『サンホテル』に無事到着しました!
いやー!けっこう疲れましたね。思わず座り込みます。
走行距離は約132kmでした。
計画では”128km”で全行程の最長距離と認識していましたが……あれ?ふたを開けてみると、2日目”長万部町→小樽市”の走行距離136kmにおよんでいないぞ。
想定より距離がのびるのはいつものことですが、なんだか、いろいろ勘違いをしていたようです。4日目の”最長距離”という称号は、はかなくもはく奪されました。
なにはともあれ、無事にたどり着けたことを喜びましょう!
増毛町からのルートは、細かいアップダウンこそあったものの、平坦基調な道が続いており、とても走りやすかったです。
カントリーサインを見つけて、道の駅に立ち寄り、先に進む……という楽しいサイクルが生まれていて、飽きることなく走る続けられたのもよかったポイント。
なにより、最終目的地である『稚内市』の文字が案内標識に出てきたので、終始テンションが上がっていました。
それと同時に、「もうすぐ北海道を縦断する旅もおわりか……」とさみしさを感じます。
いや!物思いにふける必要はありませんね。自転車旅そのものは、まだ3日間ありますし、折り返し地点を越えたにすぎない。
それに、明日は僕がもっとも走りたかった区間を訪れることができます。楽しんでいこう!
【本日のライドデータ】
走行距離 131.78km(トータル513.86km)
所要時間 8時間20分
走行時間 7時間1分(-1時間19分)
宿の中に入ると、とても気さくなおばさまがチェックインの手続きをしてくれました。
自転車旅をしていると、会話することがほとんどありません。だからこそ、たまに話せる機会があるといつも以上に”人のあたたかさ”を感じるのです。
宿では、ロードバイクでも使える空気入れが貸し出されていました。
初日のパンクはチューブ交換で対応しましたが、携帯用の空気入れでは、やはり空気圧に不安が残るというものです。
貴重な機会を逃す手はない!お借りして、さっそく使わせていただきます。
空気入れのヘッド部分をチューブバルブに押し込み、レバーを持ち上げてロック完了。両手でハンドルを持ち上げ、ポンプ運動……するのですが、抵抗が少なく、いっこうに空気が入りません。
それどころか、どんどん抜ける空気。
どうやら故障していたようですね。普段あまり使われていない貸し出し空気入れでは、ままある状況なので、「そっちパターンか……」と思うだけでさほど驚きはしません。
万全の態勢で明日を迎えようとしただけなのに、裏目に出てしまった。仕方ないので、サドルバッグから携帯空気入れを取り出して、地道に空気を入れます。
まぁ、目的地には着いているんだ。あせらず、ゆっくり対応していこう。
この宿のすばらしいところは、室内にサイクルラックがあること!
部屋自体はそこまで広くないためかなりの面積を圧迫しますが、愛車を外に駐輪しておくよりも圧倒的に安心です。
空気入れといい、サイクリストの寄り添った親切設計。身に染みます。
あまり使われていなかったのか、フックにかけた瞬間、サイクルラックが倒れそうになるというトラブルがあったのはご愛敬。
天井に突っ張る部分が伸びきっていなかったのが原因だったので、5分くらい格闘してバッチリ使えるように調整しました。快適です。
落ち着いたら、まずは身支度をはじめます。
着ていたサイクルウェアを脱ぎ捨てて、ファブリーズを吹きかけます。そして、ハンガーやひっかけられるところに干して完了。洗濯できない場合は、このようにしてしのぎます。
衛生的か?と問われれば難しいところですが、別に2日連続で同じ服を着ても死にはしないでしょう。どうせ走り出したら、汗やらなんやらで汚れますし気にしません!
そして、サイクルコンピューターやライト類、デジカメを充電器に接続します。
これを忘れると、翌日悲惨なことになりますからね!とくに旅の軌跡を記録するサイコンは、代用がきかない大切なもの。
しっかり電力を与えてあげましょう。
ラジオから流れる音楽と街散策
それが済んだら、夕ご飯の買い出しがてら天塩市街をうろうろ散策してみよう!
宿の前をとおる『山手裏通』という道を歩きます。2つ目の交差点に、赤レンガが目を引く美しい建物を発見しました。
『天塩川歴史資料館』
もともとは役場庁舎だった建物を資料館として再利用。やはり、町名にもなっている『天塩川』とは切っても切れない深い縁と歴史があるのでしょう。
交差点を左折し、北海道道484号・天塩港線で海をめざして歩いてみます。
自転車旅をしていると、「無事に目的地にたどり着けるかな?」という不安から、どうしても気持ちが急いてしまうところがあるんです。
そのため、こうして宿泊する土地をまったり歩くのは余計に好きだったりします。
静寂が広がる街中に、ひとつだけ音を出す機械がありました。
電柱かな?どこかに設置されたラジオ。そこからは、ラジオ独特のノイズに混じりながら、地方ローカルな放送が聞こえてきます。
この感じ、なんだかいいですね。
ここでパーソナリティの、「次に紹介するナンバーは……」というお決まりのフレーズとともに流れてきた曲に心を揺さぶられました。
『逃避計画 / 日向文(ひなたあや)』
優しく個性的な歌声、雰囲気のいい歌詞、小気味よいリズムが天塩町に、静かに響き渡ります。夕暮れどきの知らない町に、知らない人の知らない曲が偶然に耳に入ってくる。
すごくいい曲だ。なんだろう!これは、まさに……「エモい!」と呼ばれる状況では!?
旅先から持ち帰るのは、ほとんどの場合は写真と思い出だったのですが、今回はすてきな”音楽”までいただくことができました。偶然の出会いに感謝です。
時期なのか時間帯なのか、ほとんど車は走っていません。通行人も皆無です。
振り向きざまにパシャリと撮影。港町といった雰囲気がただよいます。
突きあたりは『天塩川河川公園』でした。
気持ちのいい眺め。
目の前にあるのは海ではなく天塩川。細い陸地の先に見えるのが、海ですね。
視線を左にむけた先が天塩川の河口です。
川の流れに逆らうように少し進むと、おもしろいものがありました。
親水広場、またの名を”シンボル広場”と呼ばれている場所です。
くぼんだコンクリートに満たされた水が、このあたりの地図になっています。奥にある大きな水場が日本海、手前の細い水路が天塩川をあらわしているようですね。
天塩川の河口はあそこか。行ってみよう!
自転車で走ったら何日もかかる距離を、シンボル広場なら数歩で移動できますね。
黒丸の中には『天塩』の文字。
左上に浮かぶ小島は利尻島。角度的に映っていませんが、その先には礼文島もありました。
そして、稚内市・宗谷岬もあります。まさかここにきて、最終目的地を意識させられるとは思わなかった!気持ちが上がりますね。
時刻は18時15分。十分に散策を楽しんだので、夕ご飯を買いに行きましょう。
近所に飲食店がないため、北海道を中心にチェーン展開されている『セイコーマート あかつき天塩店』まで歩きます。約1kmの旅。時間にすると15分くらいかな。
歩いている最中、お盆休みで家族が帰省しているのか、お庭でBBQを楽しんでいるご家庭をいくつも見かけました。笑い声が聞こえてきて、とてもいい雰囲気。
買い出しを済ませて宿に戻り、こちらは”ひとり宴会”の時間です。これはこれで楽しいもの。自転車旅の醍醐味ともいえますね。
さて、5日目となる明日が宗谷岬にたどり着く予定の日。
今から楽しみでなりません。無事にたどり着けるよう、今日はゆっくり眠ることにしよう!
北海道自転車旅もいよいよ佳境。次回に続く。
コメント
このブログを最近見つけて1本目の記事から一気にここまで読ませていただきました!
自転車愛が大きい方なんだ!とよくわかります笑
私も今年の3月サイクルベースあさひブランドのREUNIONというロードバイクを買い、
週に3回20キロほどを走るようにしています。
何度かロングライドへ行ったのですがヒルクライムや巡行があまり早くないんですよね。。。
ヒルクライムイベントなどイベントに多数参加していることに本当に尊敬します!
これからも定期的に読ませていただきます!
コメントありがとうございます!
そこそこ記事数があったと思いますが、読んでいただき感激です。モチベーションに繋がります!
今年がロードバイクデビューの年なんですね。おめでとうございます。週に3回20km、すごいと思います。自分は最近、自転車旅以外はサボり気味……。
ヒルクライムや巡航速度、僕だって速くないですよ!下の下です。自転車愛を持っていれば、マイペースで参加してもイベントは楽しいものですよ!
興味があれば、身近なものに参加してみてください。
ありがとうございます!今は北海道を振り返りながらいろいろ書いておりますが、ようやく2020年。まだまだネタはありますので、今後ともよろしくお願いします!