費用はいくら?スポーツ自転車をはじめるのに必要なアイテム

必要なアイテム 役立ち情報・体験談

スポーツ自転車入門にあたり、気になるのはやはり”かかるお金”ですよね。

自転車を買えば、すぐにはじめられるのでは?

実はそうではありません。

最初から走るためのアイテムがすべて付いているシティサイクルとは違い、自転車以外にも必要なものがあるのです。

 

スポーツ自転車本体を購入するための”正確な予算”を見積もるために、まずは用意すべきアイテムと金額を紹介していきます。

①自転車以外に用意しなければいけないアイテムがある
②金額を明確にする
③それらを参考に予算を立てる

サイクリングを楽しむためのアイテムに”かかる金額”を把握して、「自転車本体にいくら出せるのか?」を明確にしたうえで、予算を立ててみましょう。

僕自身がクロスバイク、ロードバイクを購入した経験をもとにお話します。

 

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必須アイテム

必須アイテム

スポーツ自転車で道路を走るときに、用意しなければいけないアイテムです。

道路交通法で取り付けが義務化されていたり、快適で安全なサイクリングを楽しむために必要だったりと、どれも欠かすことのできない大切なものです。

警音器(ベル)/約700円
前照灯(フロントライト)/約3,200円
空気入れ(フロアポンプ)/約3,000円
ヘルメット/約9,200円
ペダル ※ロードバイクのみ/約5,400円
合計 16,100円
(ペダルを入れると21,500円)

 

警音器(ベル)

①約700円
②使用頻度は低いので安価なもので十分

ちりんちりんと警音を鳴らすベルです。

シティサイクルではおなじみですが、スポーツ自転車には付いていません。別売りのものを自分で購入する必要があります。

この『警音器(ベル)』は道路交通法、地方自治体条例により取り付けが”義務化”されています。

 

僕が愛用しているのは、キャットアイの『OH-2400』という真鍮製のベルです。

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金額は約700円と安価ですし、小さいので自転車に付けていても目立ちません。

 

また、KNOG(ノグ)の『Oi CLASSIC BELL』も人気があります。

違和感なくハンドルに取り付けられるスタイリッシュな形、他のベルとは一線を画す美しい音色が特徴。金額は約3,000円と少しお高くなっています。

 

①交通標識『警音鳴らせ』があるところで使用する
②歩行者に向けて鳴らしてはダメ

取り付けが義務化されている警音器(ベル)ですが、道路交通法第54条で交通標識『警音鳴らせ』があるところで使用するよう定められています。

 

青丸の中に雷のようなイラストが描かれている標識が『警音鳴らせ』です。

交通標識『警音鳴らせ』

目にする機会は少ないかもしれませんが、山間部など見通しの悪い場所に設置されています。

ここでは、自分の存在をアピールするために警音器を鳴らさなければ”違反”となってしまいます。遭遇したら、ここぞとばかりにベルの音を響かせましょう。

 

逆に、むやみやたらに警音器を使用したり、歩行者に向けて鳴らしてはいけません。これも、道路交通法第54条の”違反”となるので注意してください。

使用する場面や頻度は少ないですが、とにかく”付いていること”が大切です。

 

前照灯(フロントライト)

①約3,200円
②走る状況に合わせてルーメン(光量)が大きいものを選ぶ

前方を明るく照らすライトです。

道路交通法第52条で『夜間、道路を通行するときは、灯火をつけなければならない』と定められています。

 

街灯がある道路や光源の多い街中を走る場合は、キャットアイの『VOLT200』がおすすめです。

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商品名の”200”という数字は光の量である『ルーメン(lm)』をあらわしており、数値が大きくなるほど明るさが増します。

Amazonでは約3,200円で販売されています。

 

真っ暗な場所を走るときは、もっとルーメンの数値が大きい『VOLT800』がいいでしょう。

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金額は約12,000円。

かなりお高いですが、暗闇をはっきりと照らす光量があるため安心して走ることができます。

 

①必ず取り付けよう
②夜間は”点灯モード”を使う

当たり前ですが、明るいうちは”灯火”の必要はありません。そのため、昼間だけ走る場合はフロントライトが取り付けられていなくても、道路交通法上は問題ないのです。

しかし、走るつもりがなくても、トラブルに見舞われて”夜間走行”に突入してしまう可能性はあります。また、トンネルの中では”灯火”をつけなければなりません。

走る時間帯に関係なく、フロントライトの取り付けはほとんど必須といえます。

 

フロントライトは常に光続ける”点灯”と、チカチカ断続的に光を発する”点滅”の2パターンを切り替えることができます。

ただし、夜間やトンネル内では必ず”点灯モード”で使いましょう。点滅にしていると、道路交通法では”灯火”とみなされないので要注意。

 

空気入れ(フロアポンプ)

①約3,000円
②快適なサイクリングには必需品

タイヤの空気は、乗っていなくても少しずつ抜けていきます。

細いタイヤにたくさんの空気が入っているスポーツ自転車では、その影響が大きくあらわれます。

適切な空気圧を維持しなければ快適なサイクリングはできませんし、なにより”パンク”の危険性が高くなってしまうのです。

 

そのため『空気入れ(フロアポンプ)』は必須のアイテムになります。

僕はGORIX(ゴリックス)の『フロアポンプGX-33P』を愛用しています。金額は約3,000円と、フロアポンプの中では比較的安価なのが嬉しいところ。

 

その分、高圧な空気を入れるのに少しだけ力が必要になるので、ラクをしたい人はもうワンランク上のアイテムを購入してもいいかもしれません。

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TOPEAK(トピーク)の『ジョーブロー スポーツⅢ』です。GX-33Pよりも一回り大きいですが、空気を入れるのに必要な力は少なくてすみます。

金額は約5,600円なので、予算に合うものを買うといいでしょう。

 

①バルブは”仏式を使用する
②空気圧ゲージがあるものを選ぶ

空気を入れるところを”バルブ”といい、車種によって形状が違います。

シティサイクル(ママチャリ)は”英式”に、ミニベロは”米式”に、クロスバイクやロードバイクは”仏式”にそれぞれ対応しています。

そのため、「家にママチャリの空気入れがあるぞ!」となっても、使えないので要注意。

 

また、スポーツ自転車では空気圧の管理も重要なので、フロアポンプは”空気圧ゲージ”が付いたものをおすすめします。

タイヤには空気圧の最低値と最大値が設定されており、その範囲内で自分の走りやすい値を模索していきます。そのため、空気圧を可視化できるゲージは必須といえます。

 

 

ヘルメット

①約9,200円
②道路交通法により着用が努力義務

令和5年4月から道路交通法が改正され、自転車に乗るすべての人にヘルメットの着用が”努力義務化”されました。

それが理由ではありませんが、ヘルメットはかぶった方が絶対にいいです。

スポーツ自転車はとてもスピードが出る乗り物ですし、走行距離が長くなることも多いです。そうなると、どうしても交通事故にあう危険性もが高くなってしまいます。

 

僕が使っているのは、OGK KABUTO(オージーケーカブト)『REZZA-2』です。

金額は約9,200円です。

豊富なカラーバリエーションの中からマットブラックをチョイス。黒一色なので、目立たずさり気なく頭部を守れています。

 

着用義務化の流れを受けて、いろいろな種類が店頭に並ぶようになりました。

ヘルメットに見えないようなものまであり、自分の個性を引き出すためのアイテムとして選んでみても楽しいかもしれませんね。

 

①頭に合うサイズを正しくかぶる
②ヘルメットを着用しないリスクを知ろう

ヘルメットは頭に合う”サイズ感”がとても大切です。正しいサイズを正しくかぶることによって、最大限の安全性が確保されるのです。

初心者の方は、サイクルショップの店員さんに相談してみるといいでしょう。試着しながら選ぶことにより、最適なヘルメットが見つかるはずです。

 

自転車に乗っている最中に亡くなった人の致命傷部位、その約6割が”頭部”です。

ヘルメットを身につけることで、万が一の事故でも頭部への衝撃は大きく緩和され、致命傷を避けることができます。致死率はノーヘル時の”約半分”まで軽減されるという統計も出ています。

最初は抵抗があるかもしれませんが、スポーツ自転車を楽しんでいる人のほとんどは着用していますし、慣れてしまえば、「かぶっていないと不安……」と思うようになるでしょう。

 

ペダル ※ロードバイクのみ

①約5,400円
②ロードバイクには標準装備されていないため購入必須

サイクルショップに並んでいるロードバイクは、いわゆる”完成車”と呼ばれる販売形態です。

買ってすぐに走り出せそうな雰囲気ですが、大きな注意点があります。それは、完成車にはペダルが付属していない……ということ。

ロードバイクのペダルは”別売り”になっているのです。

 

ペダルにもいろいろと種類はありますが、大きく『フラット』と『ビンディング』に分類することができます。

フラットペダル

踏み込む面が平ら(フラット)になっている一般的なペダル。

スポーツ自転車のものは面がギザギザしていたり、滑り止めが付いているので、靴底でしっかりとペダルをキャッチし、踏み外しを防止してくれるようになっています。

 

自転車部品などを製造・販売している有名メーカー、シマノの『PD-EF202』です。

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金額は約5,400円。

お高く感じるかもしれませんが、サイクリングの中で何百・何千と回転するペダルの良し悪しは、快適性や疲労にも影響を与える重要なところ。

早々に壊れるものでもないので、ある程度いいものを長く使う方が経済的でしょう。

 

ビンディングペダル

踏み込む面と専用シューズを、靴底の”クリート”と呼ばれる部位を通じて接続・固定することができるペダル。

足とペダルが固定されるため雨の日やガタガタ道でも踏み外す心配がなく、安心してペダリングができます。また、ペダルの回転を効率よく推進力に変えてくれるというメリットもあります。

 

僕が使っているのは、シマノの『PD-R9100』です。

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約25,000円とかなり高額。

ビンディングペダルは自転車レースなどの競技向けのため、どうしても値が張ります。さらには”専用シューズ”も用意しなければいけないので、導入のハードルは高めです。

 

 

最初は『フラットペダル』がおすすめ

スポーツ自転車に慣れていない初心者の方は、なじみのある『フラットペダル』がおすすめ。

ビンディングペダルでは停止時に”クリート”をはずし忘れてしまい、地面に足をつけることができず、乗車姿勢のまま横転してしまう『立ちゴケ』というトラブルがあります。

 

体の怪我や自転車の故障にもつながるので、使いこなすにはそれなりの経験が必要なのです。

まずはフラットペダルでロードバイクに慣れたうえで、自転車競技やサイクルイベントに参加したかったり、ヒルクライムやロングライドに挑戦する場合に検討すればいいと思います。

 

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重要度の高いアイテム

重要度の高いアイテム

必須ではありませんが、それに近い重要度を持ったアイテムです。

快適なサイクリングを楽しむため、体や愛車をトラブルから守るためのものなので、できれば自転車購入と同時に用意しておいた方がいいでしょう。

グローブ/約2,000円
尾灯(テールライト)/約1,700円
/約1,400円
合計 5,100円

 

グローブ

①約2,000円
②快適性&安全性アップ

グローブは、サイクリングの快適性と安全性を高めるためのアイテムです。

僕はwellcls(ウェルクルズ)の『WL-BB051』というフルフィンガーグローブを使ってます。

金額は約2,000円。ピンキリですが、安いものはこのくらいで入手可能です。

 

走っていると、当然ですが汗をかくこともあります。

ハンドルを握る手が、ブレーキレバーを引く指が汗で滑るのはとても危険。グローブはそんな汗の滑りを防止し、グリップ力を高めてくれます。

冬は防寒具にもなりますし、クッション性を有しているタイプなら手のひらにかかる負担を軽減してくれる効果も期待できる優れもの。

 

また、転倒するような事故が起きたとき、人はとっさに手を突き出して身を守ろうとします。

常時ハンドルに触れ続ける手のひらを傷つけてしまうと、ハンドリングに悪影響が出てしまい、さらなるトラブルにつながる恐れがあります。

体の不調や怪我のリスクを防止・回避するためにも、グローブの着用をおすすめします。

 

自分の手にあったサイズ・種類を選ぶ

身につけるものなので、フィット感は重要です。

小さくても大きくても、快適性&安全性は高まることはなく、むしろ不快に感じてサイクリングに集中できなくなってしまいます。

そうならないように、サイクルショップで試着しながら自分に合ったものを選んでみましょう。

 

僕は指をすべて覆うフルフィンガーが好みですが、指先が露出している『指ぬきグローブ』や、親指・人差し指・中指の3本だけ出ている『3本指グローブ』もあります。

安全性だけでいえばフルフィンガーがおすすめですが、季節や気候、好き嫌い、自分のライドスタイルに合わせて、より適したものを探してみてください。

 

尾灯(テールライト)

①約1,700円
②反射板よりも視認効果が高い

後方からの”視認性”を高めるためのライト。

夜間の道路、トンネル内、濃霧の中など、50m先まで明瞭に見通せない暗い場所を走るときは、反射板または『尾灯(テールライト)』を取り付けなければなりません。

受けた光をキラキラと反射させる反射板は自転車に最初から付いていることが多いですが、夜間を走行するときにより安全なのは、自ら光を発するテールライトです。

 

僕は、キャットアイの『オムニ5』という乾電池式のテールライトを愛用しています。

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金額は約1,500円。

点灯と点滅の2パターンを切り替えることができます。付属のクリップにより、サドルバッグのクリップホルダーに引っかけて使える点が気に入っています。

 

ロードバイクでは、キャットアイの『RAPID X』を主に使っています。

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約3,400円と少し高価ですが、縦長スリムなデザインがフレームになじむんですよね。

 

尾灯として使えるのは”点灯モード”のみ

注意点は、尾灯とみなされるのは”点灯モード”で使用しているときのみだということ。

前述したように『夜間の道路、トンネル内、濃霧の中など、50m先まで明瞭に見通せない暗い場所』を走る場合は、テールライトをチカチカさせず、必ず”点灯”させましょう。

 

より視認性を高めるために”点滅”させて走りたいときは、反射板もしくは点灯させたテールライトを一緒に取り付ける必要があります。

自転車旅をしているとトンネルに遭遇することも多いですし、走っている最中に夜を迎えることもあります。

そのようなときに備えて、点滅用と点灯用の計2個を取り付けるようにしています。

 

①約1,400円
②盗難対策として必須

高価なスポーツ自転車には、どうしても”盗難のリスク”がつきまといます。

とくにロードバイクはフレームだけでもウン十万円しますし、高グレードの駆動系パーツ、軽量なホイールなどを付けている場合も多く、狙われる可能性が高いのです。

 

サイクリング先での盗難対策として重要なのが『』です。

紹介するのはAmazonベストセラーになっているSportneerというメーカーの『5桁ダイヤル式チェーンロック』です。金額は約1,400円。

まったく同じものではありませんが、僕が最初に購入したのも頑丈なチェーンロックでした。

 

その後、もう少し軽量なものを求めてknog(ノグ)の『PARTY COIL』を新たに購入。

軽いので取り回しが便利ですし、ハンドル回りに巻き付けておいても邪魔になりません。

 

①自分のスタイルに合った鍵を選ぶ
②鍵を過信しない

鍵にもケーブルロック、チェーンロック、U字ロックなど、さまざまな形状のものがあります。

頑丈で壊されにくく、容易に切断できない方が盗まれにくくなります。しかし、頑丈になればなるほど鍵自体が大きく重くなってしまうのがもどかしいところ。

 

せっかく軽量なスポーツ自転車に乗っているのに、鍵で重要を増やすのは損した気分です。

そこで、サイクリングを楽しむスタイル、具体的には”自転車から目を離す時間”に応じて、快適性を維持したまま盗難を防止できる鍵をチョイスするといいでしょう。

目を離すのがトイレ休憩の数分くらいでしたらそこまでの頑丈性を求めなくてもいいですし、ガッツリ観光する場合は重くても堅牢な守りを誇る鍵の方が安心できます。

 

しかし、鍵を過信しすぎてはいけません。

プロの手にかかればどんなにすごい鍵を用意していても、難なく突破されてしまいます。

盗難の最低限の対策として鍵は必須ですが、それでも”完璧に安全”というわけにはいきません。鍵に加えて、駐車する場所や方法を工夫することが最大の盗難防止になるのです。

 

余裕があれば用意したいアイテム

余裕があればのアイテム

前述した『必須アイテム』『重要度の高いアイテム』よりも、緊急性はありませんが、余裕があったら用意したいものを紹介します。

サイクリングをより快適に楽しくするためのアイテムです。

ボトルケージ/約1,800円
サイクルコンピューター/約4,400円
サドルバッグ/約3,200円
合計 9,500円

 

ボトルケージ

①約1,800円
②小まめな水分補給につながるアイテム

ボトルケージとは、自転車のフレームに取り付ける”ドリンクホルダー”です。

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TOPEAK(トピーク)の『モジュラーケージ2』は、Amazonで約1,800円の人気商品です。

 

ドリンクが手に届くところに収納できれば、信号待ちなどの短い時間でもサッと飲むことができるのでとても便利です。

とくに大量の汗をかく真夏は、小まめに水分を摂ることで熱中症や脱水症の予防にもなります。

水分補給を”手間”に感じるとそれも難しいため、ボトルケージは万全の体調で走るための一役を担うアイテムといえます。

 

専用ボトルはなくても大丈夫

ボトルケージには”専用ボトル”と”ペットボトル”を収めることができますが、自転車競技やサイクルイベントに参加する場合を除き、専用ボトルはなくても大丈夫です。

専用ボトルのメリットは、飲み口の特殊な作りにより”走りながらでも水分補給ができる”という点なのですが、個人的には危険なのでおすすめしません。

 

喉が渇いたら、立ち止まってペットボトルのふたを開け、ぐいぐいと飲めばいいのです。

その方が安全ですし、足を休めて周囲をゆっくり見渡すきっかけにもなります。結果として、より長い距離を楽しみながら走れることになるでしょう。

 

サイクルコンピューター

①約4,400円
②走行距離や速度が見えると楽しい

サイクルコンピューター、通称『サイコン』と呼ばれる小型の機械です。

自転車に取り付けることで、走行時間・走行距離・積算距離・最高速度・平均速度など、いろいろなデータが表示・蓄積されるようになります。

 

僕自身もクロスバイクに乗りはじめてすぐ、キャットアイの『VELO WIRELESS+』を導入。

入門モデルのため、金額は約4,400円と比較的安価。前述したデータがひと目でわかるようになる優れものです。

 

サイコンの有り無しで、サイクリングの充実度は各段に変わります。

今日はどのくらいの距離を走ったのか?漠然とした感覚ではなく”数字”として見ることができると、「次はもっと長い距離を進んでみよう!」とモチベーションにもなります。

また、速度が可視化されることにより、平均速度を高めるための意識、必要以上に速度を出していないかの確認、体調管理の目安にもなり”自身の成長”につながりやすいのです。

 

最高位モデルのサイコンはすごい

最高位モデルのサイコンは、さらに多くの情報をディスプレイに映すことができます。

僕が所持しているものはだいぶ型落ちになってしまいましたが、ガーミンの『Edge 520J』というものです。確か7万円くらいしました。

基本的なデータの他に、GPS機能、地図、道路の傾斜をあらわす斜度、1分間のペダルの回転数をあらわすケイデンスなどが測定され、自転車競技に適した本格的な機能を有しています。

 

自転車旅をする僕が重宝しているのは、やはり”GPS機能”でしょう。

データをパソコンに取り込むことで、走ったルートを地図上に表示することができます。見返してみると、「こんなところを走っていたのか」と想いにふけることもでき、楽しいです。

 

余談ですが、同機種の最新モデルは『Edge 540』というらしい。

ソーラー充電にも対応しているようで、その進化に驚くばかり。

金額は約70,000円。手の出しにくい価格帯ですが、それに見合った性能はありそうです。

 

サドルバッグ

①約3,200円
②必需品をまとめて収納できる

長距離を走るようになると心配になるのが、タイヤのパンクです。修理道具一式を持参すれば安心ですが、そこそこの荷物になるのもまた事実。

なるべくリュックサックは背負いたくない。そこで登場するのが『サドルバッグ』です。

 

TOPEAK(トピーク)の『Aero Wedge Pack Mサイズ』は人気のある王道サドルバッグ。

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金額は約3,200円。マイクロ、S、M、Lの4サイズが展開されていますが、パンク修理道具を入れるくらいなら”M”の収納力で十分です。

それ以外にも、小さめの鍵や小銭なんかを入れることができるので、身軽にサイクリングしたい人にはおすすめの一品。

 

 

①アクセスはよくない
②用途によって大きさを変える

腰をおろす”サドル”に取り付けるため、バッグへのアクセスはよくありません。そのため、頻繁に使うものを入れると取り出すのが面倒になってしまいます。

あまり使用しないけど持参したいもの……を入れるのが効率的です。

 

紹介したサドルバッグの収納力は、あくまで近距離サイクリングに用いる最低限の道具が入る程度となっています。

宿泊を伴う自転車旅などでは不十分ですし、もっと大型のサドルバッグが適しているでしょう。

持参したい荷物の量によって、大小のサドルバッグを使い分けることで快適な自転車ライフを満喫できると思います。

 

 

おわりに

おわりに

①必須アイテム/合計16,100円
②必須+重要度の高いアイテム/合計21,200円
③全アイテム/合計30,700円

 

紹介した『必須アイテム』の合計金額は”16,100円”でした。

サイクリングをはじめるにあたり、自転車本体に加えて、大体このくらいの金額がかかることを頭に入れておきましょう。

そうすれば心構えもできますし、予算を大幅に超過することもなくなります。

 

できれば『重要度の高いアイテム』は、早いうちにそろえた方が安心・安全です。

必須アイテムと合わせて”21,200円”なので、この金額を目安に予算を立てれば、スポーツ自転車を楽しむための最低限のものが用意できると思います。

 

こうしてみると、はじめるだけでも結構なお金がかかりますね。

しかし、どのアイテムも早々に壊れるものではありません。購入してしまえば、基本的には長く使えるものばかりです。

ここはひとつ”初期投資”だと思って、腹をくくり、割り切るのも大切でしょう。

 

どうしても予算が捻出できなければ、無理して一気に買いそろえなくても大丈夫。自分のライドスタイルと相談しながら”必要なアイテム”を見極めていきましょう。

例えば、「反射板は付いているし昼間しか走らない!」のであれば『尾灯(テールライト)』は不要ですし、「寄り道せずに帰ってくる!」のであれば『』がなくても困りません。

次第に広がっていく自転車の楽しみ方、乗り方にあわせて、少しずつ必要になったアイテムを用意していくのもアリですね。

 

紹介させていただいたアイテムはほんの一例で、もっと安価なものもあります。

しかし、初心者だった僕が自転車を購入するときにサイクルショップの店員さんに相談したり、調べながら集めたアイテムなので、金額と品質のバランスは悪くないと思います。

実際に使っていて不便はありませんし、現役バリバリで活躍してくれています。

 

はじめてしまえば”維持費用”はほとんどかからない、コストパフォーマンスのよい趣味です。

予算内で楽しめるよう必要なアイテムと金額を把握したうえで、スポーツ自転車本体を選んでみてください!

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