琵琶湖一周自転車旅の2日目です!
昨日は米原駅を出発して、湖北、湖西と走り大津市までやってきました。走った距離は約117km。琵琶湖一周は200kmなので、単純計算で残りちょうど半分程度でしょう。
2週目は周遊道路をひたすら走るのではなく、滋賀県で手に入るマンホールカードを集めながらロードバイクを走らせます。
いろいろなところに立ち寄って、その土地の文化に触れるのも旅の醍醐味。そんなわけで、元気よく走っていきましょう!
~前回のライド~
朝の湖南をサイクリング
朝は6時に起床。体に痛みはなく、気持のいい目覚めです。
すでに100km程度だったら、苦も無く走れるようになっているということだろうか?昨日のライド後半は結構バテバテになっていましたが、一夜明ければ都合の悪いことは忘れちゃいます。
いつもの自転車旅と比べると少し遅めですが、冬時期はあまり早く行動しても薄暗いですからね。安全のためにもきちんと日が昇ってから出発しましょう!
フロントの小さい小窓に鍵を置き、宿を出ます。自転車旅をしていると、朝が早いのでこのケースが非常に多い。宿の人に、「いってらっしゃい!」と見送られるのは非常に稀です。
宿の前には比叡山延暦寺へと続く下鴨大津線があるのですが、横断するだけでも一苦労。
道路が急カーブしているところに宿が立っているので、特に上り側の見通しがとても悪いのです。車が駆け下りてくるタイミングがわかりにくい!
朝なので交通量自体は少ないのですが、道がガラガラな朝だからこそスピードを出している車が多くて、油断すると跳ね飛ばされそう。
道路を横断した先で朝イチの撮影。写真は進行方向である下り坂ですが、なんとなくの雰囲気を感じていただければ幸いです。
時刻は7時。それでは、琵琶湖一周自転車旅の2日目!走りはじめましょう!
ロードバイクに乗ってしまえばこっちのものよ!スイスイと下り坂を駆けていると、琵琶湖と雲間から差し込む朝日を眺めることができました。
こうしてみると結構高いところまでやってきたんですね。
とりあえずは、あの琵琶湖をめざします。マンホールカードを集めながらといっても、ビワイチの延長線上の話。基本的には周遊道路を走っていきます。
そして、琵琶湖沿いを通っている滋賀県道558号・高島大津線に出る直前!悲劇は起きた…!
ひさしぶりの立ちゴケ。思いっきりやってしまいました。
横断歩道を渡るのに信号待ちをしているとき、誤ってビンディングが付いている右側に重心を移動させてしまい、そのままバタンです。
車も人も一切いないところだったので二次被害は免れ、怪我やマシントラブルがなかったのは不幸中の幸いですが、気を付けなければいけませんね!完全に油断していたぜ。
近くにコンビニがあったので、立ちゴケのショックを癒すためにも早々に休憩。再出発。
大津市は本州のほぼ中央に位置していて、昔から経済や交通の要として人が集まり栄えた町なんだそうです。確かに、高い建物もチラホラあってずいぶん都会ですね。
青い案内標識に”大津港”と書かれていたので、立ち寄ってみることにしました。
碇のオブジェがなんとも港っぽさを演出していますね。
大津港からは遊覧船で琵琶湖クルージングや船内レストランでの食事が楽しめたり、湖北に浮かんでいる竹生島への船も出港しているようです。
大津港を進むと、左手側に『琵琶湖ホテル』が現れます。
とてもきれいな巨大ホテルで、「僕が宿泊したところは1泊5,000円だったけど、ここはいくらなんだろう?」なんて考えてしまう。
琵琶湖ホテルがある交差点を通り過ぎて、10mくらい走ったところで異変に気づく。ブルーラインが途切れている!あれ?見落としたか?
なんて思って引き返すと、先ほどの交差点を左折して続いていました。
琵琶湖ホテルの脇を抜けて『なぎさ通り』という湖沿いの道を走ります。もう、ブルーラインがないと走れない体になっているぜ!
なぎさ通りの終点は、県道18号・大津湖岸線にぶつかり、近江大橋を眺めることができます。
まだ対岸には渡りません。先に進もうとしますが、遠目から見て道が途切れているいるように見えます。あれ?おかしいな?
近江湖岸なぎさ公園をしばらくウロウロ。それでもルートが見つからなかったので、もう少し先に進んでみると、行き止まりだと思っていたところに橋の下を抜ける道がありました。
早とちり。きちんと確認せにゃいかんですね。近江大橋を越えた先には、我らがブルーラインがお出迎えしてくれていたので一安心。
湖南は交通量が多く走りにくいと聞いていましたが、昨日のところ、琵琶湖大橋を越えた直後に比べたらだいぶマシ。時間帯も関係しているのでしょうが、楽しくサイクリングできてます。
なぎさ通りも走りやすくて気持のいい道でしたし、前情報だけで”湖南を走らない”という選択をするのはあまりにももったいないと感じました。
滋賀県のマンホールカードを集めよう!
近江大橋を越えて、約3.5km走った先にある交差点・唐橋西詰を左折して『瀬田唐橋』を渡っていきます。この橋の下にあるのは琵琶湖ではなく瀬田川。いつの間に…という感じですね。
瀬田唐橋は220mくらいの短い橋なんですが、近江八景のひとつ『瀬田の夕照』と呼ばれている夕日の名所として昔から知られているんだそうです。
僕がたどり着いたのは朝8時30分ごろだったので夕日とは縁のない時間帯でしたが、また機会を改めて訪れることを決意し、橋を渡りました。
渡り切った先の県道559号・夕照の道を北上していくと、さっきお目にかかった近江大橋が現れました。橋を越えた先の道路は『さざなみ街道』と名前を変えて、湖北まで導いてくれます。
しかし!この2日目は単純に周遊道路を進むのではなく、マンホールカードをゲットしながら走るのです!…ということで、さざなみ街道とはいったんお別れ。
畑に囲まれた田舎道を走っていると、次第に住宅や建物が増えてきて、賑やかになったところで草津駅に到着です。関東に住んでいる僕としては”草津”というと、群馬県の草津温泉を思い出す。
この周辺にマンホールカードがもらえる施設が2か所あるのはリサーチ済み。
いや、実は草津駅の中にある観光案内所でそのうち1枚がもらえると勘違いして訪れたのですが、受付の人が正しい所在地をていねいに教えてくれました。
地下道を通って駅に反対側に行き、商店街を抜けたところで1か所目が見えてきました。観光案内所・無料休憩所である『夢本陣』です。
無事にゲット!東海道と中山堂の分岐点に設置された道しるべを描いたカードデザインです。
2か所目である『草津宿街道交流館』は夢本陣から50mくらい離れたところにあったので、難なく2枚目のカードをいただくことができました。
浮世絵師・歌川広重の『東海道五拾三次之内草津』が描かれたマンホールカードです。
マンホールの実物は両方とも施設の前を通る”旧東海道”に設置されているので、カードをもらいがてら見ることができて楽チンでいいですね。
草津駅周辺での移動範囲は決して広くないのですが、迷ったり、行ったり来たりを繰り返してしまったため、結果として1時間くらい消費してしまった。
しかも、災難なことに新しく買ったグローブをまさかの紛失。11月下旬のこの時期に、手を守る防寒具を失くしたのは致命的では?今は大丈夫だけど、手がかじかんだらどうしよう。
さらに災難は続く!ここで気がついたのですが、ハンドルのエンドキャップがない!?しかも、両方ともなくなっているじゃないか!同時に外れて紛失するなんてありえる?
ものすごく気になりますが、なくなったものは仕方ない。この自転車旅から帰ったら新しいのを買おう。アーレンキーで締め上げて外れなくなるタイプのものを買おう!
気を取り直して次の目的地に向かおうとしますが、なんとなく運の流れが悪い。ポツリポツリと雨が降ってきました。
急いで建物の軒下に避難しましたが、雨脚は一気に強くなり、あっという間に豪雨。
通り雨っぽいので少し雨宿りしていれば止みそうですが、時間が惜しい。レインウェアを着込んで、雨の中を駆け出します。大丈夫!雨ライドは本州最北端の旅で嫌というほど経験した!
次の目的地も草津駅からさほど遠くない場所。
県道2号・大津能登川長浜線という大きな道路を進んでいき、明神高速道路の栗東ICの手前にある手原駅までやってきました。
この手原駅の中にある『栗東観光案内所』でマンホールカードを配布しています。
あ、カードが上下逆だった!逆立ちをして見てください。
栗東市のマンホールカードは、栗東ICを図案化したものの中に町の鳥であるメジロ、家庭で愛用されている庭木・貝塚伊吹、薬用植物であるキンセンカが配置されています。
もうね、これですよ!これ!その町のことが一目でわかるナイスなデザイン。僕はこういう王道タイプのマンホールカードが大好きですね。
観光案内所の中には町の特産品の他、馬の写真やキーホルダーなどのお土産が置いてあり、そこで栗東市が”馬のまち”と呼ばれていることを知りました。
必勝祈願も売られていましたので、競馬を嗜む人にはいいかもしれませんね!
栗東駅の前で買っておいたクリームパンを頬張り、エネルギー補給。とっくに雨は止んでいたのでレインウェアを脱ぎ捨てて、次なる目的地へ向かいましょう!
スイスイと走り、県道31号・栗東志那中線を走り、再び琵琶湖沿いのさざなみ街道をめざします。
青い案内標識に”さざなみ街道”と表記されているあたり、いかに利用頻度の高い重要な道路なのかがうかがえますね。
空は灰色の雲で覆われていますが、雨は…大丈夫かな?まったく雨男はツラいぜ。
琵琶湖サイクリストの聖地を訪れる
出発してから4時間30分が立ち、約45kmを走りました。草津駅、手原駅に立ち寄ったあと、無事にさざなみ街道まで戻ってくることができました。
次の目的地、マンホールカードに向けて、しばらく琵琶湖沿いを走っていくことになります。
ペダルを回しはじめて5分くらい経つと、左手には『滋賀県立琵琶湖博物館』がある烏丸半島、右手には『道の駅 草津』が現れました。
博物館、非常に興味があったのですが行くからにはじっくり見たい。自転車旅をしている今はその時間が確保できなかったので、残念ながら諦めます。道の駅で腹ごしらえでもするか。
たこ焼き!大好きなんですが、普段はあんまり買う機会がないのでここぞとばかりに購入。めちゃくちゃ美味しかった。
本当に”道の駅立ち寄り”は、自転車旅の醍醐味です。特産品や名物なんかが売っている屋台が立ち並んでおり、見ているだけでも楽しい。
滋賀県の真ん中にでん!と存在する琵琶湖、周遊道路の利用率は必然的に高くなり、それなりに車がかっ飛ばしていきます。
「ちょっと車が怖いなあ…」「少しゆっくり走りたいよ」
ご安心ください!ビワイチはそんな初心者サイクリストも優しくサポートしてくれます!
ビワイチのブルーラインは、多くのところで『低速コース』と『上級コース』の2種類が用意されているんですよね。
走るルートそのものが変わる場所もありますが、基本的には歩道と車道で棲み分けがされていて、自分に合った道を走ることができます。素晴らしく親切ですね!
走っていると、遠目からでもわかるくらい巨大な琵琶湖大橋が見えてきました。
1日目は橋の入口付近しか見れず、その全景を確認することができなかったのですが今日はこうして見れた。真ん中あたりが少し高くなっているんですね!
琵琶湖大橋を越えていき、再び北湖に戻ってきました。走りにくい!というネガティブな意見も多い南湖ですが、僕は好きでした。
確かに危ないところもありますが、その区間は想像以上に短かったのでそこさえ抜ければ、あとは快適なサイクリングが楽しめます!
さて、琵琶湖を走るにあたって必ず訪れたい場所がありました。
その割に、「琵琶湖沿いにあるなら見落とすこともないでしょう!」なんて吞気に構えていたスポットが唐突に現れました。
『琵琶湖サイクリストの聖地碑』
守山市の第二なぎさ公園にあり、足を高らかに上げた女性サイクリストの像が印象的なビワイチの記念碑です。聖地にに来たからにはこれを見ないとね!
記念撮影スポットなので、続々とサイクリストが集まってきます。僕もササっと撮影して早々に場所を明け渡すことにしました。
風が強く吹いているので波が高い。第二なぎさ公園から見る琵琶湖は、どう見ても海でした。
さざなみ街道を行く。嬉しいことに『自転車専用通路』が整備されていました!
こういうところは一生懸命ペダルを回して高スピードで巡航しよう。何事もメリハリです…なんて考えていたら、割とすぐに専用区間が終わってしまいました。
その代わりに現れたのが『しあわせの丘』という施設。
小高い丘を上った先には”しあわせの丘から眺める滋賀の山々”ということで、案内看板が立っていました。山を覆うように広がる雲のせいで見えませんが、晴天だったらきれいなんでしょうね。
相も変わらず、さざなみ街道を行く。するとここで、急に晴れた!
今まで空を覆っていた雲はかき消えて、頭上には青空が広がりました。
せっかく景観の美しい滋賀県を走っているのだから、晴れの中を走った方が気持ちいい。残りのビワイチもこの調子で頼みますよ、お天道さま!
ビワイチ・サブルートをヒルクライム
走れど走れど琵琶湖。似たような道を走ることになるのは、川沿いや湖畔沿いをサイクリングするときの宿命です。
そんな中で琵琶湖に浮かぶ影を発見。なんだろう?
おお!あれは、ウインドサーフィン?
風がいい感じに吹いているので、絶好の波乗り日和なんでしょう。風の捉え方という意味では、サイクリストとサーファーは相反する者なのかもしれない。
琵琶湖は湖水浴だけではなく、ウインドサーフィン、SUP、カヌーやカヤックといったような水辺のアクティビティが盛んなようですね。
しばらく走っていると、迂回を勧める案内看板が出現しました。
『自転車・歩行者は左へ』『未舗装のため自転車走行注意』
工事中なら仕方ない。左に曲がろうとすると、「本当に大丈夫?」と思わずにはいられないような道が続いて…って、道ある?
民家の庭先を通るような感覚に陥りますが、進みましょう。迂廻路とデカデカ書かれているんだから間違っているわけがない!
なにやら観光客らしき人たちがちらほら。
『藤ヶ崎龍神』
小さな神社ですが、龍を感じる最強パワースポットとして有名なんだそうです。
龍は雨を司る神さまなんですよね!
以前、あまりの雨男ぷりを悲観し、そのルーツを調べたことがありました。そこで”雨男・雨女は龍神さまに守られている”という情報を知り、それ以来、なんとなく頼らせてもらってます。
迂回してなかったら絶対にスルーしてた!偶然にも名所に立ち寄れたことに感謝し、「サイクリングのときは雨を降らせないでください」と、龍神さまにお参りをしました。
湖面がすぐそばにある細い道には、落石注意の案内看板。ふむ…。落ちてくる石はヘルメットでガードできるし、すでに落ちている石は華麗なハンドル捌きで回避できる。抜かりなし!
そんなこんなで、無事に正規ルートのさざなみ街道に戻ってくることができました。ちょっとした迂回のつもりでしたが、かなり刺激的な内容になりました。自転車旅っぽいね。
交差点・長命寺町にて、またまた冒険の予感を搔き立てる案内看板を発見。
見慣れた低速コース、上級コースの下に書かれている”サブルート”とはいったい?
サイクリングマップを確認してみると、このまま直進して街中を駆ける正規ルートに対して、より湖に近い道路を走るコースになるようです。
地図上に『カーブ、アップダウンが多いが、景色のいい区間』なんて記載されているのを見てしまったら、これはもう行くしかない。
兵庫県道25号・彦根近江八幡線を走ることにする。ゴーゴー!
ビワイチの特徴はそのほとんどが平坦な道で構成されているところ。大津市から約70km走ってきましたが、このサブルートが本日初の本格的な上り坂!楽しんでいこう。
そこまで勾配はキツくないので、景色を楽しみながら走ることができそうです。木々に囲まれた山道なので、周遊道路とはまた違った感覚を味わえますね。
道路の左側に大きな岩があり、看板には『亀石』と書かれていました。なるほど、亀に見えなくもない。進むと矢じりのような形をした『槍石』を発見。多少強引ですが、言いたいことはわかる。
三度、大きな岩が見えてきました。平べったい形をしているけどなんて名前だろう?
展望石!これはちょっとわからんなぁ!
走りながら、「自分だったらどんな名前を付けようか?」なんて考えていたんですが、妙案が思い浮かばず結局『展望岩』がベストだという結論に達しました。
走っていると『警笛ならせ』の道路標識がありました。
この瞬間のためだけに付けているベルを高らかに鳴らしましょう!オレはここにいるぞ!
時刻は14時になるところ。まったりしていて、マンホールカードに”配布時間”があるのを忘れていました!配布施設が開いている時間にしか、カードは受け取れないのです。
大丈夫だとは思いますが、少し先を急ごうかな?踏み込むペダルにグッと力を込めます。
サブルートを走り切り、無事にさざなみ街道に戻ってきました。
正規ルートの約6.5kmを30分かけて走ってきたので時間はかかりましたが、景観がよく、きれいな景色を眺めることができたので大満足です。
夕暮れの琵琶湖!ビワイチ完走
琵琶湖一周自転車旅もいよいよ佳境に入ってきました。
ゴール地点である『米原駅』まで約21km。さざなみ街道をひた走っていけばあっという間に到着するのでしょうが、せっかくの自転車旅。そうは問屋がおろしません。
愛知川を渡って彦根市に入ると、次なる目的地に向けて道路を横断していきます。
「なんじゃこりゃあ!」
ものすごいせり出した信号機の押しボタン。こんなのはじめて見ましたよ。押しやすくてありがたいんですが、なんとなく不気味です。
横断歩道を渡り、県道193号・新海上稲葉線を走ります。
ブルーラインから外れるのは抵抗がありますが、仕方ない。まごうことなき田舎道を走ります。
やってきたのがこちら!
『豊郷小学校旧校舎群』
滋賀県随一の名建築と呼ばれている建物です。昭和12年に建てられ、当時は『東洋一の小学校』といわれ、平成25年には国の登録有形文化財に登録されたそうです。
現在は、図書館や子育て支援センターなど町の複合施設として利用されています。
僕のお目当てはこちら。写真の建物の中に豊郷町観光案内所があり、そこで配布しています。
そこで聞いたのですが、この豊郷小学校旧校舎群は映画やアニメのロケ地としても、よく使われているそうですね。
とくに、人気アニメ『けいおん!』の舞台モデルになっているようで、割とそのままそっくり校舎内の様子が作中で使われているそうです。好きな人は校舎内を見学させてもらいましょう!
時刻は15時30分。少しずつ日が傾いてきました。
日が落ちて気温が下がる前に完走したい。グローブを紛失したことが悔やまれる!
最後の目的地は彦根城周辺なので、国道8号・中山道を走りながら、地図アプリを頼りにうまく抜けられそうな道を探します。
最短ルートを教えてくれる地図アプリは、時としてサイクリストには優しくない道もガンガン推奨してきます。勘弁しておくれ!
彦根駅を越えて、超有名観光スポット『彦根城』を横目で見ながら全力スルー!そうしてたどり着いたのが『ひこね食賓館四番町ダイニング』です。
ひこにゃんのマンホールカード!
彦根城も満足に見学せずに、マンホールが描かれたカードを追い求める自分はいったい…?と思わずには言われませんが、良しとしよう。
彦根梨を使った『ひこね梨ソフトクリーム』をいただきます。
さっぱりとした甘さが口の中に広がり、幸せな気分になります!ここまでのライドで消耗していた体が甘い物を求めている!一瞬で胃の中に消えていきました。
もう思い残すことはない!米原駅まで約10kmを走るのみ。
琵琶湖方面に走り、やってきたのは県道2号・さざなみ街道。やはり、ビワイチはこの道を走ることで締め括りたい!いくぞー!
スイスイ走っていくと、あっという間に思い出の場所に到着。
入江橋の交差点です。
ここは1日目にはじめて琵琶湖を眺めた場所ですが、時間帯がずいぶん違いますね。朝方の湖もきれいでしたが、はるか彼方の空が真っ赤に染まる夕暮れも美しい。
ラスト2kmを走り切り、時刻17時30分に米原駅まで戻ってきました!
2日間通しておこなった琵琶湖一周・ビワイチ、無事に完走できました!サイクリストの聖地を思う存分に堪能することができ、大満足でした。
しかし、まだまだ話をまとめるのは早い!僕の自転車旅はまだまだ終わりませんよ!
【本日のライドデータ】
走行距離 115.77km(トータル233.23km)
所要時間 10時間25分
走行時間 8時間36分(-1時間49分)
2日目のおわりに
琵琶湖一周自転車旅3日目の予定は、朝イチにマキノ町のメタセコイア並木道を走ること。これだけなので2日目の夜はとくに宿を取っていませんでした。車中泊です。
11月下旬の車内は冷えそうですが、防寒具をひとしきり持ってきたのでなんとかなるでしょう。とはいえ、なるべく車にいる時間を減らしたい。
そんなわけで、お風呂、夕ご飯、暇つぶしが一気にできるスーパー銭湯に向かいます。
国道8号・中山道を車で走ります。丸2日、ロードバイクに乗っていたあとの車は凶悪すぎる。アクセルひと踏みで40km?50km?モンスターマシンですよ。
そんなこんなで『極楽湯 彦根店』にたどり着きました。
速やかに入店。まずは体を清めにいきましょう。本当に心底思うのが、ロングライド後のお風呂は最高に格別だということ!これに尽きます。まさに極楽と言ったところでしょう。
そして、夕ご飯。スーパー銭湯の中のレストランでいただきます。コンビニ飯が続きがちな自転車旅でしたが、ここにきて美味しい食事にありつけました。うましうまし。
お風呂&夕ご飯で体勢も整い、存分にリフレッシュできました。さて、あとは適当な時間まで暇をつぶしていよう。ウロウロしていると、まさかの漫画コーナーを発見!
これなら無限に時間が潰せる!閉店が深夜1時だから、それまでずっと漫画読んでよ~っと!
なんて思っていましたが、飽きました。せっかく滋賀県まで来たのにスーパー銭湯で漫画を読みふけるってどうなのよ?もういいや!とにかく出発だ!
琵琶湖周辺をドライブしたり、夜景がきれいそうなところを訪れてみたりして時間を潰し、最終的に落ち着いたのは『道の駅 梅津海道あぢかまの里』です。
駐車場に車を止めると、体が疲れていたこともありすぐ寝れそう。朝イチでマキノ町に向かうことだけ考えて、ひさしぶりの車中泊を満喫しながら入眠しました。
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