チバイチ走破に向けて!千葉県を一本の線でつなげに行こう(1日目)後編

渚の駅 たてやま 自転車ライド

出発前にパンクというトラブルはあったものの、順調に歩みを進めています。

交通量が多く、走りにくいという情報を耳にしていた房総半島の東京湾側エリアですが、ここまでの道のりはとても快適。

大きな道路が続いているので迷う心配はありませんし、なにより天気が最高です。

 

蘇我駅から富津岬まで約50kmを走ってきました。

本日の目的地である南房総市の宿までは、残り85kmといったところかな?まだまだ体力は十分にあるので余裕でしょう。

この調子で1日目の後半戦、楽しんで進んでいきますよ~!

 

~前回のライドはこちら~

チバイチ走破に向けて!千葉県を一本の線でつなげに行こう(1日目)前編
蘇我駅を出発して房総半島の東京湾側エリアを走ります。最初にめざすのは富津岬の『明治百年記念展望塔』です。工業地帯を進むので走りにくいと聞いていましたが案外そんなことはなく、快適なサイクリングを楽しみます。

 

stand.fmの音声配信のご案内

夜に音声配信アプリ『stand.fm』で旅の備忘録を兼ねて、ライブ配信をおこないました。

リアルな体験談を話していますので、ぜひご視聴ください。

 

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房総半島を南下せよ!中盤戦スタート

時刻は11時20分。チーバくんの”おへそ”あたりに位置する富津岬を出発します。

国道16号の終点、富津の信号機

富津の信号機。何気ない場所ですが、実はここが神奈川県横浜市を起点とする『国道16号』のおわりの場所なんですよね。

地元にも通っていて馴染みの深い国道16号の終点に立っている。そう考えると、なんともいえない高揚感に包まれます。今回の自転車旅でもお世話になりました!

 

とりあえず、道なりに走っていきます。島や半島を一周するようなライドは、基本的に海の近くを進んでいけば間違いないのでわかりやすい。

それでも迷うときは容赦なく迷いますが、それも自転車旅でしょう。

 

大きな道路が続いてます。走っているのは国道465号。

房総半島、国道465号

道路の左側にあるのは、内房線の線路ですね。

明日はこの電車を利用して帰る予定なので、目の前に広がる景色をしっかりと覚えておこう。実際に走った道を車窓から見るのも、なかなかいいものなんです。

 

サクサク進んでいましたが、赤信号でストップ。ふと横を見ると、偶然にも輪行する予定の駅がありました。

内房線・佐貫町駅

内房線の『佐貫町駅』です。

明日は、宿を出発して『鹿野山九十九谷展望公園』を経由し、最短距離にあるこの駅から電車に乗って蘇我駅まで帰ります。

素朴でいい雰囲気ですね。自転車を分解するスペースも十分にありますし、問題なさそう。

 

田んぼに挟まれた千葉県道256号・新舞子海岸線。

千葉県道256号・新舞子海岸線

のどかな風景でとても気持ちがいい。

空には雲が広がっていますが、雨予報はないので大丈夫。むしろ太陽を遮ってくれるのはありがたいですね。

 

ほんの少し上り坂があり、「住宅が増えてきたな?」なんて思っていると、視界に海が映りました。

千葉県道256号・新舞子海岸線から見る海

おお!富津岬でも眺めたばかりですが、サイクリングの最中に突然あらわれる海は、感じ方がまたひと味違って楽しい。いい刺激になります。

千葉県道256号・新舞子海岸線から見る海

青い海が広がっています。

道路の名前にもなっていますが、どうやら『新舞子海岸』というらしい。近隣には海水浴場もあるので、海開きのシーズンはさぞかし賑わうのでしょう。

 

平坦な道が続く千葉県一周ですが、このあたりはちょこちょことアップダウンがありました。

千葉県道256号・新舞子海岸線から見る海

勾配も距離も大したことない!

そう言い切りたいのに結構足にきています。自分としてはハイペースだった前半50kmの影響か?これは気合いを入れなおす必要がありそうですね。

 

気がつけば県道256号はおわり、国道127号・内房なぎさラインを走っていました。

その名の通り海岸線を往く道路なので、ここを進んでいけば間違いはない。あとは、もっと海に近づけそうな道があれば臨機応変に対応しよう。

千葉県一周、通称『チバイチ』に”正規のルート”があるのかわかりませんが、一周するのであればより外周を走りたくなるのがサイクリストというものです。

 

一心不乱に約20km走ったところで、興味深い看板を発見しました。

東京湾フェリーの案内看板

おかえりは渋滞知らず 東京湾フェリー

東京湾を一周するライド、通称『ワンイチ』では一部の区間でフェリーを利用して東京湾を渡る必要があると聞いていました。これがその東京湾フェリーなんですね。

ワンイチは約200kmですが、金谷港と久里浜港の間の40分間は優雅な船旅を楽しめるようです。なかなか楽しそう。

 

謎の押しボタン?明鐘隧道

青い空、青い海。絶好のサイクリング日和。

房総半島、国道127号をサイクリング

水平線のむこうに見えるのは、神奈川県の三浦半島ですね。以前、ブログを通じて知り合った方と一緒に走った思い出の地。

自転車半島宣言!聖地・神奈川県の三浦半島をサイクリング
サイクリングのお誘いをいただき、神奈川県の三浦半島をサイクリング。素敵なコースを提案していただき、きれいな景色に美味しい食事を堪能しました。単独で走ることが多いので、誰かと一緒に走るのは楽しいし勉強になるということを改めて感じました。

ほぼ一周しましたが、訪れていない場所もたくさんあります。また走りに行きたいなぁ。

 

進んでいると少し変わったトンネルに出会いました。

房総半島、国道127号の明鐘隧道

明鐘隧道(みょうがねずいどう)

トンネル内の歩行者と自転車に注意をうながす看板があり、サイクリストとしてはありがたいかぎりですが、一体なにが変わっているのか?

房総半島、国道127号の明鐘隧道

徒歩・自転車でトンネル内に入るときは下の赤いボタンを押して下さい

こんなトンネルはじめてです。

おそるおそる赤いボタンを押してみると…ん?なにか起きた?今度はもっと強めにポチリと押しましたが、変化は感じられません。

え、この状態でトンネル内に入っていいんだろうか?不安になりますが、確かに”押した”ので、僕がこれ以上できることはない。意を決して進みましょう。

 

距離自体は短かったので、あっという間に通過。

結局ボタンの効果はわかりませんでしたが、少しカーブしている構造になっていたので、その注意喚起のためのものかな?なんにせよ、ほどよく刺激的でよかった。

 

国道127号・内房なぎさラインは続きます。

国道127号・内房なぎさライン、鋸南町保田

進行方向の空は灰色の雲で覆われていますが、来た道を振り返ると青空が広がっています。雨さえ降らなければ、直射日光ガンガンよりも快適かな。

 

ここは鋸南町の保田というところ。今回は立ち寄りませんが、この近くにある『道の駅 保田小学校』はとても素敵な道の駅です。

その名の通り、廃校になった小学校校舎を再利用していて、校舎内を見学できたり、教室の中にある食堂でご飯が食べれたり、なかなかにおもしろい。地場の特産物もたくさん売っています。

サイクリングに疲れたら、ぜひとも立ち寄ることをおすすめします!童心にかえれますよ。今回はスルーして先を急ぎましょう。

 

そこから1kmくらい入ると『道の駅 きょなん』があらわれました。

道の駅 きょなん

鋸南町…って、なんて読むんだろう?あとで調べてみよう

そう思っていたところ、回答がむこうからやってきました。そうか、鋸南は”きょなん”と読むんですね。ひとつ利口になったぜ。

そんなわけで縁を感じ、ここで休むことにします。

 

観光案内所をウロウロしていると、道の駅スタンプがありました。おもむろにリュックサックの中から”トラベルノート”を取り出し、ペタンと押印。

なんとなく、スタンプがあると押したくなりません?僕はなります。そのため、ほんの少し荷物になりますが、自転車旅には必ず1冊のノートを持参しています。

トラベルノートを持とう!自転車旅を”記録”して楽しむ5つのポイント
トラベルノートとは、自転車旅やサイクリングをさらに楽しむための工夫です。ただ漠然と走るのではなく、旅の行程、走ってみた感想、観光スポットやフェリーで手に入れたチケット・スタンプなどを自分の財産としてノートにまとめてみませんか?

道中の出来事を記録したり、スタンプを押したり、施設や交通機関のチケットを貼り付けたり、用途はさまざま。旅の思い出を蓄積することができるので、おすすめのアイテムです。

 

暑い中を走っていると、無性に炭酸ジュースが飲みたくなるんですよね。

普段は甘い飲み物を避けているのですが、ロングライドをしていると、「カロリーも消費しているだろうし、エネルギー補給しておくか!」なんて言い訳しながら買ってしまいます。

 

炭酸パワーも体内に取り込んだ。ボトルに飲み水も補充した。トイレも行った。とても充実した休憩時間になりました。

それでは、自転車旅を再開していこう!

 

時刻は13時30分。出発から5時間半が経過して、ようやく南房総市に入りました。

国道127号・内房なぎさライン、勝岩トンネル

走行距離は約87kmと、もう少しで100kmを超えるところです。

このまま道なりに、チーバくんのつま先である館山市の『洲崎灯台(すのさきとうだい)』をめざしてひた走ります。

 

足のつりを乗り越えて!”渚の駅”たてやま

体力にはまだまだ余裕がある!

強がりではなく本心です。本心なんですが…体力はあり余っているのですが…いかんせん、足がつりそうだ。ふくらはぎに嫌な違和感を覚えます。

前半、無理しすぎたか?

平坦な道が続くとはいえ、目的地である宿まではまだまだ50kmくらいあります。洲崎灯台は、なんとなく”高いところ”にあると思うので、このダメージは深刻です。

 

どうする?どうする?

思案しながら走っていると、目の端にドラッグストアの看板を捉えます。その瞬間、閃き!天啓がおりてきた!

すぐさま『ドラッグセイムス 岩井店』に入ると、目的の商品棚まで一直線。そして、購入したのがこちらです。

クラシエの漢方 芍薬甘草湯

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

足のつりに効く漢方薬です。以前、足がつりそうになったら芍薬甘草湯を飲めばすぐに治る…という情報を聞いたことがあり、それを思い出したのです。

 

実体験に基づく情報だったので、ある程度は信用できるはず。

飲み慣れない顆粒剤、むせそうになるのに耐えながら水で一気に喉の奥まで流し込みます。これでよし。うん、効いた気がする。

ペダルを回してみると、先ほどよりも調子がいいようです。時間が経つにつれて、その変化は確信になり、気のせいではなく”違和感が消えた”という実感を得ることができました。

 

なにこれ、すごい。プラシーボ効果もあるんでしょうが、それでもこの回復はありがたい。

漢方薬の効き目には個人差や合う合わないがあるので、服用を考えている人は必ずパッケージに書いてある用法・用量はお守りください。

 

調子を取り戻し、スイスイと進んでいきます。

道127号・内房なぎさライン、館山市の看板

館山市に入ったー!

南房総市はアルファベットの”C”を左右反転させたような形をしており、口になっている部分に挟まれているのが館山市です。この説明でイメージできるだろうか。

 

きれいな海が目に飛び込んできます。そして、その海にも負けないくらい美しい街並みが見られるのが、この『鏡ヶ浦通り』でしょう。

館山市の鏡ヶ浦通り

ハワイにでもワープしちゃったか?

そんな風に、行ったこともないハワイを連想させてくれるほどにいい景色。ヤシの木が”南国感”をうまい具合に演出してくれてますね。

 

そして、館山駅西口の北条海岸沿いにめちゃくちゃオシャレな建物を発見。

北条海岸の多機能トイレ

これ、公衆トイレなんです。

屋根には風見鶏…じゃないな。よく見ると風見”クジラ”がついています。男性・女性をあらわすアイコンのデザインも洒落ていて秀逸ですよね。

素晴らしい。公衆トイレを写真に収めてブログに載せるのは、後にも先にもこれだけのような気がします。とても貴重なものが見られました。

 

さて、進んでいると道の駅を発見。どれ、立ち寄ってみるか。

渚の駅 たてやま

”渚の駅”たてやま

正確にいうと”道の駅”というカテゴリには含まれない施設なんだろうか?それはさておき、入ってみるとこの施設、めちゃくちゃ充実しています。

 

海の幸を食べられる食堂や、館山にまつわる展示物を楽しめる『渚の博物館』があり、見どころが満載です。

博物館内には『”渚の駅”たてやま』の名誉駅長である”さかなクン”のギャラリー&ショップもありました。興味深い世界ですが、じっくり見ているとあっという間に時間が過ぎていきそう。

 

本当に偶然ですが、マンホールカード配布場所でした。

館山市のマンホールカード

館山湾は波が穏やかで鏡のように美しいことから、別名”鏡ヶ浦”とも呼ばれています。

マリンスポーツや海水浴でも賑わい、湾に落ちる夕日はあたり一面をオレンジに染め上げ、その光景は見る者の心を鷲づかみすること間違いなし。

 

そんな館山湾をイメージしたデザインなんだそうです。

最近はアニメや漫画とタイアップしたマンホールもありますが、僕はこういうその土地のことが知れるデザインの方が好きですね。

 

十分に堪能しましたが、出発する前にエネルギー補給の定番、ソフトクリームを食すとしよう。

渚の駅たてやまのびわソフトクリーム

びわソフトクリーム

千葉県は全国で第2位のびわ産地。そのほとんどが、房総半島の南端にある館山市、南房総市、鋸南町あたりで栽培されています。

もうね、おいしいの一言。これはいくらでも食べられますよ。

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チーバくんのつま先、洲崎灯台を訪れる

渚の駅を出発し、10kmほど走ると目的地が見えてきました。

房総半島の洲崎灯台

小高い丘の上にあらわれた白亜の灯台『洲崎灯台』です。さっそくいってみましょう。

上り坂でしたが、距離も勾配もきつくないので余裕でクリア。たどり着いた先には、灯台登り口の案内看板が立っていました。

房総半島の洲崎灯台

ここから階段を使うわけですね。

 

自転車をブロック塀に立てかけて登ろうとしますが、白い木箱になにやら書かれているぞ。

P料金投入口 普通車・軽・BAIKU・自転車 1時間迄 ¥200

なぜバイクだけローマ字表記なのかが気になりますが、自転車もしっかり駐車場料金を支払う対象になっていました。200円、投入させていただきましょう。

 

階段は結構急で、SPD-SLシューズだとクリートが邪魔して余計につらい。しかし、登り切った先の景色は息をのむものでした。

房総半島の洲崎灯台からの景色

美しい海が一望できます。空に浮かぶ太陽が海面に反射して、キラキラと輝きを放つ様子は見ていて飽きのこない光景。

洲崎灯台と三浦半島の『剱埼灯台』を結んだ線が”東京湾の境界線”となっており、2つの灯台が東京湾へ出入りする船舶の目印になっているそうです。

 

ロープが張っていて灯台に近づくことはできませんでしたが、そこで”灯台巡り”を趣味にしている老夫婦と出会いました。灯台が好きで、いろいろと見て回っているそうです。

階段を下りていくと、ロードバイクに乗ったカップル?夫婦?が、今まさに登り口にたどり着いたという感じで駐車場の看板を見上げていました。

とくに声はかけませんでしたが、灯台巡りしかりサイクリングしかり、パートナーと趣味を共有できるのは素敵なことですよね。2組の男女を見ていたら、そんな風に思いました。

 

僕は孤高のサイクリストなので、最初から最後まで単独走。

千葉県道257号・房総フラワーライン

走るのは、県道257号・房総フラワーラインです。宿まで残り20kmとちょい。自転車旅1日目のおわりがようやく見えてきました。

 

しばらく進むと、メガネに粉末のようなものが付着しているのに気づきます。なんだこれ?と思う前に原因はすぐに解明されました。

南房総国指定公園、道路脇の砂

道路脇にうず高く積みあがった砂。これか!風で舞った微細な砂が、僕の大事なメガネを汚していたというわけです。

飛砂注意

飛んでくる砂にどう注意すれば?いや、違うな。今日みたいな風の弱い日でも砂が飛散しているくらいだ。強風のときは、それこそ”砂嵐”のようになるんじゃないだろうか。

飛砂による視界不良のための注意喚起かもしれない。

 

もう少しで走行距離120kmを突破するというところ。なんだか、急に消耗してきたぞ。

体がダルく、ペダルをまわす足が重い。びわソフトクリームのエネルギーが尽きたのか?いや、そもそもの話、走っている距離に対してカロリーが足りていないのでは?

 

よくわからんが、完全に力尽きる前に秘策を使おう。

過去に参加した富士ヒルでもらった補給ジェル!使いどころがわからず、長いこと押入れに閉まっていましたが今がそのとき!

うん、甘い。これでしばらくしたら全回復でしょう。単純な体と思考回路でよかったぜ。

 

青い案内看板に、宿のある地名『千倉』の文字が出てきました。

千葉県道257号・房総フラワーラインの青い案内看板

右折したあとは、ひたすら国道410号を走るべし。

時刻は16時35分。少しずつ日も傾いてきましたね。暗くなる前にはたどり着きたいところ。

国道410号沿い、根本海岸

それにしても、空と海がきれい。

今日の空模様は晴れたり曇ったりを繰り返していたけど、過ごしやすかったし、最終的には青空の下を走れているのでよかったです。

 

輝く太陽、関東最南端の地・野島崎

心なしか体力も戻りました。プラシーボ効果が人並み以上に効くのかもしれない。

泊まる宿をめざして一直線に進んでいると、もの凄い光景が目に飛び込んできました。

国道410号の夕暮れ

天使でも降臨するのか?

はじめての目の当たりにする超常現象になすすべなく立ちすくんでいましたが、よく見ると太陽光が雲の中を反射して爆発するように輝いているだけでした。

それにしても、美しい。もう少し太陽が落ちれば見られなくなる光。偶然の出会いに感謝です。

 

ほんの少し進むと、なにやら人型の像がありました。

白浜町の『若い海女の像』

逆光でシルエットしかわかりませんが『若い海女の像』というブロンズ像。

この白浜町は、素潜りで漁業をおこなう海女さんの文化が受け継がれていることでも有名みたいです。そのためブロンズ像も、あえて”若い”と付けられているのでしょう。

はからずも、また土地のことを知ることができました!道中にあるものって、決して無意味に置かれているわけではない…ということを改めて感じたところです。

 

野島崎灯台が見えてきたー!

房総半島、野島崎灯台

なんていうのは知ったかぶり。走っている最中は、「また灯台があるぞ」くらいの認識でした。

しかし、後日調べてみると太平洋に突出する岬『野島崎』は、房総半島、千葉県、ひいては関東の”最南端”なんだそうです。

岬は公園になっており、その中には『房総半島最南端の碑』が建てられています。

 

これは立ち寄りたかった!

僕にとって…いや、サイクリストにとって最南端や最北端などの”さいはて”というのは、やはり心がおどるもの。この地に足を踏み入れて、関東最南端の景色を見たかった。

後悔しても仕方ありません。次回の楽しみにとっておくことにします。

 

ちなみに、関東最東端の地はどこでしょう?正解は千葉県銚子市の『犬吠埼』です。

チバイチをロードバイクで挑戦!千葉県一周の自転車旅(2日目)前編
千葉県一周自転車旅の2日目。チーバ君の耳先にある銚子市から海岸線をひたすら走り、アキレス腱あたりに位置する南房総市をめざします。天気は快晴で気持ちがいい。犬吠埼灯台、屛風ヶ浦、刑部岬など景勝地を巡りながら房総半島を進んでいきます。

前回のチバイチで関東最東端にある『犬吠埼灯台』に立ち寄っています。千葉県をぐるりと一周走ると”関東の南と東のさいはて”を眺めることができるんですね。

 

夕暮れの海。視界の一面がパステルカラーのグラデーション。目に優しく癒されます。

国道410号の夕暮れ

水平線に浮かぶ雲がどんどん赤色に染まっていき、夜の訪れを感じます。

 

時刻は17時20分。ついに目的地である南房総市の宿にたどり着きました!

南房総市の宿、遊房

SeasideHouse 遊房(ASOBO)

ほとんどが平坦道だったとはいえ、なかなかに長い道のりでした。

 

ロードバイクを降りて、体をぐいぐいと動かしてみます。つりそうになった足も芍薬甘草湯のおかげなのか、その後の違和感はありませんでした。

ただ、両手で体重を支えすぎてしまっていたせいか、手のひらが痺れています。そして、今までのライドではあまりなかったのですが、ほんの少し腰が痛い。

 

しかし、大したことはないので明日への影響はなさそうです。ゆっくり休めば治るだろう。

とりあえず、宿の中に入りましょう。ひとり宴会と2日目に向けた準備に取りかかるぞ!

 

【本日のライドデータ】
走行距離 137.14km
所要時間 9時間23分

走行時間 8時間9分(-1時間14分)

 

夕ご飯を求めて買い出しライド

遊房はいわゆるゲストハウスと呼ばれる宿です。

共有のリビングやキッチン、二段ベッドが備え付けられている大部屋…いわゆる”ドミトリールーム”があります。

しかし、今回の僕は個室を予約しました。なので、利用感は普通の民宿とあまり変わりません。

 

チェックインを済ませ、自室にリュックサック、大型サドルバッグの中身をおろします。

さて、まずは夕ご飯をどうしよう?宿の人に聞いてみると、付近に飲食店はおろかコンビニすらないようです。

走っている最中に”夕ご飯スポット”を探していたのですが見つからず、「さっき見かけたスーパーが最後だった?」という不安が現実になってしまいました。

 

しかし、腹ペコのまま一夜は明かせないので、行くしかありません。

目的地は『ODOYA(おどや)白浜店』です。はじめて聞く名前ですが、調べてみると房総半島に約20店舗を展開しているスーパーマーケットでした。

ある意味では”ご当地もの”を楽しめるかもしれない。コンビニが近くになくて、逆によかった。

 

ODOYAは来た道を引き返し、野島崎の少し手前にあります。

夕暮れの国道410号をサイクリング

沈む夕日に向かってライド。

9月も下旬になると、18時でもこんなに薄暗くなるんですね。四季の移り変わりを肌で感じることができるのも、サイクリングの魅力のひとつ。

 

そんなことを感じながら、片道約5kmを走っていきます。

地味に距離があるのがつらいところですが、これもすべて夕ご飯にありつくため。それに、不要な荷物はすべて宿に置いてきたので体も自転車も軽い軽い。

快調に飛ばしていきますが、パンク修理道具も置いてきてしまったことに気がつき、「このタイミングでパンクしたら最悪だ…」なんて考えながら慎重に走りました。

 

そして、無事に到着!この買い出しの瞬間が好きなんですよね。

おにぎりや総菜、お酒をたくさん買い込んで、リュックサックに詰めこみます。かなり重たいですが、これからはじまる””にワクワクしながら宿までかっ飛ばします。

 

宿に着くと、まずは明日の準備をおこないます…といってもやることは単純明快。

今回は1泊2日だし、時期的にもそんなに汗はかかないだろうということで、着替えを用意していなかったんです。そのため、今日のライドで使ったウェアを翌日も着ます。

汚い?これも工夫の一環です!

 

ただし、そのままそっくり着るのはさすがに抵抗があるので、持参したミニボトルのファブリーズを、「これでもか!」というくらい吹きかける。

そして、ハンガーに干したり、広げたりして、十分に乾燥させます。これが明日への大切な準備が完了しました。

 

お風呂に入り、さっぱりしたところでひとり宴会スタート!至福のときが訪れる!

別にお酒がめちゃくちゃ好きなわけではないんです。普段は晩酌なんてしませんしね。でも、なんでだろう?自転車旅の夜は無性に飲みたくなります。

単純に喉が渇いているのか、住んでいるところを遠く離れた解放感からなのか、とにかくこれも自転車旅の楽しみ方なのです。

 

明日はいよいよ、千葉県一周を達成する日!そうなんですよ、実はまだ”一周”にはほんの少し距離を残しているんです。

ひとつの目標がなくなる寂しさはありますが、当然ですが楽しみが勝ります。チバイチのおわりにいったい自分はなにを想うのだろう?

そんなことを考えながら、1日目の夜は更けていきました。

 

【買い出しのライドデータ】
走行距離 10.54km(147.68km)
所要時間 0時間51分

走行時間 0時間44分(-0時間7分)

 

~次回のライドはこちら~

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